大移動的突撃〜超大ポカに泣く〜 13.2/10
この日は、前夜に思いついた発作的な大移動を実施してきましたが、
その余禄による自分でもビックリするスケールの大ポカに泣いた1日でもありました。
ドタキャンしてしまった皆様方、誠に申し訳ありません。
(細部は本文に譲りますが、なんともまぁバカバカしいミスでして…)
しかし、そのおかげで日中には非常に無駄な時間帯もありましたし、
アサイチのトライアルもちょいと中途半端でしたが、そのまま大移動した先では
感涙にむせぶほどの大成果もみごとにGETに成功し、
そのままイキオイにのって半徹で遊びまくるような、ディープな1日ともなったのでした☆
<1>岡山県某所 |
というわけで、まず早朝に立ち寄ったのはとある川辺。ヤナギ類の芽吹き(左)なんぞ
めでつつ狙いの鳥を探しますが、見つかるのはアヒルの群(右)くらい…
こりゃ空振ったかな、と思って引き上げようとしたのですが、途中で少し離れた場所を
のぞいてみたら、対岸に噂のサカツラガンの群れを発見!
14羽の群れということで迫力ありましたが、わかりやすくは撮りにくいよぉ…
しょうがないので対岸に渡ると、すぐ目の前に泳いで出てきましたが、これがまた
ちょっと油断していたら全部いきなり飛ばれちまって…
一番期待していた群飛シーンなのに、FZ100側の準備ができていない体たらく(^^;
少し離れたワンドに降りたので、再度移動してなんとか群れ感の出るショットをと狙いますが、
こいつがまた気まぐれで、すぐに中洲の反対側に泳いでいくので、全体像は撮れず。
しょうがないので、とりあえず複数羽のショットでビシッとくるあたりを狙ってみたり。
しかし、サカツラガンの群れって、実物見ても妙な違和感がありますよね。
シナガチョウのご先祖だからというのもあってか、不思議なリアリティーのなさがあって…
近くにいた個体を、どアップでもばしばし撮影。やっぱり迫力があるな〜。
う〜ん、この迫力×14羽分というショットをうまく写し取りたかったけど腕不足だなぁ(^^;
んで、再度位置を変えて群れっぽい撮影を試みますが、これまた群れがけっこう
広く散ってしまって、なおかつ芦原でごそごそやってるのでわかりにくいショット連発。
何を思ったのか天空見つめてガーガー鳴いている個体(左)を撮った後、割り込むように
目の前に出てきたキンクロハジロ(右)を1枚撮ってさっさと引き上げることに。
<2>兵庫県某所 |
思ったよりも移動時間が少なく済んだので、道中に近くの川の河口にちょっと立ち寄ることに。
ヒメヨモギ?の枯れ穂(左)並ぶあたりを見ていくと、クリイロカワザンショウ(右)を多数発見。
なぜか仲間の殻上に登っているアラレタマキビ(左)なんぞ見ていると、近くの
砂浜にはちょっと優美な感じのホソウズラタマキビ(右)を発見。
タマキビ(左)もありました。え〜と、ここらへん混乱しつつありますが、あってますよね?
あとは、ツメタガイの殻(右)がいくつもゴロゴロ転がっている程度。
少し場所を変えると、ユウシオガイ?(左)に続いて、殻表のボロボロはげている
クチバガイ(右)があったりもしました。ちょっと見るだけでいろいろ発見があって楽しいねぇ。
あとは倒木裏にイソコツブムシ(左)がいた程度で、なにかいるかなと期待していた巻貝系は
フトヘナタリ(右)が掃いて捨てるくらいいただけ。まぁ、潮も悪かったし、
次回はきちんと潮の引いたタイミングで、再挑戦してみようかな〜♪
さてこの後、実は午後からは某所でミーティングに出席する予定があったので、
今宵の発作的突撃の準備もあるので、必要なものをピックアップに自宅に一度立ち寄ったのですが、
珍しくそこで荷物の再整理などしたのが、予想外の大ポカの遠因となりました。
荷物も揃えていざ出陣、と意気揚々と車を走らせていたのですが、目的地近くで渋滞に巻き込まれ、
「まいったなぁ」とつぶやきつつ、何気なく後部座席を振り返った私はその場でフリーズ。
電車移動があるので、荷物を大小2つのかばんにパッキングしてきたハズなのに、
後部座席に鎮座しているのは大カバンだけじゃないか(@_@)!
しかも、小カバンの方の中身がデジカメ関係一式ときたもので、もう超パニック。
もしかして途中で立ち寄ったコンビニで?いやいや、カバンは下ろした記憶はない…
けど、ガレージまで降りるときに、2つあるとメンドクサイなぁと思った記憶は確かにあるし?
不安でたまらないので、とりあえずお詫びの電話を掛けてから、次のICでUターンし、
青くなりながら自宅まで帰ると……小カバンはガレージの床にチョコンと鎮座してて
あまりのバカバカしさに、しばらく床にへたり込んでしまいました(^^;
ドタキャンしてしまった皆様、本当に本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
<3>関東地方某所 |
深く失意に沈みながら、新幹線を乗り継ぎ、遠路はるばるやって来たるはとある干潟。
某氏から教えてもらっていた超マル秘ポイントに、いきなり突撃という次第です。
(当然ながら、場所のお問い合わせには一切応じかねますのでご了承を)
日付変更線も迫った深夜の干潟を、胴長はいて歩いて行くと、すぐになんか怪しい
イソギンチャク類(左)を発見。モミジガイ(右)もゴロゴロ転がっています。
期待に膨れながら歩いて行くと、懐中電灯の薄明かりの中に浮かび上がったのは
なんとホソウミエラ類じゃないですか!うわぁ、本当にいるんだ!と大感激。
結構波があったもので、こんなヘロヘロ画像しか撮れなかったけど。
んんで、さらに奥に歩いていくと、ありました!憧れのウミサボテンです!
ダイビングしないと見れないと思っていたんですが、こんな場所にもあるなんて〜!
当然ながら事前情報を得ての突撃なわけですが、やっぱりその感動ったらありませんでした♪
その後も探すと、そこそこの本数を見ることができたので、大感激しながら場しばし撮影。
しかし、撮影は本当に四苦八苦しました。当然ながら、
海面下のものですから、波があるとろくに撮れないのに、この夜は風が結構強くて…
さらに底面がけっこう泥っぽいので、自分の巻き上げたドロですぐに撮影不可になっちゃう。
「発見→自分の起こしている波が収まるまで待つ→巻き上げた泥がかかり始めるまでに素早く撮影」
という一発勝負に近い世界なのに、ここに風が吹いてくるともうどうにもこうにもなわけで…
ちょっと深めの場所で直立している個体(左)も粘りに粘ってなんとか撮影。
四苦八苦していると、小さなイカ類(右)がひょいと目の前を横切って行きました。
すごくご立派な個体(左)があったので勇んで撮影していると、アユの稚魚がちょこちょこ
絡んできました。写真の左上の方にいるのがわかりますか?
ケヤリムシ類(右)もいくつもありましたが、泥がまきあがりすぎてこんなのしか撮れず。
波の弱い場所では、先端が空中に出てしまっているホソウミエラ類(左)もいました。
場所によっては複数個体が林立(右)していたりして、なかなか見ごたえありましたね。