発作につき遠出A〜ついでに栃木〜 14.1/26

この日は、先日以上に発作的な遠出をしてきました。
さらに大移動して、やってきたるは栃木県北部。関東圏ギリギリですな。
理由は、ちょいと因縁のある某珍鳥が出ているという
ただそれだけだったのですが、そちらはかなり愛想悪かったものの
全く予想もしていないおまけに、予想もしない形で遭遇♪
最後の転戦先では、意外な形でコケたものの
それでもこれまた予想もしない不可思議な発見もあって、
なんか最後までビックリ続きの面白い旅となりました。
いやぁ、こういう発作的なバカ挑戦って、人生にはやっぱ必要ですね(^-^)

<1>栃木県北部

  
というわけで、早朝から意気揚々とやってきたのは、白鳥だらけの小さな池(左)。
まずは目の前にたたずむコハクチョウ(右)なんかをバシバシと撮影。

  
池の水面にはオオハクチョウ(左)も多数いて、ちょっと嬉しくなったり、。
まだ若いらしく中途半端な羽衣なオナガガモ(右)も見つかったりします。

  
キンクロハジロ(左)は至近距離でこちらをにらんでいました。
ホシハジロ(右)もかわいらしい雰囲気で、実にいい雰囲気。

  
せっせと羽繕いしているカルガモ(左)もなかなか可愛らしい感じでした。
マガモ(右)もやたらといたので、少し引き気味でペアショットをパチリ。
でも、肝心の狙いの某珍鳥はさっぱり見つかりません。
現地の鳥屋さんに聞くと、最近は奥の葦原に潜ってることが多いとかで…厳しいナァ。

  
それでは、と角度を変えて探していると、池のほとりに怪しい影(左)。
え、これはカラスよけのダミーと思いきや、本物のカワウの死骸じゃないか!
なんで?と思ってデジスコで見てみると(右)、これが引っかかった釣り糸で
思いっきり首つってるんですよね。こんな悲劇もあるんですね。アーメン。

  
気を取り直してウロウロすると、あたりには大満開のハンノキ(左)があったり、
足元にはきれいに開いたオオイヌノフグリ(右)が見つかったりします。

  
近くの葦原ではホオジロ(左)も多数いるんですが、全然見つからナイナァ、と半ば諦めて
いると、先ほどの鳥屋さんが小走りでこちらに来て、「予想外の近場にいましたよ!」
あわててそちらに走ると、キンクロハジロの群れの中に、怪しい影(右)を発見!
うん、間違いない、狙いのクビワキンクロ♀です。嬉しいなっと♪
もうだいぶ前になりますが、琵琶湖でクビワキンクロ♀を初めて見た際に、
車窓から沖にいるのを見つけて、ちょっと距離があったので、
車の向きを変えて運転席側からじっくり粘ろうとUターンして戻ったら、
その間にバスボートがつっこんできて飛ばしちゃったという
めちゃ悔しい思い出があったので、宿縁のリベンジ成功というわけです♪

  
肝心のクビワキンクロは、その後もひたすら寝続けた後で、一瞬だけ起きて(左)
くれたのですが、その直後に後ろ向きに羽繕い(右)を開始。

  
その後も粘ると、何度か顔を上げてはくれるのですが、これがまた
上空をトビが飛んだりした際に飛び起きるように動くので、デジスコだとブレボケばかり。
なんか不完全燃焼はなはだしいショットしか撮れないンです。むむむ。

  
再度起き上がった(左)時には前のホシハジロがジャマだし…
その後は、ひたすら寝っぱなし(右)のまま、ドンブラコッコと遠くに流れて
いっちまいやがって…もうちょいとくらいは愛想よくてもいいんじゃない?

  
などと思っていると、まわりのコハクチョウが次々と飛び立ち(左)はじめたので、
そちらを狙ってみたり。戻ってきたシーン(右)なんてのも面白いですね。

  
粘ると、群れでの飛び立ちシーンも何枚かGET成功。
ミーハーな感じであまり挑戦してなかったんですが、やっぱこういうのもイイねぇ。

  
というわけで、しばらくは好天の中周りを飛ぶハクチョウ類をバシバシと撮影。
でも、肝心のクビキンは遠くで寝っぱなしでどうにもならないなぁ、と思っていた時です。
近くの鳥屋さんと話していると、「ここ数日近くの池に朝っぱらだけシジュウカラガンが出てますよ」
……な、な、なんですとぉ!?

  
泡食いながら急行すると、池の水面には、オオハクチョウの家族(左)が多数。
まだ色あせた幼鳥(右)もなんともかわいいですが、狙いの鳥は見つからず。
近くの人に聞くと、「あ、残念だったね、少し前に飛んでっちゃったよ。
朝夕はここにいるけど、昼間はどこにいるかだれも知らないだよね」

なんですかそりゃ、ということでホンキで涙目になってみたりとか(ToT)

  
しょうがないのであたりを埋め尽くすイキオイのオナガガモ(左)を見てから、
ダメモトで、と周辺の水田地帯をしばらくウロウロしましたが、やっぱり簡単には見つからない。
でも、「諦めて帰るか」と思った時、林をかすめて飛んでいく白鳥の群れ(右)が
少し離れたあたりに降りるのが見えました。あれ、もしかして?

  
ということで近づくと、その間にも次々とコハクチョウ(左)が上空をかすめ、
勘水田では、大騒ぎ中の群れ(右)を発見。こりゃなんとも面白そうじゃない。

  
真っ黒なおなかを見せて堂々とたたずむオオハクチョウ(左)なんぞ見て笑っていると、
その中にひとまわり小さな影(右)が。おお!本当にいた!シジュウカラガンだ!

  
というわけで、近い側に回りこんでバシバシと撮影しまくって大興奮。
自力で見つけたので、完全独り占め状態というのも嬉しい限り♪
実は、シジュウカラガンは本当に全く縁がなく、過去何度も空振り続きで、
恥ずかしながら未撮影だったのでようやくリベンジかなって嬉しい限り。

  
その後もしばらくは草地でせっせと餌採り(左)を披露してくれました。
一度だけ羽を伸ばして(右)もくれましたが、そんな時に限って曇ったので
ぶれボケになっちまったのが返す返すも残念な限り。

  
その後、勘水田にたたずむところもけっこうな至近距離から何枚も撮らせていただいて
もう大満足。いやぁ、こんなステキなオマケが出るなんて思わなかったぞっと♪

  
さて、最初の池に戻ってみますが、クビキンはさらに遠くなったままさらに寝っぱなし。
しょうがないので近くのオオハクチョウの幼鳥(左)や、
不思議なダンス(右)やらをバシバシ撮りながら粘ってみることに。

  
何度かコハクチョウが戻ってきたので、着水を狙ったりもしましたが、この頃から
雲がかなり厚くなってどうにも期待薄な雰囲気満点。さすがに北関東からだと夕方まで
粘るのはヤバいな、ということで諦めて、寄り道しながらの帰路に着くことに。

  
んで、ついでの帰路で立ち寄ったのは神奈川の平野部。某猛禽狙いだったのですが、
場所を勘違いしていたようで、タゲリ(左)なんか見ただけでまったく成果なく終了。
夕陽でピンク色に染まる富士山(右)がとてもキレイでしたけどね。

  
諦めて帰り支度に立ち寄ったコンビニで、全く予想もしないサプライズがありました。
コンビニの窓にいたのは、2匹のヒゲナガカワトビケラ。
なんだヒゲナガか、と一瞬スルーしかけましたが、まてまて今って1月末だぞ!?
さすがに成虫越冬するはずはないので、いったいどういう理屈なんだ?
と目を白黒させて、考え込みながらの帰路となったのでした。

というわけで、なんか不思議な楽しめ方をした1日でした。
肝心のクビキンはちょいと不完全燃焼でしたが、一応リベンジかないましたし、
まさかのシジュウカラガンというオマケも出たのが超ラッキー!
これでガン類は、ほぼ撮影不可能なミカドをのぞくと全種見たことになりますね☆
あと、最後のヒゲナガカワトビケラもビックリでした。
平野部ながら、少なくともヒゲナガの生息している川ではあるみたいですが、
あたりに排水等で水温が高い場所もありそうにない位置関係。
どなたかこの謎を解ける名探偵がいらっしゃったら、ぜひぜひご連絡を(>_<)!
そんなこんなで、やっぱバカな遠出は楽しさ満点で
やっぱり自分にゃやめられないなぁと痛感した2日間。
ちなみに、どうでもいいハナシなんですが、ストレスがたまると超遠出がしたくなる、
という話を知人にすると「自虐衝動の一種なんじゃない?」と言われたけど(爆
ま、今後も懲りずにバカやる予定なんで、ドゾ生暖かい目でよろしゅうに☆


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