強風の南薩で〜赤紫に感涙す〜 14.9/28

この日は、またぞろ発作的な遠出をしてまいりました。
展開はちょっとややこしいんですが、先週憧れのジョウロウホトトギスを見たので
他の黄色系ホトトギス類も見たい、ということで宮崎旅を計画。
そうなると、今年夏に空振りしたTPNの2化目なんて妄想レベルのことも
狙ってみたいなぁ、などなどとイロイロと意気込んでいたのですが
出発前夜になって、参考までにと某氏のブログを拝見すると
そこに只ならぬ記述を発見!コレは行かねば!
ということで、ちょいと旅程を変更して特攻してきたわけですが、
いつの間にか巨大化していた台風のおかげで現地はかなりの強風状態。
それでも本命もまさかのオマケもGETの楽しい展開となったのでした☆

<1>薩摩半島各所

  
というわけで、半徹夜で特攻してきた丘では、さっそくあちこちに
大量のヒノキバヤドリギがあってビックリ。こいつは九州だと全然珍しくないのね。

  
ふと頭上をみあげると、サシバ(左)が数羽渡っていってビックリ。
あとで現地でお逢いした方によると、ここはアカハラダカも通るんだそうで。
んで、肝心の蝶はというと、散々歩いてツマグロヒョウモン(右)が1匹。
まぁ、まだ時間も早いし、少し涼しいしね、と自分をムリヤリ納得させてみたり…

  
なぜか天井でヒメクダマキモドキ(左)が隠れていたりしました。
あたりには咲きかけのアザミ(右)がありましたが、ツクシアザミ?

  
ポツンとナンバンギセル(左)が咲いていたりもしましたし、
ツルソバ(右)も今を身頃とばかり大満開だったり、ささやかな成果は続きます。

  
そういえばこいつも九州限定、コヨメナ(左)もパラパと咲いていました。
なかなかいい感じに大満開のアカネ(右)なんかも少々ステキな感じ。

  
シモツケ(左)も咲いていましたが、これは植栽の名残な感じかな?
岩場では、ハマホラシノブ(右)なんかもあって少々ビックリ。

  
1株だけヤマジノギク(左)も咲いてました。近くには、まだ花芽の株(右)も
ありましたが、合わせても2株だけ。なんでここだけにあるんだろ?

  
ちょいと驚いたのは数株だけ咲いていたコキンバイザサ(左)。
すっかり実になったコガンピ(右)なんかも見つかります。

  
さらにうろうろすると、オオムラサキシキブ(左)なんかも見つかりましたし、
えらく満開に大量の花をぶら下げたノササゲ(右)なんかも見つかります。

  
草地の中には、サイヨウシャジン(左)もパラパラと咲いていました。
ふと見上げる位置にカラスウリ(右)がぶら下がっていたのは面白い発見。

  
少々薄暗い場所では、ホトトギス(左)やら、オオバショウマ(右)が
咲いていたりもしました。案外いろいろと花も楽しいところね。

  
などと思いながらウロウロしていると、ふいに斜面に怪しいものを発見。
なんかひょろひょろと白い細長い物体が林立しているんです。なんじゃこりゃ?

  
って、これはなんと、予想だにしなかったキリシマシャクジョウじゃないですか!
なかなか珍品の寄生植物で、繊細な感じがなんともいいですなぁ。

  
たくさん花をつけた株(左)があったので、頑張ってドアップ(右)も撮影。
強風ビュウビュウ吹き荒れる中、ひたすらゆれ続けるか細い物体を撮影するのは
なかなかの難儀でしたが、しかしコイツに会えるとは思わなかったのでかなり感激。

  
ミヤマウズラらしき葉(左)もありました。ここは時期が違っても楽しいのかも。
なども思いつつウロウロすると、別の場所でも数株だけキリシマシャクジョウ(右)を発見。

  
アサギマダラ(左)もフワフワと舞っていたりしました。
草地の中には面白げなセリ科植物(右)も発見。ウバタケニンジンあたりかな?

  
ツルニンジン(左)も数花だけ咲いていました。そうこうするうちに、
予想外にもウラナミジャノメ(右)も登場されましたが、数枚撮ったら風に飛ばされて
藪の中に消えてしまったのがなんとも残念。

  
草地の中には、咲き戻しのノジスミレ(左)なんかもありましたので、
バシバシと撮ってた時です。ふいに視界の端をスッと黒っぽい蝶が飛びました。
おや?っと思うと、草間に降りたその影(右)は……いた!メスアカムラサキだ!
ホンキで感激しましたが、この次の瞬間こいつはスッと飛び立ち、
あたりをひたすらビュンビュンと馬鹿にするように飛び回った挙句、
強風にあおられるように姿を消したんです。ちょっと待てそりゃないぜベイベ(T_T)

  
泡食って、消えた方向を探しまくりますが、さらに大株のヒノキバヤドリギ(左)に
驚いたくらい。あとは、ヤマトフキバッタ(右)なんかもいました。

  
草地の中にはアイナエの大群落(左)もありましたが、なぜか花は開いておらず。
カメラを向けるのは久しぶりのヒメキンミズヒキ(右)なんかも咲いていました。


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