<4>8/12 パリ周辺 続き |
その後は妹の旧宅見物ということで住宅街をウロウロすると、あたりの街路樹が
セイヨウトチノキ、いわゆるマロニエで、ちょうど実をたっぷりつけてました。
これがすごいイガグリみたいな実でちょいとビックリ。
街中でも普通にカササギ(左)は闊歩してました。佐賀平野みたい。
ふいにカラ類の混群が登場したりもしましたが、アオガラ(右)が1羽だけやや近くに
登場しただけで、残りは高い梢で手も足も出ず(^^;
住宅地の中には、これまたお初のヨーロッパカヤクグリ(左)もご登場。一瞬だったけど。
トウダイグサ系っぽいおもしろげな植物(右)も咲いていたりします。
諦めかけると、ヤンマ類(左)一瞬だけ上空を横切ったもので大興奮し、
慌ててがむしゃらにシャッターを切ったら数枚撮れてましたが、見事な逆光で…
ちなみに、これがこの旅で唯一のトンボとの出逢いでした(ToT)
そのあとも少しうろつくと、タテハ系の蝶が何度か飛ぶもののまったくとまらず、
小さなハナバチ類(右)が唯一の成果というしょぼめの結果に。
パリ市内までもどって公園を歩くと、足元に小さな野菊類(左)を発見。逸出ではなく雑草っぽい
雰囲気でしたが、お名前は当然ながらよくわからず。
あとは本場モノのハキダメギク(右)がありましたが、それ以外は雑草とてほとんどなく
綺麗に整備された芝生と、色鮮やかな花壇が続くばかり…
そんな花壇をよく見ていると、フワフワと飛んでいるモンシロチョウ(左)を発見!
フランスでの初蝶ですので興奮しましたが、日本と同じモンシロチョウなのよね…
あたりではヤマバト(右)も何羽ものんびり闊歩していました。
#あとでよく調べるとオオモンシロチョウみたいです。初撮影でしたね。タハハ(^^;
噴水のある池には、カモ類(左)が何羽かいましたが、すべからくアヒルなご様子。
産まれたてな感じのすんごく可愛いヒナ(右)もいましたけどね。
面白かったのは、すぐ目の前で水浴びしてポーズつけてくれた雛。
一見カルガモ風の顔してますが、これもアヒルの子どもってことなんでしょうね。
その後はしばらく街中を観光して歩くと、道端に野生化したサンシキスミレ?(左)を発見。
ノートルダム大聖堂前では、大量のイエスズメ(右)にも逢うことができました。
ここでは普通のスズメですが、日本では大珍鳥なわけですので、
ちょいと気合入れてバシバシ撮影。スズメで興奮してる観光客って怪しかったかもね。
ここでも植え込みの中にセイヨウヒルガオ(左)がパラパラと咲いていました。
ふわりとモンシロチョウ(右)も飛んできたので数枚記念撮影。
その後、妹宅まで歩いて移動していきますが、この道中はちょいと下町風でいい感じで、
やはり私は都会向きではないのだなと、当然過ぎることを再認識してみたり。
道端にはセイヨウオオバコ?(左)やら、ミズの類(右)なんかが生えていたりします。
キカシグサとかの類かな、おもしろげな草(左)もありました。道端に並ぶ商店には
面白げな商品がずらりとならんでいて見ごたえがありましたが、
なかでも目を引いたのはずらっと並んだ美味しそうな果物(右)。
ですが、よくみるとブンブンと屋台の上を飛び交っているのは…
ありゃ、これはハエじゃない。全部セイヨウミツバチじゃんか!
んでよく見ると、あちこちで果物に大量のミツバチがかぶりついているんですよね。
日本では見たことのない景色ですが、花の少ない場所で蜜の代わりにしてるのかな?
その後もみちすがら見ていくと、ハコベ類(左)やら、トウダイグサ系の花(右)やら
ぱらぱらと雑草が見つかります。パリ中心部に比べて見つかる率が高くなるのは、
庭付きの家が増えるのと、清掃が行き届いていないから、なのかな?
ブタナに似ていますが、華奢な感じの花(左もパラパラとみつかりました。
面白かったのは、紫色の花を付けたナス科植物(右)。日本のヒヨドリジョウゴと
マルバホロシの中間みたいな雰囲気ですが、こんなのも道端にあるんですね。
その後は妹宅で美味なる晩飯を頂戴し、名物・ムーランルージュを
見に行ったのですが、既にかなり疲れている状態でハイテンションな公演というのは
精神的にまったく付いていけず、かなりグロッキーになってのエンドでした(笑
<5>8/15 パリ周辺 |
最終日は昼過ぎにはフランスを発つ、ということで朝一大きな公園で
ピクニック風味の朝食ということに。
意気込んで到着すると、噴水にはセグロカモメ類(左)が来ていましたが、遠目から
1枚撮っただけで飛んでいかれて終了。ここのはなんて種類だったんだろう…
びっくりしたのは、コップに入れていたジュースにセイヨウミツバチ(右)が何匹も
やってきて、さかんに舐めていたこと。ここだと花もたくさんあるのになんで?
芝生の中には、ヤエムグラ系の小さな花(左)が咲いていました。周辺をうろうろすると
モリバト(右)はあちこちで、キジバトのごとく普通にうろついています。
マロニエの林の中をのぞくと、頭上で羽繕い中のモリバト(左)を発見。
面白かったのは、長々と大声でさえずっていたホシムクドリ(右)。日本だと冬にしか
見ないから知らなかったけど、結構いい声してたんですね。
薄暗い林の中では、カケスもご登場。日本産とは別亜種で、頭の辺りが
若干みすぼらしい雰囲気ですが、警戒心は薄いようでかなり近づかせてもらえました。
その後も姪っ子をつれてうろうろすると、モリバト(左)は何度もご登場。
まだ巣立って間もなさそうな幼鳥(右)も地面に鎮座していたりします。
アヒルの親子(左)もご登場。こちらも警戒心皆無で、かわいらしいヒナ(右)が
すぐ横を通ってくれて嬉しくなりましたが、ここらへんでいともあっけなくタイムアップ。
満員のバスで空港に向かい、12時間の機上の人となったのでした。
帰ってきてから、微妙に欲求不満が溜まったので短時間だけ外出すると、
久しぶりのヤブヤンマ(左)を発見。やらせで撮ろうとしたらワンショットで逃げられたけど。
あたりには、お初にお目にかかるクロシオキシバタ(右)もいました。
しかし、その後もウロウロすれど羽化直後らしきクマゼミ(左)がいたり、なぜか内湾に
カルムチー(右)がフワフワ浮いていたりするくらい。狙いの某ハチは一瞬だけ
あやしいものが横切っただけで、こちらも欲求不満なエンディングとなったのでした(^^;
ということで、初の海外遠征ではありましたが、成果はイマイチでした。
まぁ、最初っから自由時間がとれないであろうことはわかりきっていましたので
まったく期待はしていませんでしたが、それでももうちょっとくらい
なにかしら出会いがあると思っていましたけどねぇ(^^;
なんせ蝶はモンシロチョウだけ、トンボはなぞのヤンマ類1匹でしたから…
基本的にパリの大都会ですごしていたわけですから当然といえば当然ですが
日本だと、道端の植え込みとかにちょこちょこと雑草があり、
ヤマトシジミくらいは飛んでいるわけですが、パリはまず土がほとんどない。
街路樹の根元はからっからに乾いているし、公園もかなり徹底的に管理されていて、
芝生と花壇と、雑草のない裸地という感じ。池も噴水付ばかりだし。
まぁそれでも観光地巡りと、家族旅行で結構楽しめはしましたが、
かなりの弾丸ツアーだったので体力的にもハードで
帰国後数日は熱出して完全にひっくり返っていましたしね(^^;
まぁ、次回は家族旅行ではない旅で、本格的遠征を計画したいものです☆