<2>播磨地方各地 続き |
さらに感動は続きます。周りの人に「開いてますよ〜!」と大声で叫ぶと、
「こっちもだよ〜」の声。慌てて駆け寄ると、こちらでは、ヒロオビミドリシジミが
ビカビカ状態で大満開してるじゃないですか。いやはや感動。
彼はしばらくV字(左)になったあと、角度を変えて再度全開(右)に。
面白かったのは、最初は開いた〜!と、皆さん感動していたんですが、しばらく
バシバシ撮ってると、この個体は新鮮すぎて鱗粉が立っていないから
ヒロオビ本来の色が出ない、との苦情が出始めまして(笑
まぁ、第一目標制覇の後は、だんだん贅沢になっていくのはお約束ですよね。
うろうろすると、近くではヒロオビミドリシジミ♀(左)も全開中でした。
あたりにはかわいらしいルリシジミ(右)も登場したのでこちらもバシバシ撮影。
さらに、ウスイロオナガシジミも再登場されたので、こちらもお腹イッパイ撮影した後で
大満足して次のポイントへ移動することにしたのでした。アサイチから楽しかったなぁ。
お次にやってきたのは、昨日大量のウラナミアカがいたというポイント。
しかし、不思議なことに探せどもこれがさっぱり見つからず…1日の差でなにが?
かわりに林床に大量のシソバタツナミが見つかったのは嬉しい成果でしたけど。
それでは、とさらに移動してきたのはいつもの湿地。
歩き始めると、さっそくウラナミジャノメ(左)やら、ウラギンスジヒョウモン(右)やらが登場。
さて今年初のヒメヒカゲはというと、♂(左)は少しぼろい個体も多かったのですが、
♀(右)はいましがた羽化しましたという感じのピカピカな個体が多数。
湿地の中でもウラナミジャノメ(左)はアチコチで飛びまわっていました。
コモウセンゴケ類の花(右)も見れましたが、なぜか開いている株はほとんどなく、
イシモチソウとかはすっかり終わった感じで、ちょい中途半端…
さて、4人でウロウロと湿地の中を歩き回ると、あちこちで賑やかに
ヒメヒカゲが御登場されます。今年も健在なようで、とりあえず一安堵。
湿地の中ではまだ小柄なコガネグモ(左)もたくさん目に付きました。
なかなか見事だったのは、これでもかというくらい大満開のネジキ(右)。
びっくりしたのは、そのネジキの花上にとまっていたヒメヒカゲ(左)。吸蜜ではなさそうだけど。
その後、ノイバラの花上に止まる個体(右)も見つかりましたが、
これもストローを伸ばしている気配はありませんでした。こいつらは吸蜜はしないのかな?
悔しかったのは、目の前で産卵してくれた個体(左)。シャッターが間に合わず、
卵とのツーショットになったのがなんとも悔しくて、しばらく追いかけてみましたが、
再度産卵するそぶりは全くなく、のんびりひなたぼっこ(右)開始。むむむ。
そうこうするうちに、交尾個体をみつけていただいたので、嬉しくなってバシバシ撮影。
実は、交尾個体はまだ未撮影だったので、今回の最重要課題に設定
していたもので、ホンキで嬉しい限りですゾ。
敏感でほとんど撮影できませんでしたが、ウラギンスジヒョウモン(左)も登場。
その後もヒメヒカゲ(右)としばらく遊んだ後で、dandara2さんは帰路につかれるとのコト
だったのでここで解散となり、後は単身で別の場所に攻め込むことに。
続いてやってきたのはイボタノキ(左)が茂っている場所でしたが、いい感じに咲いている
モチノキ(右)が見れたくらいで、期待していた某ゼフは大空振り。
それならば、ということでちょいと大きく移動して別の方面を狙いに行くことに。
今んで、やってきた場所ではおもしろげなテンナンショウ類(左)を発見。マムシグサ?
林の中では明らかに別物のテンナンショウ類の葉(右)が点在していましたが、
これはキシダマムシグサだったりするのかな?
んで。期待していたベニバナヤマシャクヤクはなんとまったく花なし。
聞けば今年は既に遅かったということのようで、なんとも難しいもんじゃなぁ。
うろうろすると、昨年と同じ失敗をしてヘンな道に迷いこんでしまい、尾根越えルートで
大汗かくという大失敗を繰り返したり。しかもなにもいなくて、途中のイケに大量に
集まっていたモリアオガエル(左)が僅かな成果。悔しいので顔のドアップ(右)撮ってみたり。
その後は、さらに移動して某河川に攻め込みましたが、羽化不全のオナガサナエ(左)と
アチコチにベタベタ着いていた羽化殻(右)がみれたくらいで、狙いの某トンボは
さっぱり姿を現さず、なんとも尻すぼみな1日となったのでした(^^;
ということで、スタートはメチャクチャ楽しかったのに、
どうも後半になるほど中途半端な感じの展開の1日でした。
まぁ、最初の場所は、あれだけ蒼々たるメンバー勢ぞろいでしたから
あれで成果がないほうがおかしいってモンでしょう(笑
お世話になった皆々様方、本当にありがとうございました☆
ちなみに、今回痛感したのですが、ゼフは大人数で遊んだ方がダンゼン面白い。
まず、目が多くなるので発見が増えるし、開翅しそうな個体を複数箇所で見張っておいて
開いたらそちらに集まる、なんて効率のイイコトまでできちゃいます。
それ以上に重要なのが、開翅待ちの時間を楽しいおしゃべりで過ごせるので、
待ちくたびれてウロウロしている間に決定的瞬間を逃したという
実にありがちな悲劇の防止にもなって、もう一席何鳥だか、って感じですね。
今日の後半戦から推察するに、どうも単品の時のヒキはここのとこ
かなり絶不調のようですので、またぞろこんな感じで、
いろんな方にひっついていって、楽しく遊ぶチャンスを企もうと思っております。
てなわけで、またどこかに押しかけたりしそうですが、どうぞご勘弁を(笑