連続不発&ヒット〜予定外の大移動〜 13.7/13
  
<2>阪神間各所 続き

  
その後移動してきたのは少し離れた河川。咲き乱れるヤブカンゾウ(左)何ぞ見つつ
川の中を歩くと、全く予想外にもカトリヤンマ(右)が登場して目をシロクロ。
いや、この時期、湿地やお篭り場所ならともかく、なんで川で?

  
気を取り直して川の中をうろうろすると、あちこちでオナガサナエを発見。
こいつがテリ張ってるということは、もう夏なのねと妙に実感。

  
それでも、まだオナガサナエの羽化殻(左)はいくつか見つかりました。
そのほかは、コオニヤンマ(右)が見つかったくらいで、こちらも本命はご不在。

  
それでは、とさらに転戦してみると、池の縁にタイワンウチワヤンマ(左)やら、
強烈な夏日に尾を上げるチョウトンボ(右)なんかを発見するも、
この場所では今度は暑すぎるからなのか、これまた狙いのトンボはさっぱり登場せず。

  
あきらめて引き上げようとすると、超々大満開のシャシャンボに遭遇してビックリ!
いやぁ、ここまで徹底的に花盛りだとうれしくなりますねぇ。
しかし、ここまで本命は3連敗。う〜ん、こういう時はドンと予想外なことをしでかして
「神様の裏をかく」のがいい、ということで、ここでドカンと大移動することに。   
<3>淡路地方某所

  
んで、移動してきたのは、淡路島のとある海岸。あちこちに咲くハマゴウ(左)や、
クコ(右)なんかを眺めつつ、ジリジリと焦げそうな日差しの下を歩きます。

  
この場所のお約束、ヤマトマダラバッタ(左)はぱらぱらと見つかりました。
なんだか面白そうなツツハムシ類(右)もいましたが、これも海浜性かな?


などと思っていると、少し離れた場所に怪しい影。
おっしゃ、狙いのニッポンハナダカバチです。ようやく逢えたナァ。

  
こいつが存外に無警戒に目の前でせっせと穴を掘り続けるので、とりあえず
ひたすらバシバシと撮影。いやしかし、大柄で面白いデザインのハチだねぇ。

  
ねばって順光側からも撮影(左)してみると、緑色の目とお腹の縞模様がお見事♪
そして、バサッと砂を掻い出す様子(右)がなんとも面白い。あっというまに穴掘ってったし。

  
さらに場所を変えてうろうろすると、ギングチ類(左)を発見。お名前調査中。
松林の中を歩いてみると、足元にウバタマムシの死骸(右)を発見。

  
んで、ここで大量のニッポンハナダカバチがブンブンと飛びまくっているのに遭遇!
大柄な♀(左)と、小柄な♂(右)がどちらも大量にいましたが、
数が多すぎてさっぱり落ち着かないモンで、撮影はかなり難儀(^^;

  
ふと気付くと、マツノマダラカミキリも落ちていました。なにげに初撮影。
回りにはウバタマムシもいくつか落ちていたので、殺虫剤でも撒いたのかな?

  
さて、その後も粘ってニッポンハナダカバチを狙いますが、数が多すぎると
本当に落ち着きがなくてなかなか撮影チャンスなし。個体数は多かったけどなぁ。

  
びっくりしたのは、なんか怪しげな死骸(左)がある、と思って近くの
板切れをひっくり返したら、予想通りオオヒョウタンゴミムシ(右)が登場したこと。
でもこいつも死骸。なかなか生きている個体には逢えないもんだナァ。

  
さらに探索範囲を広げると、あちこちにツルマサキの大株(左)があることを発見。
それも大満開なので花のアップ(右)なんか撮って遊んでみたり。

  
ここでハナダカバチが来ないかと狙いますが、オオモンツチバチがやたらと
多数見つかるばかりで、ニッポンハナダカバチは飛び回っているのが見れただけ。

  
そろそろタイムアップなので戻ろうとすると、車の近くでも再びせっせと穴を掘る
ニッポンハナダカバチに遭遇し、大満足の〆となったのでした☆ 〜おまけ〜

  
おまけはその日の夜、自室内で見つけたマルモンヤマメイガ?(左)と、
害虫として名高いノシメマダラメイガ(右)。家の中で蛾が見れるのは嬉しいような
ちょいと問題ありすぎなような気もしますぞ(笑

というわけで、本命連続空振りでしたが、最後に思い切った大移動で
嬉しいヒットをつかみ採ることが出来て、楽しめた1日でした。
しかし、前々から思っていますが、「縁がないもの」というのは、
なんか極端に、逆に狙ったんじゃない?ってくらいピンポイントで空振りますよね。
いるべき時期に、多数いると確認されている場所で外すんですから(^^;
しかも、どれかあたるだろう、と思ったら総空振りとかお約束だしねぇ。
まぁ、それでもマルタンヤンマとか、あれこれオマケが
出ることもありますから、やっぱり足繁く挑戦し続けるしかないかな。
来年以降も、この時期には「空振り日記+不思議なオマケ」という
パターン化されたフィールドノートが続きそうですが、どぞご容赦を(>_<)!


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