アコガレ再訪〜宮島御案内〜 11.7/31
  
<2>ハチ高原周辺 続き

  
さてさて、その後も頑張ってひたすら連写しまくってシロウミアメンボと遊びます。
AF連写の威力か、数枚マトモそうなのも撮れましたが、これも低打率。

  
面白かったのは交尾末期になるとなのか、えらく間延びしたポーズ(左)もみれた事。
あと、あまりアップでは撮れませんでしたが、岩場に登って休む個体(右)も見れました。

  
ただ、そういった岩場に登っている個体は、下に他の個体が通ったら
いきなり襲い掛かるように落下してしばらくとっくみあい(左)していたので、休憩ではなく
♀を押さえつけるための作戦なのかもという気が若干(^^;
その後は、単独個体(右)をひたすら狙って、なんとか数枚だけ見れんことない
程度のショットも無事GET。いやぁ、素早く動く分、交尾個体よりはるかに難しいんですよ。

  
んで、湿地に戻ってまたミヤジマトンボを狙いますが、なかなか♀は登場せず
同じような個体がのんびりテリ張りするばかり。その間にもぐんぐん天気は悪くなるし…

  
でも、天気悪くなったからなのか、砂浜に降りて休憩?している個体も見れました。
休憩なのか、この位置でテリ張りしてるつもりなのかはよくわかりませんが。

  
あたりをウロウロすると、パラパラと咲いているハマゴウ(左)に混じって、予想外にも
シバナ(右)があるのを発見。後で調べると保護して植えたものっぽいですが。

  
そのあたりでようやく♀(左)を見つけれたのでバシバシ撮影。面白かったのは、近くで出現した
別の♀はあっというまに高い梢(右)に消えたこと。そうか、こうやって隠れてるのか?

  
それでは、ということで残ったメスをバシバシと撮影しますが、そうしているうちに
かな〜りハデな雨が舞い降りてきやがって…このあともさらに天気が
悪化しそうなので、後ろ髪強烈に引かれつつ、引き上げることに。

  
歩いていくと、浜辺にはヤマトマダラバッタの幼虫(左)、成虫(右)ともに
遭遇できました。うん、やっぱり良好な浜辺環境が残っているところだねェ。

  
面白かったのは、お初にお目にかかったハマダンゴムシ。これがまるまると
なんかアンドロイドみたいなかわいいお姿(左)で見惚れたのですが、
それ以上に面白かったのは、しばらく見てるとガサガサッと砂に潜り始めたのが
これまたえらくスピードが遅いんです。それでやってけるのかいなと心配しちゃうくらい。

  
さらにあるいていくと、これまたビックリな出逢いがありました。さすがにすっかり花は
終わっていますが、これまた大好きなイワタイゲキです。花の頃に再訪しようかなぁ。

  
あと、さらにビックラこいたのはこちら。海岸に出てきたニホンジカです。
いや、宮島は鹿で有名ですから不思議ではないんですが、海岸を歩いていたので
どうしても彼のいる辺りをとおらなきゃいけない……さすがにこの距離は危ないなぁと
O氏と話ながら、ちょっと驚かして退いてもらおう、ということで
近場の貝殻を彼の方に投げると「ん?エサくれんの?」とばかり近づいてきたので大苦笑。
結局難なく通していただけたのですが、キミはいいのかそれで?
んでその後は散々迷いつつなんとか車まで戻りましたが、中心街まで戻って一休み
していたらこれまたものすごい雨になったので、早めにとっとと引き上げることに。

  
んで、ここからがミスだったのですが、どう考えても時間に余裕ができるのは
わかっていたので、別ポイントの案内も考えていたのですが、諸事情で家を出る直前に
親と車を交代したら、カーナビに入っているポイントがわからん(^^;)!
しょうがないのでなんとか思い出せるポイントに行ってみましたが、いきなりオナガサナエの
羽化失敗個体(左)やら、ミヤマアカネ(右)やらが出てきた程度。

  
しばらくウロウロと探しましたが、モンキチョウの交尾(左)やら、ミヤマアカネの羽化殻右)なんて
あたりは見れたものの、肝心のトンボはサッパリ見つからず。

  
悔しかったのは、クモの巣にかかっていたサナエ類(左)。オナガ?とかいいつつ
外してみると、これがキイロサナエ(右)なんですよね。オオッと思ったけど他には見つからず(ToT)

  
ちょいと嬉しかったのは、かわいらしいセスジスズメの幼虫。弱齢(左)から、
かなり成長してきた中齢(右)までいましたが、いやはや鮮やかな模様じゃのぉ。

  
コスズメの幼虫(左)も闊歩していました。最後に交尾中のギンヤンマ(右)を
みつけるという幸運はありましたが、カメラ向けたとたんに高い梢に飛び去って…
というわけで、なんとも中途半端な〆となったのでした。た・は・は。

というわけで、無事にご案内叶った上に、あれこれと
かなり楽しめた1日となりました。
いつもながらご一緒いただきましたOさん、ありがとうございました!
(最後ちょいと中途半端になったあたりはどうぞご容赦くださいマセ)
しかし、けっこうな久しぶりに来訪しましたが、
まだまだ最後の砦であるこの場所では、ミヤジマトンボが健在で嬉しい限り。
今年もマーキング等でかなりきっちりと調査・保護もされてるようだし
少しずつでも増えてくれることを祈るばかりです。
そして、毎度ながら、おまけで見れるものが実に濃いのがこの場所の嬉しさ。
なんとかシロウミアメンボも前回よりはマシなものが撮れたし、
予想外のウエマツソウやらヒナノシャクジョウの開花株やら
いやぁ、やっぱり神社林としてずっと保護されてきただけのことはありますね☆
来年は、もっと早い時期に未熟個体やら羽化個体やら狙いで来ようかなぁ、とか
少し企みつつありますので、その際には探索範囲を広げて
さらなる成果を狙ってみようと、いまから皮算用が走り回っています♪


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