謎のゼフ合宿A〜濃密なる幕引〜 11.7/3

この週末は、謎の『ゼフ強化合宿』第2日目。
昨日見損ねた種類なんかをなんとか見つけ出して課題クリアすべく、
みなさまかなり気合も入っているようで宿でも5時前に置きだす人多数(笑
そんな中の突撃は、早朝からソコソコの成果を上げつつ、
途中から、「田舎で暮らそう」のyamaさん御一行5名が参加され、さらに
一大勢力と成長しながら(考えたら14名ってすごいなぁ…)、
賑やかに楽しく、全速力で走り回ってきたのでした。
不肖の案内役でしたが、なんとか課題もクリアすることができましたし、
最後のライトトラップまで含めて本当に充実した1日でしたよ〜♪

<1>但馬各地

  
というわけで、この日も気合を入れてまずやってきたのは、
こちらもリクエスト物件であったカラスシジミ。数年ぶりの来訪で内心ドキドキしつつ
でしたが、数叩き目で無事にひらひらと舞い降りてきてくれて、
なんとかご期待を裏切らずにすんだのでした。意外だったのは、いままでは
オマケでいろんなゼフが出たのですが、この日はオマケ皆無だったこと(^^;

  
それではと、この日も懲りずに山に登ると、さっそくテリ張りしてるアイノミドリシジミ(左)発見。
先客数名に混じらせていただくと、何度も卍飛翔(右)が見れるものの、
わがデジカメではこんなのが撮れるくらい。設定が良くわからんのよねぇ(^^;

  
粘っていると、やがて結構いい場所で開翅してくれる個体(左)も御登場。
さらにはFZ100でもこんなに撮れるほどの至近距離(右)に止まる個体もいました。

  
それでは、ということでワタシはいつもどおりデジスコを出してバシバシ撮影。
ちぃとボロになりつつあるのが残念ですが、きらびやかな輝きがサイコーですなぁ♪

  
バシバシ撮ってるとこんなのも撮れちゃったりします。うんうん、イイ感じ。
ドアップ撮影派のワタシにはなによりなグッズなわけですが、それ以上に今回は
大人数の中で、他人のジャマせずにアップが撮れるのが利点でしたね(笑

  
というわけで、比較的近距離の時には、こ〜んなドドアップも撮れたり。
 やっぱりゼフ撮影にはデジスコは面白い♪
問題は、長竿振り回しつつデジスコを持ち歩くことはできないという事実。
う〜ん、コロンブスの卵的ないいアイデアはないかなぁ。

  
大多数の人がアイノポイントで粘っている中、さらなる成果を求めてバシバシと
長竿振り回すと、エゾミドリシジミ♀(左)が御登場。よかった、♂♀揃ったぞ♪
ヒオドシチョウ(右)も、ちょうど今が時期のようで、あちこちで見かけました。

  
結構驚いたのは、途中でご登場されたウラクロシジミ。近くには下りてきてくれなかった
のですが、あとで画像をチェックしてみると、これが♂らしいんですよね。
先週でもボロボロばかりだったのに、こんな新鮮個体がいるということは、けっこう
今年はダラダラ型の発生だったということなんですかねぇ?

  
その後も粘ると、ヒオドシチョウ(左)は何度も御登場、クロサナエ(右)も
何度か登場してくれますが、そろそろいい時間だということでヒサマツポイントへ移動し、
そこでとりあえずはしばらく粘ってみる作戦に変更。

  
すると、その近くでウラクロシジミが御登場。こなんせ昨日は撮影圏内には登場しなかったの
ですから皆さん大喜びでバシバシと撮影。ここ数年、この場所では個体数がかなり
減っていたのですが、どうやら若干ながらも回復傾向みたいですね。

  
その後、皆さんは昨日の教訓でじっとポイントで待機されていましたが、
忍耐力のないわたしは周辺をウロウロして、なんとかエゾミドリシジミを発見。

  
近距離までは降りてきてくれませんでしたが、フジミドリシジミ♀(左)も登場。
あたりにはツルアリドウシ(右)もいい雰囲気で咲いていました。

  
その後も粘れど成果なく、イイ感じに咲いているナツツバキ(左)だけ撮って
戻ると、ノンビリしているミヤマサナエ(右)を発見。この時期は多いよなぁ。

  
やがて遠くをヒサマツが飛び始めたのでドキドキしながら待っていると、ふいについと
近くに登場したのは…ありゃ、なんでかフジミドリシジミ♀じゃん。開翅も披露してくれたし。

  
何度も飛び交うトラフシジミ(左)にだまされつつ待っていると、ふいにそこそこいい距離に
ヒサマツミドリシジミ(右)が御登場。でもすぐに飛んじゃうんです。むむむ。

  
騒いでいると悠々とクマタカ(左)が登場。このあと、かなり至近距離まで来たのですが、
うっかりマクロモードにしていたのでどピンボケしか撮れなくて…
ヒサマツミドリシジミは、遠くで卍飛翔(右)するばかりで、なかなか近くに来てくれません。

  
デジスコでなんとか、と狙っていると、ふいにコムラサキ(左)が登場したので、デジスコで
パチリと記念撮影。遠くに止まったムラサキシジミ(右)もデジスコで撮って遊んでみたり。

  
そうこうするうちに、そこそこいい距離にヒサマツミドリシジミが止まり始めました。
色めきたって、大集団でバシバシと撮りますが、デジスコでこれですから遠い&高い。
ちなみにこの日は網屋さんも何人もいらっしゃっていたのですが、大騒ぎしつつ
バシバシ撮ってるところにニュッと網が入ってきたのにはビックリしました。
ワタシは採集禁止論者ではありませんが、このシチュエーションはいささかどうかと(^^;

  
その後も粘りますが「お〜い、デジスコなら撮れるよ」と何度もよばれるくらい、イマイチ
いい場所には止まらないまま時間ばかりが経過。天候もイマイチだったからなのかなぁ…

  
そのうち、葉先に静止した個体が、すっと翅を閉じたんです。初撮影の方々は
ようやく本種の特徴である翅裏の紋様が撮れた、と喜んでらっしゃいましたが、
こいつが翅を閉じたということは……と思っているとほどなく雨がふりはじめやがって(^^;

  
コリャまずいかな、と車に戻りかけると、車上でべったりと開翅しているクロヒカゲ(左)を発見。
鉄塔にやたら集まっているイワツバメ(右)なんてものも見れましたが、
直後にまた、空の栓が抜けたがごとく大雨になって大慌てで退散。まぁ、今まで
降らずに舞っててくれたんだから、それだけで良しとしなきゃ、ですかねぇ(^^;

   
yamaさんたちをご案内してお次に来たのは、昨日と同じ草地。しかし、狙いのキマルリは
登場せず、ヒメヒゲナガカミキリ(左)やら、フキバッタ類幼虫(右)やらが出るばかり。

  
おおっと思ったのは、かなり巨大スケールだったクワゴの幼虫(左)。
こんな形の新幹線あったよなぁと思いつつ周辺を見ると、こちらはかなり小さな
中齢幼虫(右)も何匹も見つかったのでした。

  
その後も粘れど、ベニシジミ(左)が飛ぶばかりでドキドキしていたのですが、
やがてようやくキマダラルリツバメ(右)が飛び始めてホッと一安堵。

  
大喜びで撮影されている皆様方とは少し離れた場所で待機していると、ふとイキナリ
すぐ目の前の葉上にもキマダラルリツバメ(左)が登場。開翅(右)すると真っ黒な個体でしたが…


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