突発的対馬旅A〜放浪な日〜 12.9/23

この日は、不思議な展開の対馬旅第2日目。
しかし、スタート前からちょっとした問題点があったのも事実。
というのも、今回は「時間ギリギリまで使ってツシマウラボシをなんとか探す」が
唯一最大テーマだったので、実はそれ以外の下調べが圧倒的に不足。
ってか、時間の余裕なんてこれっぽちも想定しなかったし。
さらに、昨日の調子だと、2匹目を見つけるのも非常に厳しそうだし
辛うじて目星をつけていたポイントまでは距離があるし…
てなわけで、その戸惑いがそのままに、結局アチコチ彷徨ったあげく
若干中途半端な展開の1日となったのでした(^^;

<1>対馬各所

  
まず、早朝に目が覚めたので宿周りをうろうろすると、林の中にエビネの葉(左)を発見。
でも、あとはニホントビナナフシ(右)がいたくらいで大物は見つからず。

  
宿に戻るとナメクジ類(左)が闊歩していました。チャコウラナメクジでいいのかな?
ツマグロヒョウモンの蛹殻(右)なんか見つけた後、朝から三杯飯喰っていざ出発(笑

  
歩き始めると、えらい場所から生えているど根性ヒガンバナ(左)を発見。これすげぇなぁ。
道端には可愛らしいツルニンジン(右)があったりします。

  
岩壁にはかわいらしいカワミドリ(左)も咲いていたりしましたが、期待していたエリアは
薄暗くなっていてしまって期待薄。あたりではカメムシ類がいたので、今度こそ
対馬ならではの特産種かとおもいきや、クサギカメムシ(右)だったりという一幕も。

  
ツシマヤマナメクジ(左)も発見。でもあまりオレンジ色味が強くない個体で残念。
あたりには、メジロかな?なんかおもしろげな鳥の巣(右)も落ちてました。

  
放置された容器の中を歩くと、オタマジャクシ類(左)を発見。なにものだい?
さらに近くの林道を歩いてみると、シカの足跡(右)を発見。うむむむむ。

  
すごくきれいなミヤマカラスアゲハ(左)が登場するも、すぐに樹上に隠れちまったりとか。
ウラナミジャノメ(右)は多いものの、肝心のウラボシは見つからず…

  
うろうろしていると、ヤブキリでしょうか、ちょど羽化中(左)のお姿を見つけたりとかも。
近くには、クロコノマチョウの幼虫(右)も隠れていました。

  
ちょっと模様が濃くて面白いキタキチョウもいました。
昔の本には「対馬のキチョウは遺伝子的に別種といえるぐらい違う」と書いていて
”シロウズキチョウ”なんて名前もあったらしんですが、最近聞かないナァ。

  
このあたりでも大量のウラナミジャノメに逢うことができました。
本土のヒメウラの感覚で見れるというのも不思議なものですよね。

  
ビックリしたのは、極小サイズのキマダラセセリ(左)。大きさの分かる写真が取れなかったけど、
親指の爪と同じくらいのサイズで2cmないくらい。一寸野虫さんの見られた
他の個体も全てミニサイズだったようで、この地域特有の遺伝子なのかな?
道端のヒガンバナにはモンキアゲハ(右)もご登場されました。

  
えらくきれいなナガサキアゲハも登場したので、なんとか撮ろうと頑張りますが
これが無軌道に飛び続けるのでさっぱり撮れず。む〜〜ウデ不足かなぁ。

  
移動中に牛舎があったので許可をもらって中に入り、糞をつつきまわしてみましたが、
ちょっと面白い色のエンマコガネ類(左)がいたのと、なぜかケラ(右)が
何匹も出てきてくらいで、期待していたヒメダイコクは見つからず。時期的に遅かったかな…

  
アカタテハ(左)ものんびり飛んでいたりしました。ふと上空を見上げると、
チゴハヤブサ(右)が飛んでいく一幕も。そういえばアカハラダカ見れなかったなぁ…

  
さらに場所を変えると、ジガバチ類(左)が登場して一寸野虫さんの靴上に鎮座したり。
あたりではかわいらしい蛾(右)がいたので1枚パチリと撮っておいたのですが、
後で調べるとこれはキンモンノメイガといって、対馬では数例しか記録のない珍品だった
ようなんですよね。まじめに狙っておけばよかったなぁ(^^;


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