家族サービスの隙間〜短編×2〜 13.10/26&11/4
今回も合わせ技2本での掲載。週またぎどころか月またぎの2本合併です。
なんか、ここのところ時間がさっぱりとれなくて…
それでもなんとか、あれやこれやの隙間時間にちょっとだけ
時間をとって飛び込んできた短編を2つばかり掲載。
台風の翌日に、本当にごく短時間だけひさしぶりに再訪した
淡路の海岸と、親を送迎役を仰せつかった際に
隙間時間で訪れたとある河川敷でのビックリの2本です。
それぞれ楽しい成果はあったのですが、もうちょっと時間がほしかったナァ(^_^;
<1>淡路島某所 |
というわけで、お久しぶりの淡路の海岸はちょうど台風明けですごい波風。
本当はドレッジ引いての調査というのを楽しみにしていたんですが、とても船が出せる
状況じゃないということで、海岸をウロウロして石の下を見ていくと、
かわいいサツマクリイロカワザンショウがいくつもみつかります。
そうこうするうちに。大珍品、カワタレカワザンショウを見つけた方がいたのでバシバシ撮影…
といっても、これでクローズアップレンズ2枚重ねでの撮影。
現物は2mm程度の極小サイズなので、まずピントがさっぱり合わない(^^;
ちなみにこいつ、正体不明だったので「彼は誰?」というところから名前がついた
というちょっとオシャレな経歴の持ち主だったりします。うん、トリビア。
時折石の下には、ヤマトクビキレガイ(左)も見つかりました。ごちゃっと
カワザンショウ類(右)がいたりもしましたが、こちらはお名前聞きそびれ…
少し前に採れたというタコブネ(左)を見せていただいたりしながら別の海岸へ
移動すると、大量のウミネコ(右)に遭遇。なんか冬景色だネェ。
んで、小さな流れの中で石をひっくり返すと、こちらも大珍品、ツバサコハクカノコが
パラパラと見つかりました。W氏曰く、こんなに固まって見つかるところは他にないとの
ことで嬉しくなりますが、こちらも1mm程度の超ミニサイズ。かわいいんだけどね。
さらにイシマキガイ(左)がゴロゴロしているところをひっくり返していくと、
こちらも極小サイズのフネアマガイ(右)がいくつか見つかって、珍品の連続に
フラフラしましたが、ここらで私はあっけなくタイムアップに…
一路、本土へひた走り、姪っ子を乗せてイベント方面へGOとなったのでした(^^;
<2>阪神間某所 |
んで、1週飛んでやっていたるはとある河川敷。
親の送迎の隙間時間で来訪したのですが、うららかな日差しの中のんびり歩くと、
花粉団子をたっぷりつけたニホンミツバチ(左)に続いて、
なんか面白い模様のハエ(右)にも遭遇。ちょっときれいな模様だね。
んで、歩き始めて数歩で見つかったのは、あやしげなオンブバッタ類(左)。
早速捕まえて翅を押し広げてみると(右)…ありゃ、初手からストライクだ。
というわけで、いきなり最近増えているというアカハネオンブバッタに遭遇したのでした。
本来の分布は南西諸島なはずですが、帰化種になるのかな?
などと思いながらウロウロすると、小さな♂(左)やら、茶色方の♀(右)やら
次々に見つかりますが、驚いたことにこれが捕まえてみたら全部アカハネでビックリ!
せっかくなので顔の超ドアップ(左)も撮影。ちょっと短めになるのかな?
あたりにはクルマバッタモドキ?の極小サイズの幼虫(右)もいましたが、
この時期にこのサイズで、いまからどうするんだろ、こいつ。
えらくアカっぽいアリグモ類(左)を発見。色変わりか?と思いつつ狙うもののすぐに
逃げられたのですが、あとで調べると初見のヤガタアリグモだったようで…しまったナァ(^^;
あとはツユムシ(右)がけっこういたくらいでヒネモノのバッタは登場せず。
さらにうろうろすると、クサアオカメムシ幼虫(左)を発見。アップだと模様がきれいだね。
こちらもなにげにきれいな、ナガメ(右)もバシバシと撮影。
密かにかなり久しぶりの遭遇となるイチモンジカメムシ(左)も見つかりました。
陽だまりではヒメアカタテハ(右)ものんびり日光浴。暖かかったしね。
アキアカネ(左)もブンブン飛んでいました。珍品は混じらなかったけど。
あとは交尾中のトノサマバッタ(右)がいた程度。むむむ。
そのまま川辺に下りてみると、石の下にカワヒバリガイ?(左)を発見。
イシマキガイ(右)はやたらめったらいました。一応貴重種扱いなのにネ。
ご立派な感じのケフサイソガニ(左)も見つかりましたし、大きな石をひっくり返したら
越冬準備中?という感じのアカテガニ(右)も発見。じっくり遊ぶと楽しそう♪
川の中には、ホシハジロやオナガガモ(左)、ヒドリガモ(右)など、いろんな
カモ類もすでに飛来していました。テレコン忘れたのでこの程度ですが。
びっくりしたのは、ハマボウ(左)が1株あったこと。植栽モノでしょうけどね。
マダラバッタ(右)もたくさんいましたが、こちらは敏感でなかなか撮れず。
さらにしつこくうろうろすると、交尾中のアカハネオンブバッタもいくつか発見。
結局、歩いたエリアでは、普通のオンブバッタは1つも見つかりませんでした。
この場所、今まで何度も来てる場所なのに、そんなことがあるなんて
本当に眼からウロコですね。びっくらこいたなぁ、もう。
場所を変えてみると、いきなり今にも降り出しそうな超曇天になりましたが、
それでもめげずに歩いてみると、青メタリックのルリクチブトカメムシ(左)に遭遇!
えらく眼状紋の多いヒメウラナミジャノメ(右)にも遭遇。こりゃおもろい。
ここでもオンブバッタ類は次々見つかりますが、これがさらに大難問。
実はここは「ヒメオンブバッタ」の記録もある場所なもので、
昨年も素人にはわからんなぁと悩んだのですが、やっぱ難しい(^^;
翅を広げる(左)と、赤くはないけど……う〜ん、うっすら赤味がある?
顔のドアップ(右)を見ると…うん、目と髭の間の距離が短いような。
すると、ヒメオンブバッタの可能性が高いような気もする。でも、気がするレベル。
さらに交尾個体(左)なんぞもパラパラ見つかりましたが、こちらも
顔のどアップ(右)だと、ヒメオンブバッタっぽい気がするような…
ああ、だれか正解を教えてくださいな(-_-;)
その後、なんか怪しげなきのこをいくつか見つけたあたりで、これまた
あっけなくタイムアップ。いそいそとお出迎えに出かけたのでしたとさ。
というわけで、不思議な短編あわせ技でした。
どちらももうちょっと時間をかけてじっくり、というところが
中途半端だったのがちょっとばかり残念かな。
おまけに、成果物としてはかなり珍品も多くて成果濃密なんですが、
いかんせん全体に地味なので、見ごたえの方はちょっとご勘弁(笑
どちらも課題もたっぷり積み残したのがまた問題ですね。
特にオンブバッタ系は、正解のよくわかならないところがなんとも…
またあちこち別の場所でも挑戦してみなきゃですネ。
ちなみに最近はさっぱり時間がとれずに野外挑戦は週1以下に…
「オシゴト忙しんですね」と言ってくれる方もいますが、そちらの理由よりは
家族イベントが次々と入っているのが理由なんです。
もっとも私自身はまだ貴族の身の上なので、甥っ子姪っ子方面ですが(笑
しばらくは同様の展開が続きますので、ご容赦ください(^^;