再・BoninなGW@〜島への旅立ち〜 11.4/29

さて、この日はGW、7連休の初日です。
このGWは、なんと愚かにも暖めていた企画がありました。
それは…「小笠原・ザ・リベンジ!」
おいおい、2年前にこっぴどくヤられてきたじゃないか、というご指摘
もあろうかと思いますが、前回も書いたとおり思い入れもある場所
なので、どうしてもやはりもう一度挑戦を!と諦めがつかず…
バカなことは重々承知、治らん病気はしょうがないじゃねぇか!
と息巻きながら、船の予約をした次第ですが、その後さすがに
強烈に後悔しつつ、直前に妙に仕事がたてこんで気持ちの準備すらできず、
まぁ行くだけ行くか、というノリで竹芝桟橋へ着いたのでした。
#なお今回の旅路は諸般の事情により一部掲載を自粛したため、#
#公開版と非公開版が存在しますのでご了承くださいませ。#
#作者の友人・知人の方は「完全ページ」もご参照ください(^-^)#

<1>小笠原航路

  
というわけで、夜行バス経由でえっちらやってきました浜松町。
桟橋までうろうろする道中、ふと気付くと道端にマツバウンラン(左)やら、
アカバナユウゲショウ(右)なんかが咲いていることに気付きます。

  
こういう場所ならではの帰化植物、マメカミツレもあちこちに咲いていて、
しばらく帰化植物ウォッチングを楽しんでみたり。いや、時間が余ったんでねぇ…

  
そうこうするうちに到着したのは、懐かしの竹芝桟橋(左)。
予想以上にすごい行列ができていてギョッとしつつ、今からお世話になるおがさわら丸(右)
を撮影して遊んでみたり。ちなみに、この日の乗客数は950人だったそうで、
本気でリミット一杯ですよね。2等客室の狭かったことといったら!

  
さて、とりあえず乗船手続きだけして周辺をうろつくと、花芽をつけ始めた
センダン(左)や、こちらは立派に実になったエノキ(右)なんかが見つかります。

  
植栽モノのシャリンバイ(左)もいい雰囲気に咲いていました。
ノゲシ(右)もなんだかお見事な群落があるのでバシバシと撮ってみたり。

  
こういう場所なので、セイタカハハコグサ(左)なんかも群落がありましたし、
ちょっと意外なスズメノエンドウ(右)なんかも発見。あれこれと楽しんだ後、大急ぎで
カップ麺を数個買い込んで、船上の人になることに。
 ちなみに船上のレストランは高いし混むので、昼夜朝と3つのカップ麺を買って
船に乗るのが「おが丸常連客」の常識になっています。ご参考までに(笑

  
さて、すぐさま甲板にかじりついて海鳥見物としゃれこみますが、
東京湾の中はあまり取り影も少なく、ユリカモメ(左)やウミウ(右)が出るばかり。

  
ユリカモメはすっかり頭の黒くなった個体(左)がほとんどでしたので、練習とばかりに
FZ100+テレコンでバシバシと撮って遊んでみたり。高層ビルを背景に
水面を舞うユリカモメの群れ(右)なんてのはなかなか見ごたえがありますよね。

  
などと思っていると、なにを思ったのか、かっぱえびせんを撒く子供が出現。
あっという間に周辺はユリカモメの大群に囲まれて超賑やかな状態になったのです!

  
おおっ!と思いながらバシバシとFZ100を連写しまくると、こんなのが
バシバシ撮れちゃったり。どちらもノートリでこれですから楽しい限り。
FZ100は連写スピードが速いのと、AF連写が利くのが素晴らしいですよね♪

  
というわけで、青空バックの飛翔写真もバキバキに撮れちゃいました。
さすがにすぐ目の前を飛んでくれますから、バチピンで撮れて楽しいですねぇ☆

  
調子に乗って、争奪戦な感じの写真から、中途半端な換羽の個体を
さらに数枚。わたり直前ということもあってか、争奪戦はかなり激しかったです。

  
もうメチャクチャはみだしまくりですが、こんな感じのぎょろ見なショットも
撮れちゃいました。当然ながらノートリなわけですが、
なんかものすごいうそ臭さがあっておもしろいですよね。

  
 なにも考えずに連写しまくった中から、ナイスキャッチ直前なのを2枚ばかり。
狙ったわけではないですが、面白い瞬間が撮れたモンです。

  
そして、さらにナイスキャッチの瞬間も2枚ばかり。いやぁ、連写って面白い♪
ちなみに、バカみたく2GBのメモリをあっという間に満杯にするくらい撮ったもので、
あとでの整理が大変だったことといったら…バッテリーもメチャ減っちゃったし(^^;

  
争奪戦を撮り飽きたので、少し引き気味で正統派の飛翔写真(左)を撮ってると、
オレも撮れとばかりにウミネコ(右)が目の前を通過したりしました。

  
その後も、近くを横切ったウミウ(左)を撮ったり、これまた何を思ったか
デッキの真横を通過したユリカモメ幼鳥(右)を撮ったりしますが、先ほどの狂宴の
あとは、パタッと鳥影が静まってしまい、しばらくはボケ〜ッと水面を眺めることに。

  
暇なので、南方めがけて走るおが丸のマスト(左)を撮ってみたり。
分かる人はごくごく僅かですが、バックミュージックはなぜか”Go West”です(笑
などとバカなことを考えていると遠くをアジサシ(右)が通過したり。

  
しばらくすると、オオミズナギドリ(左)数羽飛んだあと、少し遠くを
アカアシミズナギドリ(右)も飛びましたが、その後はほんとうにさっぱり鳥影なし。
あまりに暇なので、しばらくデッキに座ったままウツラウツラしちゃったくらい。

  
やがて八丈島も近くなると、再びオオミズナギドリがパラパラと
飛び始めますが、これがまたえらく数が少ない。おまけに怪しい混じり物が一切ない。

  
そして、さらに難儀なのが、このあたりからえらく波風が荒くなって、こんな
すばらしい波しぶき(左)をなんども食らうハメに。レンズはぬぐってもぬぐっても
すぐさま潮で真っ白になり、ようやく近くを飛んでくれたコアホウドリ(右)
なんかもかなりしろっぽいピンボケ写真しか撮れない始末。
そうこうするうちに大波のしぶきをもろに全身かぶって潮まみれになったあげく
デッキの前半部が立入禁止になってしまい、再びフテ寝をするハメに…

  
ふと目覚めると、ちょうど夕暮れ時で、太陽はかなりの自己主張(左)を
はじめていましたが、そのまま水際の雲の中にすっぽり隠れ(右)、
夕陽見物に集まった人々からは大きな溜息が聞こえてきました。

  
しばらくしてほとんどの人が諦めて諦めて引き上げた頃、夕陽はいきなり
雲の切れ間から姿を現して、そのまま海面に悠然と沈んでいき、その後は満天の星も
しばらく楽しめはしたのですが、大満員の船室に戻ると、私の空間は
他の客が思いっきりはみ出して熟睡しており、しょうがないので毛布をひっぱって
通路に居を構え、ビール飲んで寝ちまう、というしまらぬ幕切れとなったのでした(^^;

というわけで、まぁとりたてて何もないスタートの一日でした。
期待しまくっていた海鳥の少なさにはちょっとがっかりでしたが、それでも
えびせん撒いてた子のおかげで、ユリカモメのバキバキショットが撮れたのは楽しい限り。
(ちなみに筆者は餌付けには基本的には反対ですので誤解のなきよう…)
その後の波しぶきにはかなり閉口しましたが、それをのぞくと、
FZ100+テレコンだと前回のPowershot時代よりはアップに撮れるのと
ピントが合いやすい&AF連写が利くので、ちょっとは
打率があがりそうだ、とわかったのはこれまた嬉しい収穫でしたね。
というわけで、幸先がいいんだか悪いんだか分からん感じでスタートした
今回の「小笠原・ザ・リベンジ!」の旅。
明日はいよいよ上陸、さてはて前回よりはマシな成果が出ますことか、乞うご期待…かな!?


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