<2>東海地方某所 続き |
別の角度から狙おうと移動すると、トモエガモ君はもうめちゃ目の前、という至近距離に登場。
こいつぁラッキーと喜びますが、いかんせん分厚い雲+やや逆光。
短時間でしたが、羽繕い(左)もご披露してくれました。
あと、おおっと思ったのは、近くにいたアメリカヒドリっぽい♀(右)。脇羽とか、雨覆いとか
確認できませんでしたが、これってすごくそれっぽくないですか?
その後もしばらく粘ると、アタマ掻き(左)を披露してくれたり、水辺で
ダンディにたたずんでくれたり(右)しましたが、やがてぐんぐんと沖に泳いで消えられました。
近くの鳥屋さん曰く、こんなに近いことは珍しい、ということでラッキーかな?
さらにうろうろすると、周辺にはえらく大量のビンズイがいて、10羽以上の群れが
チョロチョロしていました。デジスコには厳しい被写体ですが、なんとか数枚GET。
ふと気づくと、えっと宇宙のウラギンシジミ(左)もいたりしました。ちょいと破損気味やね。
さらにうろうろうすると、ふいに目の前にヤマガラ(右)が降りてきたのでパチリと撮影。
あたりのカラの混群を見ていると、かなり高い市に怪しい影を発見。これが
よくよくみると、噂のゴジュウカラだったので、きつい角度でしたがとりあえずバシバシ撮影。
すると、彼は急にビュンと降りてきて、目の前の切り株に。慌ててとりあえず
シャッターを切りますが、ピントがずれていてボケボケ。嗚呼、千載一遇のチャンスだったのに…
悔しくてしばらく待ちますが、彼は再登場はしてくれず、しょうがないのでさらに転戦することに。
お次にやって来るは、毎年トラフズクの飛来する某公園。こいつに逢いたいという方が
いたので、状況調査、ということで行ってみた次第ですが、やはり今年も2羽
飛来はしていたものの、これがもうすんごいゴチャゴチャの中。
あれこれとアタマを絞りながら工夫しましたが、こんなあたりが限界で…
諦めて移動しようとすると、仰天なシーンに遭遇。鳥屋さんのカメラ前に鎮座する
ジョウビタキです。これFZ100のテレコンなし。つまり、手を伸ばせば取れそうなすごい距離。
撮り損ねましたが、最後はカメラにヒョイと乗ってから、どこかへ飛び去られました(笑
最後にけっこう大移動してやってきたるは少し離れた海辺。道中に事故渋滞があって
夕刻近くになりましたが、うろうろするとまずはタカブシギに遭遇。
タシギもかなりの数がウロチョロしていました。ひそかに混じってるんじゃないかな、
と期待していたオオハシシギはこの日は不在だったのが残念ですが。
おおっと思ったのは、1羽だけ混じっていたヒバリシギ(左)。
あとは、トラクターが耕している畑に集まったタゲリ&ムクドリ(右)なんて楽しいシーンも。
実はここでも干潟の生きもの狙いの予定だったのですが、予想外に時間がかかったので
やっぱり大満潮。干潟を歩くと、フトヘナタリ(左)がいくつも転がっていましたが、
そんな中に、何の影響か表面がツルツルに溶けている個体(右)が結構いたのにはビックリ。
イソシジミでいいのかな?平たくて可愛らしい貝(左)もたくさん落ちていました。
じっくり見ると面白い雰囲気のツメタガイ(右)もいくつかコロコロ
これまたちょっと独特なソトオリガイ(左)も落ちていましたし、ゴツイ
雰囲気のアカニシ(右)も転がっていたり、じっくり探すとすごく面白そうな雰囲気。
最後に仰天したのは、1つだけ落ちてたハマグリ(左)。
これ、シナでもチョウセンでもなく、在来のハマグリでよさそうなんですよね。
実はハマグリって超絶滅危惧種で、見れる浜は既にかなり限られているということで
一度見たい憧れの貝だったんですよね。次は生貝を探さなきゃ♪
などと思っているうちに、すっかり日は沈んで怪しい雰囲気の雲(右)が浮かび、
この干潟の徹底挑戦もまた次の機会、となってしまったのでした。
というわけで、かなり遊べましたが、あれこれハンパな1日でした。
やっぱり、欲をかきすぎるのはよくないですねぇ。二兎追うものは、というし。
晴れてほしくないときにドピーカンで、晴れてほしいときに曇天というのも
残念ではありましたが、これはまぁ日ごろの行いってことかな?
しかし、ここの干潟は、シギチやカモ類もかなり楽しめる場所ですし、
挑戦し損ねている淡水魚方面なんかと合わせ技一本で再訪必須ですね。
なんといっても、あこがれのハマグリまで見れましたし、
今回は時間切れになった干潟系巻貝類も次は頑張るぞっと♪
などと気合を入れつつ、いつもどおり夢多き夢想にひたって、あんなんやこんなんやと
無駄な計画を立てながらの帰路だったのですが、この日は途中からまさかの吹雪。
神戸近辺では前方から吹き付ける激しい吹雪に、相当肝を冷やしつつ、
ノロノロ運転での帰路となったのでした。今冬は予想外の雪が多くて怖いナァ…