短時間×2本〜合わせ技掲載〜 11.11/19&23

今回は、諸般の事情な短編2本合わせ技掲載。
ええ、説明するまでもありませんが、1回分だけではネタ不足で(笑
ここんとこの狙い済ましたような天候不順のおかげで…
1つ目は、所用ついでの関東遠征!だったのですが、
時期も良いしルーミス行こう、と盛り上がってたのに予報は「曇り時々雨」。
うん、これじゃルーミスはムリだから、古巣を歩こう…が
まさかまさかの台風がごとく大豪雨でニッチモサッチモという展開(^^;
2つ目はその逆に、雨の予報で早々に諦めていたら
予想外の隙間があったので、なんとか所用前に時間を作って
短時間だけ特攻という不思議な展開。
うん、ここのところ、どうもこうも天気の神様に嫌われてるぞ……

<1>11/19 藤沢市周辺

  
というわけで、予想以上に分厚い雲におののきつつ、O氏と合流。
昨今、クロマダラソテツシジミで賑わっていた場所をご案内いただくと、ご立派なソテツ(左)
には、大量の食跡(右)。こりゃおもしろそう、と思いはしたものの、
あまりに肌寒くて成虫はみつからず、あげくの果てにわりとすぐさまかなりの大雨に…

  
こりゃ蝶とかどうにもならんわ、ということで、おもしろげな海鳥の噂のあった海岸を
歩くことにしますが、海辺に出てみてビックラ仰天。
海がもんのすんごい大荒れなんです。大波ザブザブで、サーファーだらけ(^^;
波打ち際のヘンな場所にコサギ(右)がいたりはしましたが、あまりの波風に
海の方向いて立ってられないくらいなので、ここは早々にギブアップ。いても見つからんし。

  
しょうがないので、風のまだオトナシそうな谷戸でも歩きますか、ということで歩き始めると
お久しぶりのタンザワフキバッタ(左)がいたり、氷雨に縮こまるように
歩いているオオカマキリ(右)がいたりしますが、雨足は一向に治まる気配がありません。

  
なんともつらそうに隠れているアキアカネ(左)も発見。小さなアカボシゴマダラの幼虫(右)も
いましたが、こんなのさえ風が吹き荒れてマトモに撮れないくらいの状況なんです…

  
花の跡?があるモウソウチク(左)があちこちにあって、これは開花なのか、
それとも別の状態なのかとしばし悩んでみたり。咲いたら枯れるんだから花じゃない?
あとは、なにがどうなったのか、捻じ曲がった挙句に樹にめりこんでいる
モウソウチク(右)があったんですが、タケノコからすくすく伸びていったとして、
どこでどうなったらこうなりえるのか、二人でしばし悩んでみたりとか。

  
その後も別の谷を歩き、その変化にビックリしたりもしましたが、あちこちに
咲いているお久しぶりのカントウヨメナがうれしかったくらいで、それ以上の成果なし。
っていうか、横殴りのモンのすごい豪雨で、明らかに台風級の暴風状態。
それが夏ならともかく、11月末なんだから歩いていてもしんしんと冷え込んできて、
とてもじゃないけど虫とか探せる状態じゃない……
ということで、この日は早々に諦めてファミレスでメシ食って歓談して解散したのでした(ToT)

<2>11/23 阪神間某所

  
んで、その数日後の休日。この日は予報が朝から「雨マーク」と力強く宣言していたので
半分諦めてのんびり出かけると、予想外に悪くない空模様。
慌てて、前回悔しい思いをした某河川に突撃すると、大量のオカヨシガモ(左)の中に、
強風にあおられてパンクヘアになっているキンクロハジロ(右)を発見♪

  
なんとも中途半端な雰囲気のヒドリガモ(左)を見ていると、えらく色の淡い♀(右)が
近くを横切っていきました。これはアメリカヒドリ…にはちょっと色が濃いかな?

  
さて、狙いのアカハシハジロ君はというと…なんか遠くで寝てる〜!
それもなんかものすごく寝っぱなし〜。肩羽から1枚抜けかけの羽がチョロンと
出てるのが可愛いですが、なんせこれじゃリベンジにならんナァ…

  
と思って諦めかけた時。かれはふいに起きたかと思うとグングンとこちらにやってきて
すんごい至近距離に。おおお、これは予想外の展開じゃ。
嬉しいんですが、今回はデジスコしか持ってこなかったので、近すぎてはみ出す状態。
ケラれの出ないギリギリまでひいてもこの状態だったうえに、何を思ったか
ひたすらグングンと上流に泳いで行っちゃうモンで、もう四苦八苦(^^;

  
彼はほかのカモ類に混じってしばらく岸辺をウロウロ(左)した後、
突然何度もガボッと潜水(右)をご披露いただいたり。腹減ってんだな?

  
潜っても割りと短時間であがってくるので、あがりっぱなをねらって
バシバシと連射してみると、これもソコソコ面白いショットがとれて嬉しくなります。

  
よくよくみると、やつは潜っては藻をひきちぎって(左)、食べてました。オオカナダモかな?
しばらく見てると、のんびりとくつろいだポーズ(右)も見せてくれたりとか。

  
その後は、何度も羽繕いを見せてくれる芸達者っぷりでしたが、
2度ほど披露してくれた羽ばたきはタイミングが悪くていずれも撮れず(^^;

  
一息ついてまわりを見回すと、ノンビリと泳いでいるホシハジロ(左)に混じって
不思議な色合いのマガモ(右)を発見。換羽中なんだろうが、なんか怪しい雰囲気やな。

  
さて、その後もしばらくアカハシハジロ君(左)をおっかけていると、運良くというか
えらく面白い感じの潜りっぱなシーン(右)が取れました。脚がバッチリだな。

  
某掲示板に張れそうな正面顔(左)やら、アタマ掻き掻きのポーズ(右)を撮ったりして
遊びましたが、そうこうするうちにあっけなくタイムアップ。
薄着で来たので体が芯から冷え切っていたこともあって、そそくさと引き上げたのでした。


んで、この日は午後からはチョウ類保全の学習会に参加して、深い話を
いろいろと聞かせていただきました。勉強になりました。
中でもスゴイナァと思ったのは、生息地の破壊などが起きた場合、すぐに激減する
場合だけではなく、何度も個体数の増減の波がある中で、10年も20年も
してジワジワと数が減って消えていくことが多いという話。
そう考えると納得のいく例が多いので説得力がありますが、そうなると
現在なんとか小康状態な種類でも安心できないということですから
もしかして、あれもこれも、と不安になる話でした…

というわけで、合わせ技掲載の不思議な1ページでした。
前半戦の関東遠征はあまりにもあまりな天候でホンキでナミダものでした。
なんどか弊HPの掲載記事をご覧になってる方は理解いただけるでしょうが、
私もOさんも、少々の悪天候では諦めないタチなんですので、この2人が
揃って諦めたんだから、手のつけられない天気だったのが理解いただけるかと(^^;
ハラが立つのは、翌日は所用で時間が取れなかったのに、
きっぱりと大快晴で、暑くてたまらんくらいの気温になったんですよねぇ(笑
あの日に房総にいけたらルーミス最高だったろうナァ…
代わりに、後編の方ではなんとか前回のリベンジが叶ったわけではありますが、
それも結局短時間しか遊べなかったし、強烈な川風にあたって
芯から体が冷え切ったものでその後数日はカゼひいてヘバっちゃいましたし、
う〜ん、なんだかなぁ、という感じですね。
どうにも中途半端に運気の悪いトコは、きっと年末にかけて
どこかで大ラッキーに繋がる、と考えておくことにしましょう。うんうん。


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