山陰無目的鳥見〜ゆったりした1日〜 14.11/24
この日はなんとも発作的な山陰鳥見旅となりました。
なにがいるという事前情報もさっぱりなかったのですが、そろそろいい時期なので
なんかいるんじゃないか、という期待と、あとは前日のポイントから
予想以上に近くて移動が楽だったからというそれだけの理由で(笑
で、やっぱり事前に噂がトンでこなかっただけあって、予想外の大物に色めきたつという
事態はなかったし、もしかしたらと期待してたあたりも今年はまだ到着してなかったり
という展開だったのですが、昨日に続いての夏を思い出すような日差しの中で、
ぬくぬくのんびりととり探しをして、妙にゆったり満ち足りた展開の1日となったのでした♪
<1>島根県各所 |
さて、いつもどおり薄暗いうちからウロウロしていくと、いきなり葦原の中に
サンカノゴイがご登場したので大興奮。しかもかなり近かったし。
でも、結局葦原の裏側をチョロチョロしただけでよく見えないままに終幕…
水田地帯では、えらく至近距離にタゲリもご登場してくれました。
これ、いずれもPowershotですから、そんくらの距離。愛想いいと嬉しいねぇ。
なぜかカラスに嫌がらせされまくっているノスリ(左)にも遭遇しました。
んで、水田地帯をウロウロすると、マガンの大群(右)を発見。けっこう大きな群れだナァ。
気合を入れてじっくりと見て行きますがこれが徹底的にマガンONLY。
なんか面白いものいるんじゃないかと思ってましたが、ヒシクイすら混じりません。トホホ。
そうこうすうるうちに、いきなりバサッと飛び立ってなかなか雄大な雰囲気に。
カメラ構えていなかったので、飛びまくったた後からになったのが残念ですが(^^;
あたりをうろうろすると、ホトケノザ(左)も大満開。最近気付きましたが、
ホトケノザが咲いてるナァと気付くということは、晩秋になったということなんですね(笑
枝ごしでしたが、なぜかこれまたえらく至近距離のモズ(右)も発見☆
うろうろしていると、なんかマガモの大きな群れ(左)が間近を横切ったのでとりあえず激写。
うん、これじゃしょうがないという構図にしかなってませんナァ…
コハクチョウ(右)も飛んできたんですが、これもダメダメな感じ。飛びモノ難しい。
さらに探索範囲を広げると、コハクチョウの群れを発見。
ガァガァ喧嘩?してるトコ(左)や、親子ショット(右)などバシバシと撮影。
すると、いきなりふわりと降りてきたのは…あれ、ナベヅルじゃん。
まぁ、ここは毎冬ツルの1〜2羽はいるんで、仰天ってほどじゃないですけど。
せっかくなので、近いあたりのコハクチョウの幼鳥(左)やら成鳥(右)やらを
Powershotでバシバシと撮影。当然ですがこちらのほうが撮りやすくて楽しい♪
すらりとしたポーズ(左)を撮ってみたりして遊んでいると、ワタシも混ぜてと
ばかりナベヅル(右)も至近距離にやってきたのはちょっと笑いました。
さらにマガンの群れを見つけて、次々と合流する個体(左)も何枚か撮影。
せっかくなので、若そうな個体も中心にアップ(右)で撮ってみたりとか。
んで、これ以上は面白い展開もなさそうだし諦めて移動するか、というところでふいに
視界に怪しい影が。おっと、これはなんとカリガネじゃぁないですか!
今年は1羽しかいないという噂だったのに、こりゃかなり運がいいなァ。
でも、この頃にはかなり陽炎もうもうで粘ったけどいい雰囲気には撮れず。
移動しようとすると急に雲が出たのですが、そんななかでもコハクチョウ(左)を発見。
よく見ていると、コハクチョウとアメリカコハクチョウの中間みたいな個体(右)もいました。
さて、場所を変えてウロウロすると、道端に何箇所かジシバリ(左)を発見。
ふわりとアキアカネ(右)も登場してくれたりします。
なにげなくひっくり返した板切れの下からトゲサシガメがご登場。すごい棘々しい♪
なんともパンク風味ですが、ムダに派手な造形でカッコいいですよね。
場所を変えると、羽ばたき中のコハクチョウ(左)がいたり、
はるか遠くにノスリ(右)がのんびりたたずんでいたりします。
おおっと思うほど見事だったのは、大満開だったヤツデ(左)。
花のアップ(右)を撮ると、うそ臭い造形ですよね。面白いよなぁ。
さて、ついでなのでトンボ探しもして見ますが、アキアカネ(左)やら、
マユタテアカネ(右)がいた程度。まぁ、飛来モノには遅いわなぁ。
真っ赤に色づいたフユイチゴ(左)を愛でていると、ふわりとホタルトビケラ(右)
もご登場。そういえば、こんな遅い時期までいるんだっけ。
最後に、コハクチョウの素敵なシンクロナイズドスイミング(左)と、
泥の滴る素敵な風情(右)を撮って、この発作的3日間の〆としたのでした。
というわけで、なんやかんやとのんびり楽しめた1日でした。
これといった大物がでたわけではないですが、ちょこっとサンカノゴイや
偶然のカリガネ、とか嬉しい成果もありましたし、もう充分かな。
なにより、なんちゅうかあくせくせずにのんびり鳥見して、ちょいと
諸事情でここんとこヘコみ気味だった気分が回復したような。
やはりこの場所はなにかしら面白いものがいるから
毎年足を運ばなきゃァなりませんよね。
たぶん冬の深まりとともに、今年も何かしら面白いものが
見つかりそうな気もしますし、いまだかつて一度もヒットしてない
赤い小鳥もなんとか見つけたいものだし、
今年はなんか運がよければ白い小鳥再びなんて流れにもならないか、
とか、いろいろ妄想中。ま、夢は多い方が楽しいってモンでしょ♪