九州・大OFF会A〜大草原にて〜12.7/8

ここの日は、謎な大OFF会その2日目。
本来は前日のゴイシツバメの予備日という意味合いが強かったのですが
思いがけずたっぷり楽しむことができたもので、
大きく場所を移動してのさらなる贅沢な挑戦ということに♪
宿でゆっくり朝飯食べてからのスタートだったので、
その移動時間と、関西圏までの帰路時間でほとんどが潰れてしまい
実際に野外で走り回れた時間は短めでしたが、
それでも充分なくらいの濃密な成果があった1日でもありました。
いやはや、引きの強いメンバーでの大撮影会はやっぱりたのしいですねぇ☆

<1>熊本県某所

  
というわけで、大移動してやって来るは、わかる人にはすぐ分かる広大な草地ゾーン。
実は他の人がピンポイント情報を持っていると勘違いしていた私は、
この場所の情報源が自分なんだとようやく理解して焦るという一幕もあったりとか(笑
んで、すでに強烈な日差しの中、うろうろしてみると、
ヘリグロチャバネセセリ(左)と、オオチャバネセセリ(右)が多数登場。

  
中途半端な咲き方をしているタカトウダイ(左)何ぞ見ていると、
ma23氏が「いました!」。なんともあっけなく、狙いのオオウラギンヒョウモン(右)の
登場だったわけですが、愛想が悪くてすぐに飛び去ってしまってそれっきり。

  
しつこくウロウロしていると、交尾中のオオチャバネセセリ(左)がいたり、
のんびり日光浴しているヘリグロチャバネセセリ(右)がいたりします。

  
あたりには九州特産のアソノコギリソウ(左)があちこちで花盛りで、
その花上でポーズを取るオオチャバネセセリ(右)も見つかったりしました。

  
探索範囲を広げて探しますが、お次の場所ではツマグロヒョウモン(左)が出るばかり。
なんか見覚えのない、伊達男風のシリアゲムシ類(右)もいましたけどね。

  
しかし、さらにしつこくウロウロしていると、ふいに道端にオオウラギンヒョウモンが再登場!
アザミの花上でポーズを取る大柄な♀で、一同大興奮しつつバシバシ撮影。

  
んで、この個体はえらく愛想がよく、じっくりと花上で翅表も披露してくれたので
もうメチャクチャな枚数を乱射しまくりました。いやぁ、やっぱ綺麗だねぇ。

  
彼女が飛び去った後、さらにうろうろしているとユウスゲ(左)の点在ずる
草地では、お次になんとウラギンスジヒョウモン(右)がご登場。

  
こいつもなかなかのんびりとポーズ取りしてくれるもので、喜びつつバシバシ撮影。
最近なかなか撮影チャンスのない種類ですから、思わぬおまけに一同大興奮でした。

  
さらに、近くの草地では、今度はオオウラギンヒョウモンがあちこちで
大量に舞い飛ぶ場所を発見。あまりにも贅沢な状況にさらに興奮度はUPします。

  
とりあえず、翅表をバッチリ撮りたい、ということでしばし連写しまくって遊ぶことに。
まずはその成果を♂から紹介しますが、こちらはスレ個体比率が非常に高かったです。

  
続いて♀の開翅を。こちらはまだピカピカな個体多数でした。
大柄で、模様も濃くて、♂とは比べ物にならない美しさがあるというとえこひいき?

  
草地の中をうろうろすると、あちこちにいい感じに咲いているロクオンソウ(左)が
ありましたし、アソノコギリソウ(右)にいたっては、どこにでも群生してるといいたくなる状況。

  
えらく小柄なウマノアシガタ(左)もありました。別種じゃないですよね?
カワラマツバ(右)もなんとも見事な大群落が見つかります。

  
さてさて、改めてオオウラギンヒョウモン(左)を追いかけていると、
ツマグロヒョウモン(右)とのツーショットも撮れちゃったりとか。
んで、たいていの場合はオオウラギンの方が強いようで、バタバタ羽ばたいては
ツマグロを追い払うんですよね。なんか頼もしいナァ。

  
一花に複数のオオウラギンヒョウモン(左)が飛来する場合もありましたが、
その場合もたいてい喧嘩になっていました。面白かったのは、カメラを向けてると
その花に飛来しようとした他個体に対して威嚇するようなシーン(右)が撮れたこと。

  
その後もしばらく、大柄な♀(左)を中心に撮影して遊んでいると、
ふいに草間にツマグロキチョウ(右)がご登場。そういえばここにもいたんだよね。

  
んで、さらに大柄な♀の翅表をバシバシと撮りまくって大満足。
ここで一寸野虫さんはひきあげられるということだったので、残りのメンバーで
フィナーレを飾るべく、さらに大きく場所を移動してみることに。

  
しかし、転戦してきた場所では、ヘリグロチャバネセセリ(左)はいたものの、
狙っていた某蝶はすっかり空振り。サツマシジミ?(右)はいたけど遠いし…

  
ちょいと意外だったのは、ふわりと登場されたウラギンヒョウモン。
当然ながらオオじゃないほうもいるんですよね。おかげで雰囲気の違いを堪能できました♪

  
未練たらしく周辺をウロウロすれど、ボロボロのカラスアゲハ(左)や、
これまたボロボロのツマグロキチョウが珍しくツツジに訪花したシーン(右)が見れたくらい。
ここらでタイムアップになったので、早々に引き上げて帰路に着くことにしましたが、
そのまま温泉巡りされたTODさん&Ashさんは、すぐ近くでゼフィルスのいいポイントを
見つけられたそうで、なんとも羨ましい限りでした(^^;

  
んで、ひた走ること7時間強。ようやく合流地点に到達して、
まだまだ長い帰路を残した皆様を見送って、自宅に帰ろうとすると、
なぜかSAのトイレでカジカガエルを見つけるという謎の事象が発生。
何でこんな場所に?と、最後まで謎を残しての〆となったのでした☆

ということで、短時間挑戦でしたが楽しめまくった1日でした。
なんやかんやでこの時期の九州ならではの蝶をまとめてみれたわけで
あまりにもいい感じの成果続きにもう感激でしたね♪
最初は2日とも大雨続きでなにも見れずに終わんだろうなぁと思ってましたが、
ヒキの強いメンバーのおかげで、予想外のまさかの大快晴になりましたし♪
ご一緒いただいた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
最後にこの日も一言付記を。
オオウラギンヒョウモンも、ご存知の通り全国的に激減した種類で、九州のこの地域は
最後の砦といいたくなるほどの貴重なエリアと言っていいと思います。
でも、この日も、草地の中で半ば堂々と網を振っている御仁がいらっしゃいまして、
我々が賑やかに近づいていったら渋い顔で逃げるように立ち去るのを目撃しました。
(よく知られているように本種は熊本県条例で採集禁止指定されています)
久しぶりに見ると、堂々とした風格に圧倒されましたが、この美しい蝶が
いつまでも遥かに広がっている素晴らしい景色の一部であり続けますよう、
あらためて皆様のご理解とご協力をお願いいたします♪


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