発作的大移動〜続・蛾まみれな夜〜 12.10/7
  
<2>長野県某所 続き

  
さらにうろうろすると、なぜか面白い場所からウシガエル(左)登場。冬眠明けみたいじゃん。
あたりにはアキノウナギツカミも多数あったので、花のアップ(右)を撮ってみたり。

  
ちょいとした大発見としては、ガマの枯れ葉を裂いてみると、断面(左)がダンボール状の
すばらしい格子になっているのを発見したこと。これはなかなか見事ですぞ。
更なるビックリとしては、お腹の思いっきり折れたアキアカネ(右)なんてのも発見したり。

  
おおっと思ったのは、花芽をつけたリュウノウギク(左)。えらくかわいいじゃんか。
そうこうするうちに、ふいに登場したマダラヤンマが目の前でホバリング(右)してくれて
嬉しいショットも抑えられましたが、その後はかなり分厚い雲が空を覆い、期待薄な
様子になったので、思い切って再度大移動してみることに。

<3>山梨県某所


そんでやってきたのは、知る人ぞ知る、この巨大スクリーンの張ってある某宿。
しかし到着してビックリしたのは、昨日とはうって変わってバカみたく寒い。
昨晩はYシャツ1枚で普通に遊べたのに、この日はさらに2まい重ね着しても寒くて
ブルブル震えながらという感じなんです。当然ながら虫影も薄めで…むむむ。

  
それでも粘っていると、色鮮やかなオオキノメイガ(左)が登場。
かわいいキエグリシャチホコ(右)も端っこに隠れていたりします。

  
鳥の糞模様のクロカバスジナミシャク?(左)も発見。
面白いも模様のハガタクチバ(右)も登場したり、ささやかな出会いは続きます。

  
えらくピカピカのヒメヤママユ(左)も登場しましたし、緑色の模様が
なんとも面白いケンモンミドリキリガ(右)も飛来してきました。

  
これまた伊達オトコ風のマエグロシラオビアカガネヨトウ(左)も見つかりましたし、
近くには小さいながら面白い模様のキイロキリガ(右)も飛来してくれました。

  
面白い風情の小さな蛾(左)もいました。スレてるニッコウナミシャクでいいのかな?
フタテンキヨトウ?(右)も登場しました。似た者だらけなので自信がないですが…

  
先ほどよりもさらに緑の濃いピカピカのケンモンミドリキリガ(左)がいたり、
ウコンカギバ(右)がいたりもしますが、ブルブル震えながら粘れど
なかなか大物は飛来せず。このポイントは昨晩はウハウハ状態だったらしいのに。

  
いずれもちょいと独特のフォルムの小型蛾、キリバネホソバミシャク(左)や、
オオノコメエダシャク(右)も登場。ヒョウキンなポーズですよね。

  
などと言いながらウロウロしていると、ふいに足元に怪しい影(左)を発見。
慌ててシャッターを切るとフワリと飛んで幕に降りて(右)くれたそのお姿こそは、
憧れのクロウスタビガとの出会いの瞬間だったのでした。

  
なかなか落ち着いてくれなかったのですが、薪場に降りたところ(左)もなんとか撮影。
その後、しばらく薪場でバタバタ暴れた挙句、地面に降りて(右)くれましたが、
薪の隙間ですれたようで、翅のリンプンが一部ごっそりと落ちていてガックリしてみたり…

  
いい気になってさらに粘りますが、オオアオバヤガ?(左)やら、
ヒメヤママユ(右)やらが登場するばかりで2匹目のドジョウは見つからず。

  
なんともうそ臭いフォルムのノコバフサヤガ(左)や、かなりの数飛来していた
かわいいマメノメイガ(右)を撮ったあたりで、さすがに疲れたのでギブアップ。
しばらく仮眠をとった後、再び大きく移動することにしたのでした(笑

というわけで、自分でも予想外の蛾遊び2連荘でしたが、楽しめた1日でした。
この場所は前々から噂を聞きながらも来れていなかったのですが
話を聞くと夏に来てもイロイロと楽しめそうですし、甲虫方面も楽しめそうなので
時期をずらしてまた再訪したいなぁとさっそく企む今日この頃。
その前のマダラヤンマも、大満足とはいえないものの、このポイントでは
過去最高といえるくらいの成果で、きっちりと飛びモノも撮れたし、
朝っぱら迷い込んだ林道でも結構出逢いが多かったし、
最初から最後まで、本当に濃密な楽しみ方のできた柔術した日でしたね。
しかし、今回の連続蛾遊びは本当に楽しかったのですが、同時によくわかったのは
「半徹で大移動してから夜の蛾遊び2連荘は寝不足で死ぬ」という
あまりにも当然過ぎる事実。よい子はマネをしないでね(笑


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