曇天ウロチョロ〜夏鳥不発〜 14.4/20

この日は、中途半端な動き方をした1日でした。
深い意味もなく夏鳥が見たい、ということでちょいとした用事もあったしと
大阪まで足を伸ばして夏鳥のメッカな場所を訪ねたのですが
あれこれ出てはいるもののなかなか撮影チャンスがなくて…
へばったので早めに引き上げようとすると、途中で天気が急回復したので
慌ててまったく別方向の挑戦をカマしてくると、
予想はすっぱり外れたものの、意外な成果が転がり出る、
そんななんとも面白い展開の1日だったのでした(^-^)

<1>大阪府各所

  
さて、諸事情で少し遅めの時間からの挑戦になったのですが、
うろうろすると、木陰にさっそくオオルリ(左)を発見。でも、愛想が悪い!
その後も、オオルリ、キビタキ、ヤブサメと見るもどれも撮影チャンス皆無。
悔し紛れにのんびりしているキジバト(右)を撮ってみたりとか。

  
ヤエザクラ(左)がなんとも見事な場所を歩くと、すぐ近くにツグミ(右)が
登場。あまりに近かったので、Powershotのテレコンなしでぱちりと1枚。

  
こちらも笑ってしまうくらい近かったのはシロハラ(左)。どちらもノートリだし。
あと、ちょっと驚いたのは、これでもかというくらい大満開のイチョウ(右)。

  
せっかくなので、Powershotの望遠接写で花のアップも撮影。かわいでしょ?
しかし、イチョウがこんなに山盛りに花をつける植物とは知りませんでした。

  
なんかかわいいハエ(左)が隠れていたので撮ってみたり、
足元でチョコチョコと遊んでいるスズメ(右)を撮ってみたりしますが、本命の夏鳥は
なかなか成果ナシ。コマドリなんかも出たんですけど、フェンス越しの一瞬で…

  
ちょこちょことシジュウカラ(左)が飛び交っていたり、夏羽なんでしょうか、妙に
色合いが鮮やかではっきりしたツグミ(右)がいたり、ささやかな成果は続きますが…

  
さらにうろうろすると、ようやくオオルリの♂(左)、♀(右)とも
見つかりましたが、高い位置の曇天逆光で愛想も悪いし、これ以上は粘っても
しょうがなさそうだな、ということでサクッとひきあげちゃうことに。

  
ついでに立ち寄ったのは某干潟。すっかり婚姻食の出たダイサギ(左)やら、
ちょこまかと羽繕いに余念のないコサギ(右)などを見つつウロウロしてみますが、
潮位表を見間違えたようで、すっぱりと満潮状態。こりゃダメだ。

  
いい感じに咲いているハマエンドウ(左)を見て、引き上げようかと思ったら
少し離れた岩場にオオソリハシシギ(右)が数羽いるのを発見!

  
ほとんどが冬羽(左)でしたが、真っ赤な夏羽(右)も混じっていたので
興奮しつつバシバシ撮ってみたり。やっぱ大きなシギチってテンション上がるね。

  
粘っていると、どこからともなくチュウシャクシギ(左)も御登場。
ちょっと遠かったですが、キアシシギ(右)もウロチョロしていたりしました。

  
面白かったのは、えらく人相の悪いアオサギ(左)。色が薄いので幼鳥なのかな?
その後、チュウシャクシギ&オオソリハシシギ(右)というショットを撮って満足し、
地元で用事もあるし、と早めに引き上げることにしたのですが、
いきなり道中で、かなり日差しが強くなって気温も上がり、よさげな雰囲気に一転したんです。
これって、もしかして昨日の続きに再挑戦しろってこと?という妄想に打ち勝てず
気がつくと昨日2度も走っている道を再びトレースしている自分を発見(笑

<2>播磨地方某所

  
しかし、山に入ると天気は一気に悪くなり、というか朝から一度も天気が良くなったことは
ないよという雰囲気満点に。むむ、先ほどの場所だけの局地的な好天だったのか(^^;
しょうがないのでウロウロすると、なぜか大群生しているムロウマムシグサ(左)という
奇天烈な光景に目がテンになるという一幕はありましたが、
あとは昨日の羽化個体の羽化殻(右)を見つけたくらい。たはは。

  
せっかくなので石をひっくり返しまわってみましたが、出てきたのは
巨大なシーボルトミミズ(左)くらい。これじゃ面白くないネェ。
そういえば久しぶりのコミヤマスミレ(右)にも逢いましたが、花はまた全然ナシ。

  
ちょっと驚いたのは、昨日の時点ではまだつぼみだったオチフジが、
すでに結構な数咲いていたこと。本日開花、ってことですね。これまたおもろいな。
でも、うろうろすれども、やっぱり期待していた成果は皆無。ってか雲が厚くて虫がいない、
ということで、やっぱりバカな妄想だったな、と笑いながら引き返すことに。


しかし、ここで大サプライズがありました。
渓流沿いに下っていきながら、絡まりまくったツルをバシバシ払いのけて歩いてると
ヒョロヒョロとなんか落ちてきた……って、え!?ムカシトンボじゃんか!
どうもそのツルに止まっていたようなのですが、まさかこんな形で逢えるなんて(>_<)!

  
完全予想外の幸運にビックリ仰天しつつ、とりあえずそこらのよさげな場所に
とまらせてやらせ写真をバシバシと影が薄くなるくらい撮影。こりゃ楽しいや。

  
さらにもう少し明るい場所まで移動してもらって数枚追加。
まともな静止ショットはほとんど持ってなかったので嬉しい限り。
完全に未熟だし、昨日羽化個体見た近くなので、同じ個体だったりしたら笑えるね(^-^)

  
大満足しながら引き上げようとすると、面白げなツル植物(左)も発見。
良く見るとイワウメヅルとかにも似てるような気も?花の頃に再訪しなきゃ。
近くには、花の青いアオバナアオキ(右)も大株を見つけました。

  
沢を降りていくと、ふいに手近にオオルリ(左)が登場するも、薄暗い中の超望遠はぶれまくり…
遠くにクロツグミ(右)も登場したり、撮影できなかったけどキビタキやセンダイムシクイも
登場したりしましたが、ここらであっけなくタイムアップ。所用方面へ急いだのでした。

というわけで、本来の主目的からいうと寂しい限りでしたが
最後に予想外の成果のあった面白い1日でした。
夏鳥の方は今年は外れというわけでもないようですが、ちょっと
到着が遅れたのと、曇天とのダブルパンチがきつかったのかな?
まぁ、撮影チャンスが僅少だっただけで数は少なくなさそうでしたが…
でもなにげない転戦先の色鮮やかなオオソリハシシギはちょっと嬉しかったし、
なんといっても最後の2枚はPowerShotですから、わざわざ夏鳥狙いで行った場所よりも、
最後に思いつきで行った場所の方が成果があったと言えるかも(笑
なんといってもまさかのムカシトンボ拾得というビックリな成果もあったしネ。
やっぱりバカな挑戦でもあれこれ繰り返すのは意味があるということで(^-^)
これからも、寸暇を惜しんであちこち挑戦を重ねて行きたいと思います(>_<)!!


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