古巣にて〜源流祭2011〜 11.5/8
  
<2>小山田緑地周辺 続き

  
さらにうろうろすると、地味ながら和風の美しさを持つ蛾の幼虫(左)も発見。
アカスジキンカメムシの幼虫(右)もこっそり葉裏に隠れていたりします。

  
これもいつも楽しみにしているコケリンドウ(左)は今年もまだまだご健在。
ちょっと林の中をのぞくと、あちこちでキンラン(右)もいい感じに咲いていました。

  
さて、その後はしばらくEさんと店番をした後で、またフラフラと周辺をうろつくと
草むらにヤセウツボの花芽(左)があってちょっとビックリ。さらに近くの
石垣では、なぜかニホントカゲの壮絶な喧嘩(右)が見れたんです。

  
と思ったら、それは喧嘩ではなく、どうやらちょいと強引な求愛だったようで
しばらくみてると、こんな体勢に。しかし、力一杯噛んでますが、
これって愛情表現なんですか?それとも単なる力づくってヤツなんですか?

  
その後、数年来足を伸ばしていないあたりを訪れてみると、ものすごい大満開のミズキ(左)
やら、ヤマグワ(右)やらに出くわしてちょっと目をぱちくり。こりゃお見事。

  
あたりではアオスジアゲハ(左)が飛び交っていたのでバシバシと撮影。
小さな湿地では、たくさんのシオヤトンボ(右)が賑やかに飛び交っていました。

  
林縁を歩くと、実にいい雰囲気に咲いているフジ(左)があったりもしました。
お久しぶりのイボタノキの群落(左)を発見し、じっくり探すもイボタガ幼虫は見つからず。
ちょっと驚いたのは、丘の上で超高速でテリを張っていたアオバセセリ。
久しぶりなのでなんとか撮ろうと頑張りますが、あまりに早すぎてめくらめっぽう連写しても
1枚も画角に入ってないという体たらく。あの状態じゃ証拠写真すらムリだよなぁ。

  
道端には、色鮮やかなクサボケ(左)もありましたし、すでに花芽を膨らませ
はじめたエノゴキ(右)なんかも見つかったりします。

  
これまたイイカンジに咲いているヒメハギ(左)も発見。ササバギンラン(右)は
まだ小さな花芽状態だったりしました。これまた予想外だなぁ。

  
なかなかお見事だったのはアチコチに咲いていたキンラン(左)。お約束の花のアップ(右)
でみると、やっぱりなんともかわいらしくて、なんとも嬉しくなっちゃいますね。

  
アワブキ(左)も花芽をつけ始めていました。そして、よくよく考えると本来この時期は
大満開で芳香を放ちまくっているはずのハリエンジュ(右)は、まだ明らかに咲き始め。

  
さて、広場に戻ると、ちょうど白井貴子さんのコンサートがスタートして
賑やかな雰囲気に。樹々の中を通り抜けていく歌声は、なんともステキで
しばらく心からのんびりゆったりとした時間をすごせました。

  
さてさて、源流祭も終了して撤収し、お次の会場への移動がてら、
Eさんと一緒にまた虫探ししながら動くと、道端にカナビキソウ(左)が咲いてたり、
面白そうなカエデ類の花(右)が見つかったりします。

  
ここでも懲りずに桜なんかの葉裏をながめてきますが、セモンジンガサハムシ(左)が
見つかるばかり。でも、そうこうするうちに、なんとEさんがコナラの葉裏から
見つけてくれたのは、予想外のウラナミアカシジミ幼虫じゃないですか!

  
幼虫を見るのはお初なので大興奮しながらバシバシと撮影。ちょっと木影で
薄暗く、寝ぼけた写真しか撮れませんでしたが、背中のモヒカンがかわいいねぇ♪

  
その後もしばらく粘りますが、キドクガ(左)がいたり、ニホントビナナフシの幼虫(右)が
いたりした程度で、それ以上の大ヒットはなくタイムアップ。

  
お次の会場に急ぐ道中、巣から落ちたらしきスズメの幼鳥(左)やら、
こちらも誰かに踏まれたらしきアオオサムシ(右)などにも遭遇。その後、
鶴見川源流の保全活動をテーマにしたシンポジウムで懐かしい話をたっぷり
拝聴し、このステキな1日の〆括りとしたのでした。

というわけで、今年も楽しい一日でした。
やはり、遠かろうがなんだろうが、このイベントだけは欠かせませんなぁ。
いつもどおり懐かしい顔々と、懐かしい自然に挨拶できて、
必ずいくつかのビックリ似も出会えて、本当に満たされた時間。
今回は毎度恒例の懇親会で暴走するK教授という構図が見れなかったのが
ちぃと心残りではありますが、それでも行った甲斐は十分にありました。
今後とも懲りずに行きますので、どうぞみなさん、ヨロシクです♪
ちなみに、今回の会場、小山田緑地を初めとした鶴見川の源流部には
通う度にビックリするような底力のある自然が残っています。
鶴見川源流ネットワークのHPにはいろんなイベントが掲載されていますから、
是非是非、一度遊びに行ってみて下さいませ(>_<)!


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