炎夏のお盆旅D〜不思議なオマケ〜 13.8/15

この日は、いきたりばったりお盆旅最終目。
すんごく悩んだのですが、夜早い段階で自宅にいる必要が出てきたので、
九州旅は切り上げて、比較的近めの場所での最終日という方針に。
また暑くなりそうだから、噂のあの場所いってみよう、
ついでに面白そうな場所をウロウロして…
という程度の、なんとも中途半端な思考回路での無計画さだと
それを反映して、ちょいと内容も中途半端な展開に。
最後に回った場所なんて、シャッター切らず終了でしたから
あてずっぽというのはやっぱりよくないものですナァ(^^;

<1>広島県某所

  
まず最初にやってきたのは、面白そうな海辺。ビックリしたのは、
いきなりシロウミアメンボ(左)が登場したんですが、まだ薄暗くてこの1枚が撮れただけ。
この場所はいるという情報は知っていたのですが、現地見ながら
「こんな環境じゃいるわきゃねぇな、いたら出て来いヤ」などと言ってたら
本当に律儀に出てきてくれて赤面、という展開だったのはヒミツです(笑
でも、あとはクシクラゲの類(右)が見つかった程度。

  
んで、お次にやってきたのはここのとこお気に入りの干潟。
コアマモ(左)の生える浅瀬を歩くと、なんかヘンな物体(右)発見。
粘液風の何かですが、これって貝かなんかの卵なのかな?

  
マメコブシガニ(左)はこの日もやたらと多数。甲羅の片方が異常に
膨らんでいる個体(右)もいました。なにかに寄生されてんだろうナァ。

  
久しぶりのツメタガイの卵のう(左)も多数見つかりました。面白い造詣だナァ。
ここでビックリしたのは、なんとこの場所でも数匹のシロウミアメンボが泳いでるんです!
ここって記録あったんだっけ?と思いながらなんとか証拠写真をと狙いますが
これが無軌道&超高速で動き回るので、もうホンキでどうにもならん(ToT)。
狭いところに追い詰めてみたら、同じくらいのスピードで普通に干潟の上をピョンピョン飛んで
別の潮溜まりまで移動するし…長時間粘って、証拠写真(右)が1枚。トホホ。

  
しょうがないので一度捕獲して、手掴みで証拠写真を撮ったのですが、
リリースすると、ヘロヘロッと同じ場所で静止しちゃったんです。ヘンなとこ持ったのか?
というわけで、一応どアップ写真も撮れましたが…う〜ん、ちょっと微妙な感じ。

  
干潟を見ると、なんか面白そうなエビの仲間(左)やら、ガザミ系の小さなカニ(右)
やら、見ていると次々面白そうなものも見つかるのですが、お名前調べは難しいナァ。

  
不思議なカニもいました。こいつは脱皮直後らしくヘロヘロだったのですが、
メナガオサガニ類?と思いきや、後で調べると甲羅が広い……なにものなんだろう(^^;

  
えらく極小サイズのカニ(左)もいました。こうなるともう完全にオテアゲですね。
さらに探索範囲を広げると、ツメタガイの卵のう(右)はあちこちにゴロゴロ。

  
さらにオサガニ(左)なんかみたあたりで、しばらくフルイ遊びをしてみたところ、
ふらふらとヒラムシ類(右)なんかが御登場。

  
しばらく粘りましたが、これが余り成果なし。ですが、コアマモのあるあたりを
ひっかきまわすと、極小サイズのウスバシャミセンガイが2つ登場しました!
あんとも可愛らしいサイズですが、一応柄もついていて実にいい感じ。
それでは、ということでさらに粘ろうとしたのですが、ふと気付くと、目の前を私の荷物が
プカプカと流れていったので、パニック状態に(笑
どうも潮位表を勘違いしたようで、再度すごい勢いで潮が満ちてきてまして…
頭をかきながら大急ぎで撤収、ということでなんか中途半端な状態でジエンドに(^^;

  
引き上げていく途中で、ハクセンシオマネキの大きな群れ(左)を発見。
手近にいた個体(右)もぱちりと記念撮影しましたが、こいつはよくみたら泥まみれで、
片目がないし、なにかトラブルに巻き込まれた子なのかなぁ?

<2>岡山県某所

  
さて、お次にドンと移動してきたのは本命の某山。うろうろすると、
樹幹にヒラタクワガタ(左)がいたり、オニヤンマ(右)が隠れていたりします。

  
この場所の狙いはお篭りヤンマ。というわけで、ここらかな、という薄暗いポイントを
ウロウロすると、いきなり目の前にヤブヤンマが登場!すぐ逃げられたけど。

  
ミルンヤンマ(左)も御登場。真っ赤に色づいたマユタテアカネ(右)もいましたが
狙いの某ヤンマの姿はなく、諦めきれずにウロウロしていると明らかに玄人風の方に遭遇。
お話をすると、「トンボ刑事(デカ)の捜査日誌」のトンボ刑事じゃないですか!
そう、彼のテリトリーにこっそり遊びに来ていたのですが、初回でさっそく補足されちゃうとは。
やはり刑事のするどい捜査力には太刀打ちできないということのようですね(^▽^;

  
んで、ご親切にも周辺のポイントをご案内いただくと、エゾトンボ(左)やら、
ヤブヤンマ(右)やらを見ることができましたが、やっぱり本命はご不在。
「ちょこっと気温が下がったらやっぱり一気に散っちいましたね」とは刑事の分析。
その後あきらめて別のものに挑戦するも、こちらはカメラを取り出すこともなく終了し、
5連休の最後は、なんとものほほんな〆括りとなったのでした。

というわけで、なんともかんとも中途半端な〆日でした。
干潟も山も本命不在、というか干潟の方は潮を勘違いするという
どうしようもない強烈な失敗からの悲惨なスタートで、
「夏の干潟は背中がジリジリする」というごく当たり前の法則を
実感しただけの結末になりましたし、
お次の山では、トンボ刑事さんとのビックリの遭遇はあったものの
『クソ暑いのに、ちょっとだけ暑さが足りない』というちょうど一番中途半端な
状況で、 本命は散ったあとという展開でしたものね。
それでもトンボ刑事さんに丁寧にご案内いただいたおかげで、
おおよその状況が把握できたのは嬉しい限り。来年は再訪しなきゃ!
あらためてトンボ刑事さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
というわけで、今回のお盆旅、なんやかんやと出たとこ勝負すぎる中途半端な
展開になったのですが、ド真夏の炎暑の中うろうろしまくったおかげで
わかりやすく体調を崩し、HPの更新はこれでもかと遅れてしまったのでした。
産まれて初めて「夏バテ」になった様子。トホホ、年取るってイヤだわぁ(^^;


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