発作的転戦〜晴れ間の迷走〜 14.8/30
この週末は、コロコロ変わる天気予報と、その天気予報を
いい感じに裏切ってくれる空模様に、無意味に翻弄されてきました(笑
晴れ上がった暑い日の渓谷で某蝶を狙うぞ、が
本来のテーマだったのですが、これがまぁ裏目裏目で、
とりあえずこの日は雨の予報を信じて近場ウロウロのはずが
妙に晴れ上がり、さらに狙いのものは見つからず
おまけになぜか思いっきり晴れたので、思い切って移動したら
一気に曇天になるという、お約束過ぎる展開で(^^;
それでも、あれこれと面白い出会いがあったからまぁヨシかな?
<1>奈良県各所 |
さて、最初にやってきたのは某珍品ゴキブリ狙いの夜の林。
とりあえずうろうろと歩いてみると、なぜかヨコヅナサシガメの幼虫(左)を発見。
ハグルマトモエ(右)なんかも見つかりましたが、全体に虫影が少ない…
ようやくゴキブリ類(左)が見つかっても、モリチャバネの幼虫かな、という感じ。
あとはツヅレサセコオロギ(右)がいたくらいで、なんか面白そうな場所は皆無で…
おまけに夏休みのラストタイミングということでしょうか、こんな場所でも
若者たちが騒いでいるし、森の中に入っていくと、あちこちでシカの目玉が
キランと懐中電灯の光に浮かび上がるし、気合が入らずに早々にギブアップ(笑
んで、翌朝は前から噂を聞いていたため池を来訪してみると、
初手からベニイトトンボが次々と登場してちょいとビックリ。
本当はこの後で別の池に回る予定だったけど、その必要なくなったナァ(笑
可愛かったので斜め前からのショットもパチリ(左)。
あとは、モノサシトンボ(右)も多数飛び交っていて、なかなかいい雰囲気。
さて、池の中をのぞくと、大量のコウホネが実にいい感じ。
あんまり近づけない位置だったのが少々残念でしたが…
んで、コウホネの間にはあやしげな水生植物(左)がわんさかと。
なんじゃこりゃ、と思っていると、それはオオバナイトタヌキモ(右)だったのでビックリ。
しかも、これがまぁすげぇ数で繁茂しまくっていて、なんちゅうかこんな感じ。
外来種ですからあまり喜ぶべき話ではないですが、なんかすげぇなぁ。
とりあえず花のアップ(左)も撮っておきました。やっぱり花がでかくて迫力。
あたりでは、キイトトンボ(右)なんかもふわりふわりと飛んでいます。
なんか面白げなタデ系植物(左)も群生していました。こいつなんだっけ?
ホドイモかな?なんか面白げなマメ系植物(右)も発見。
さらに見つけたのは、こちらのタチカモメヅル。
なかなかの大株がパラパラと見れましたが、やっぱ面白い場所ですねぇ。
さらに歩いていくと、オオバナイトタヌキモが絨毯状に咲いているエリア(左)を発見。
1つ1つの花をアップ(右)でみると可愛いんですが、ここまでくると
なんかすざまじいですね。他の水生植物への影響もけっこうあるんだろうナァ…
ここらでもベニイトトンボ(左)は次々とご登場してくれました。
足元間近をごそごそと移動してくのんびりもののクサガメ(右)も発見。
水中を見ていくと、あちこちにタヌキモ類(左)が大繁茂。
でも、その中に明らかにそれとは違う群落(右)があったんです。もしかして?
お〜〜〜!おっしゃ、やっぱりそうだ!狙いのムジナモです♪
こいつは現在、レッドデータブックで“野生絶滅”とされている大珍品なんです。
それがなぜか奈良にある、ってんで探しに来てみたような次第。
噂では京都の小椋池原産の個体を誰かが放流したらしいですが、
それがこの場所でなぜか自生状態になっているのがなんとも面白いですよねぇ☆
ナナメに浮いている株(左)をみると、特徴的な葉がわかりますかね?
んで、失礼して1株ツマンて地上におく(右)と、それぞれの葉の先端にハエトリグサのような
捕獲葉があるのも見えます。こいつはなかなか面白い構造じゃないか♪
ということで、次は花が見たい、としばらく探しますが、こちらはさすがに見つからず。
あとで調べると、こいつは真夏の昼の1〜2時間しか咲かないんだそうで(^^;
とりあえずのミッション成功に気をよくして周辺をウロウロすると、
ベニイトトンボが次々と登場。やっぱりいると大量に撮っちゃいますねぇ♪
林の中では、オオアイトトンボ(左)もふわりとご登場。
ちょいと距離がありましたが、チョウトンボ(右)なんかも姿を見せます。
車に戻ろうとしたら、林の中にフワリとナガサキアケハがご登場。
最初は見にくい位置の裏面(左)でしたが、不平を言うとふわりと葉表(右)にも
移動してポーズを取ってくれたのでした。ご協力ありがとやんした☆