酷暑の山で〜短時間ウスイロ調査〜12.7/29

ここの日は、所用もあっての短時間トライアル。
昨日の暑さでおもっきりヘバりまくりだったんですが、
今年はウスイロのトランセクト調査をまったくこなせていないので、
発生の遅い今年であればまだ見れるだろうとハチ高原に遠征することに。
ついでにお約束のごとくゼフ方面にも未練たらしく挑戦すると、
予想通り朝っぱらからのバカッ晴れに早々にあっけなくヘバりつつも、
ささやかな成果はいくつもGETできた、そんな1日でした。

<1>但馬地方各所

  
というわけで、相も変わらず早朝薄暗いうちからいつもの山に登って長竿遊びすると
いきなり初手からアイノミドリシジミ♀が御登場。
これは開翅まで粘るぞ!と意気込むもすぐに飛んで消えちゃいましたが…

  
続いて登場したのは、ジョウザンミドリシジミ♀。これもこんなショット数枚撮れただけ。
その後もパラパラとゼフは出るものの、なかなか降りてくれないんですよねぇ(^^;

  
なぜか建物の壁でのんびりひなたぼっこしているオオウラギンスジヒョウモン(左)も
いましたし、ミドリヒョウモン(右)は今が盛りとばかりに飛び交っていました。

  
高い場所でしたが、フジミドリシジミ♀(左)も登場。ヒサマツっぽいのも
一瞬だけ出たんですけど、止まらずにそのままロストで無念!
あとは驚いたのは、飛び交っていたコサメビタキ(右)。テレコンなくて悔しい!

  
しょうがないので場所を変更して、ネムノキ(左)咲き乱れる谷に動くと、
ほどなくオニグルミの葉上に久々のオナガシジミ(右)が登場したので、もう小躍り♪

  
案外愛想がなくてじっくりとは撮らせくれませんでしたが、
久々のホルスタイン柄にうっとり。この場所で撮るのはなにげに5年ぶりくらいかな?

  
移動しようとすると、せっせと巣をつくっているオニグモの仲間(左)を発見。
サンインシロカネソウらしき実(右)も見つかりました。春先に花を見に来なきゃ。

  
さて、ハチ高原に移動してくると、すでに煌々と照る夏日にゲンナリ・・・
それでも歩き始めると、モンキチョウ(左)やらオオウラギンスジヒョウモン(右)やらに逢えます。

  
草地の中には、すでにイイ感じに咲いているオミナエシ(左)があちこちにありました。
オオバギボウシ(右)は逆に少し盛りを過ぎ始めた感じでした。

  
在来のネナシカズラ(左)も発見。アメリカものじゃないのは久々じゃね。
ヤマブキショウマ(右)は今を盛りとばかりに咲き誇っていました。

  
スズサイコ(左)も見つかりましたが、早くも花は閉じはじめていました。
ビックリしたのは、えらく黒っぽいニワハンミョウ(右)。
紋も小さいし、遠目で見たときにはホソハンミョウかと思いましたぜ(^^;

  
山の上で調査を始めると、幸いにも雲がかかってくれたのですが、
昨日かなりの雨が降ったようで下草はずぶ濡れで、あっという間に腰から下がずぶ濡れに…
花の上にはなんかおもしろい色合いのハナアブ(左)を発見。ピンボケだけど。
のんびり吸蜜しているオオチャバネセセリ(右)も見つかります。

  
ヒトツの花上で、コキマダラセセリの♀&♂というショット(左)もGET。
そのあたりからヨツバヒヨドリの上には大量のヒョウモン類が集結していて、
ミドリヒョウモン&オオウラギンスジヒョウモン(右)がわんさか状態。

  
そんな中に、黒色型のミドリヒョウモンを発見!
しかし、今まで見た個体よりもやたらと白っぽくて面白い雰囲気。グレー型かな?

  
かわいらしいエサキモンキツノカメムシ(左)もいました。
草地の中には、ヤマジノホトトトギス(右)も咲いていて、季節の移ろいを感じます。

  
あたりにはヒメギス類(左)も多数。ヒョウノセンヒメギスでいいんだよな?
羽化直後らしき、ピッカピカのヒメキマダラセセリ(右)も登場しました。

  
なんかおもしろげなホウジャク類(左)もいましたが、これ以上近づけず残念。
湿地では、モウセンゴケ(右)も小さな花をつけ始めていました。

  
ふいに、小さな流れの上を飛ぶ怪しい影を発見!
環境的にエゾトンボだと思っていたんですが、後でよくよく見るとタカネな雰囲気も…
いずれにせよ、私のウデではこんなのが数枚撮れただけでよくわからないんですが(^^;

  
さて、さらに別の場所へ移動すると、えらく大満開なキキョウ(左)を発見。
羽化中のイナゴモドキ(右)なんかも見つかったりしました。

  
草地の中をうろうろすると、さっそくホシチャバネセセリが登場。
案外とノンビリしてくれたもので、これ幸いとバシバシと撮りまくってみたり♪

  
オカトラノオの花でせっせと吸蜜中の個体も発見。
ちょっと翅をパタパタしていて、なんとも面白い雰囲気に撮ることが出来ました。

  
おおっと思ったのは、葉先で死んでいたナキイナゴ(左)。
虫カビの仕業でしょうけど、交尾中でつながったままなのは始めてみました。
感染者同士の交尾だったのか、交尾中に感染しちゃうものなのか…
あたりにはえらくかわいらしい感じのクモ(右)もいましたが、お名前調査中。

  
調査を続けると、草地の中にオオバノトンボソウも見つかりましたが、この頃には
再びさんさんと照りつけるド真夏日にもうヘロヘロ状態で…
所用もあったこともあり、11時前にギブアップ&撤収という珍しい事態となったのでした(笑

ということで、短時間挑戦ながらそこそこ楽しめた1日でした。
あれ?ウスイロの調査だったのに、ウスイロの写真はなし?と鋭いツッコミを
入れる方もいらっしゃるでしょうが、実はウスイロは見つからず。
さすがに時期が遅すぎたようですかねぇ(^^;
それでも、短時間挑戦でそこそこ面白い出逢いがあるのだから
やっぱりこのエリアは面白いですねぇ。
地元方面の挑戦も深めなくてはと思いつつ、ついつい来ちゃうなぁ(笑
それにしても、前々から猛暑といわれ続けていましたが、今年の夏は暑すぎる。
この週末でさらにちょっとばかり焦げたもので、職場で散々笑われました。
もう若くないんだし、日焼けするとすぐ体調崩すようになって来ましたから、
ムリ&ムチャはせず自制しながら遊ばなきゃですね(^-^)


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