<3>愛知県各所 続き |
さてさて、その後もさらに粘ってみますが、クビワキンクロ君は頭掻き(左)
なんか見せてくれた後、再び寝始め(右)ましたが、そのままちょっと近づいてきたり。
期待しながら待っていると、彼は近くになってから目を覚ましてくれたので、
先ほどまでよりもさらにアップでの撮影にも成功したのでした。ちょっとピン甘ですけどね。。
見てて面白いナァと思ったのは、頭の形。ふだんはオニギリ型(左)で、潜ろうとしたときなんかは
丸っこく(右)なってまるで別種みたくなるんですね。おもろいモンだ。
ふと真横にシメ(左)が飛来したので1枚パチリ。その後もクビワキンクロ(右)は
しばらく近くをウロウロしてくれましたが、再び遠くに離れていったのを機に引き上げることに。
んで、引き上げる際に玄人氏とアレコレ話をしている時、「なんかピント合わないんスよ」
と言ったら、彼が私のスコープをじっと見て一言、「接眼レンズ斜めじゃない?」
「え、そんなはずはないけど…」といいつつ、思わずグッと押してみると… パキン!
「…今、なんかイイ音とともにまっすぐになったけど、いままで光軸ズレてたんじゃない?」
というわけで、ここのところのピント合わない悩みの一端に意外な解決?
まぁ、他もおかしいかもしれないから、一度修理に出さなきゃいけませんねぇ(^^;
ということで、ちょっと釈然としない気持ちになりつつ、移動してきたのは近くの干潟。
一面に咲き誇るハマダイコン(左)に見惚れつつ、降りた干潟では
すぐになんかの背骨(右)を発見。かなりデカいけど、ボラとかかな?
あたりにはウミニナ(左)がたくさん転がっていました。面白いなxタオ思ったのは、
そのあたりにあった風化した殻(右)。ちょっと芸術品っぽい風情ですな。
オキシジミの殻(左)もたくさん転がっていました。あたりにすごい数転がっていて
なやんだのは、小さなピンク色の貝殻(右)。サクラガイ類かな?とか思っていましたが
調べてみると、これってユウシオガイの橙色型なのかしら。
ヤマトシジミ(左)もパラパラとおっこちていましたし、ソトオリガイ(右)の殻も
いくらでもという感じで転がっていて、なんか面白そうなエリアに遭遇した感じ。
思いっきりビビったのは、こちらの貝。この状態で生きてるんですが、
先端部が全て徹底的に磨耗していて、口のある部分の段だけ普通の状態、と思いきや
なぜか不思議な縦筋が3条ばかり追加されている…なんじゃこりゃ?
どうもフトヘナタリっぽいんですが、同じデザインのが複数いるのも謎過ぎて…
小さなクロベンケイガニ(左)も登場したりしましたし、こちらも極小サイズのヘナタリ(右)
なんかもご登場。ようやくこのサイズでのヘナタリとカワアイの違いが分かったゾ。
などと思いつつ歩くと、ヘナタリがパラパラとご登場。どちらかというと
レアモノのイメージが強かったので、見つけるたびに喜んでいたのですが…
よくよく見ると、干潟一面、あちこちにヘナタリがゴロゴロしていて、ウミニナと
同じくらいの数いるんです。他の場所だとパラパラ混じる程度なのに、これはすごいナァ。
ユウシオガイ&ソトオリガイの貝殻(左)が敷き詰めたようにたくさんあるエリアも発見。
オキシジミイ(右)もかなり新鮮な殻がゴロゴロ転がっていたりします。
サビシラトリでいいのかな?擦り切れた感じの貝殻(左)もありました。
ゴミの下からは、キタフナムシ(右)も1匹だけご登場
このあたりでも、正常なフトヘナタリに混じって、先ほどと同じパターンの
個体がパラパラと混じります。磨耗するのはわかるけど、縦筋ってなんでできるんだ?
地味系のゴミムシ類(左)も登場されました。この手は種類がわからないよなぁ。
倒木上にごちゃっとウミニナが集合している(右)ところもあったので、思わずパチリ。
んで、思いついてその倒木をひっくり返してみると、完全に砂に埋まりきった場所に
小さなイソギンチャク類がいくつかついていたのでビックリ仰天。
ってか、この状況でなにを食べてるんだろう?どんな生活をしているんだろう?
さらにビックリは続きました。砂の中にふと見慣れた雰囲気の貝殻が…
なんとそれはハイガイじゃないですか!ここらにも昔はいたってコトなんでしょうね。
しかし、これでハイガイを拾うのは3箇所目です。不思議な縁があるということか?
今年は生き貝を見つけるのをひそかな目標にしたいもので。
アカガイ(左)もいくつか転がっていました。後面白かったのは、あちこちで新芽が
銃誕生になっていたハママツナ(右)。夏に来ても面白そうな場所ですね。
潮をかぶるような岩裏にマイマイ類(左)がいたのもちょっとビックリでした。
などとやっているうちに、夕日が悠然と干潟を染め上げ(右)、この日の挑戦は
タイムアップとなったのでした。最後まで結構楽しめたなぁ♪
ということで、全く予想外の展開となった1日でした。
なんというか、怪我の功名というか、面白いラッキーさですよね。
これで、眠気に負けずに頑張って移動していたら
朝一から干潟をひたすらウロウロ歩き回っていたハズで、
まぁ、もしかしたら、それはそれで楽しい成果がったのかもしれないけれど、
こんなリベンジ×2連荘、って展開にはならなかったわけで。
眠気に負けて正解ってのは、なんとも面白い。
神のお導きというといいすぎですが、そんな気持ちにもなりますね。
さらに最後に転戦した干潟も面白かったですけど、
個人的には、最後のフィールドスコープの不具合発見も
かなり大きな衝撃でした。最近ずっとうまく撮れんナァと悩んで
いたんですが、腕不足だけじゃなかったということにしとこう(笑
もしかしたら次からは若干なりとてマシなショットをお届けできるやも
しれませんので、こちらはどうぞ乞うご期待ということで☆