昆虫館スタート〜まだ早き春〜 11.4/2&3

この週末は、今年度の佐用町昆虫館のスタート週。
「虫開き」のイベントもあったりして気合が入りますが、やはりどうしても
期初のこの週は所用が入ってしまったりして、
2日ともなんとも中途半端な参加の仕方になってしまったりして。
ネタ的にもハンパで2日まとめて1ページ編(^^;
昨年と違って天気にも恵まれず、まだ春来たらず、な感じの昆虫館
でしたが、それでもうろうろすると、そこそこに面白い出会いが続いて、
やっぱり底力のある場所だなぁとつくづく思う、そんな2日間でした。

<1>昆虫館周辺+α 4/2

  
この日は、まずはめんどくさい所用で岡山方面に出向くハメに。
悔しいので少し早起きしていつもの山麓まで足を伸ばすと、パラパラと
咲いているカタクリ(左)に混じってホソバナコバイモ(右)も大満開。

  
かなり花数が多くて大感激しましたが、この時はえらく強烈な曇天で、
薄ぐら〜いショットしか撮れなかったのは残念無念。
その後、所用方面に予想以上に時間をとられ、昆虫間に向かって移動が
できたのは、昼近くになってからになってしまったのでした(^^;

  
というわけで、久しぶりの昆虫間に到着すると、相変わらずいろんな展示が
増えていて、オオゴキブリの家族(左)やら、ガロアムシ(右)やらにちょい興奮。

  
ちょっと嬉しかったのは、水槽の中に何匹も隠れていたミズカマキリ。
なかなかいい写真撮れてなかったのよねぇ、と思いながらバシバシ劇写☆

  
大貴重品の兵庫県産ゲンゴロウ(左)も元気に泳ぎ回っていました。
そしてびっくらこいたのは、超巨大なモクズガニ(右)。30cmはありそうなド級サイズです。
これはホンキで一見の価値ありなので、ぜひぜひ見に行ってみてください☆

  
周辺をうろつくと、今年はハリマイノデ(左)がまだ古い葉を広げたままで驚いてみたり。
ついでに探したアサギマダラの幼虫(右)はまだまだ超ミニサイズでしたけど。

  
昆虫間の周りでは、ひっそりとカタクリ(左)やら、ミスミソウ(右)
やらといった早春の花も咲いていました。土砂に一度埋まってるのに元気なもんだ。

  
こちらも貴重品の兵庫産ミノコバイモ(左)もいい雰囲気に咲いていましたが、
なぜか横向きに咲いている株があったので内部のドアップ(右)を撮って遊んで見たり。
隠れたところに化粧をする、この心意気がなんともいいじゃないですかぁ♪

  
フクジュソウ(左)もありましたが、ドン曇りなので花はまったく開いておらず。
周辺には妙に丈の低いのばかりでしたが、セントウソウソウ(右)も咲いています。

  
さらにウロウロしさがすと、ひっそりとアズマイチゲ(左)やら、ミヤマカタバミ(右)やら
といったあたりも花を付けていることを発見。ドン曇でどっちも開いてなかったけど。

  
ユリワサビ(左)やら、アオイスミレ(右)といったあたりも見つかりました。
やはり春先に清楚に咲く白い花は嬉しくなっちゃいますね。

  
せっかく昆虫間に来たのだから虫の姿が見たいと頑張りますが、
散々うろついて見れたのは、ビロードツリアブ(左)が1匹だけ。
それでは、と崖をほじくってガロアムシを探すも、幼虫が数匹のみ。
なぜか近くに牙のすっかり抜けたアナグマらしき頭骨(右)があったりしましたが、
それ以上の成果もなく、ゆうゆうと昆虫間オープン初日は暮れていったのでした。

  
その後、夜から近隣で行われたオオサンショウウオの調査に混ぜてもらうことに。
久しぶりの光景にワクワクしながら沢を歩くと、ほどなく小さな幼生を発見!

  
その後は、何箇所かでオオサンショウウオの成体も見つかり、
計測やらマイクロチップの取付等々見せていただいてとても勉強になりました。
なによりも、本当に徹底的に調査されているんだなぁというのが一番のビックリ。

  
計測後リリースした個体の中には、何を思ったのか浅瀬を歩いてくれる
個体がいて、こんなショットも何とか撮影できて小躍りしてみたり。
最後の最後までアレコレと楽しめた1日となったのでした。

<2>昆虫館周辺 4/3

  
翌日も所用を終えて昆虫間に到着したのは既に昼前。
歩き始めると、大満開のミツマタ(左)やら、トサミズキ(右)やらが見つかります。

  
館の中でしばらくのんびり客対応をしつつ、展示されているトゲナナフシの弱齢幼虫(左)
やら、オオクワガタ(右)やらをバシバシ撮影して遊んでみたり(^-^)

  
うろつくと、テングチョウ(左)が飛んでいて嬉しくなりましたが、その後はまたしばらく
肌寒く、虫はほとんど姿を見せず。なにか隠れてないかと倒木をひっくり返したら
すごく面白い具合に隠れてるキノコ類(右)がありましたが、正体は?

  
それでは、ということでガロアムシ探しを頑張りますが、極小サイズの弱齢幼虫(左)
が出てきたくらい。悔しいので、他の人が捕獲した大きなサイズの幼虫(右)を撮影(^_^)

  
今回はちょっとトンチを使って、地面にガロアムシを放してから
上にシャーレをかぶせて、中を歩き疲れて立ち止まるのをまってから撮る
という方法をとると、結構いい感じのショットが撮れて小躍り。
次回は成虫をGETして、こんな感じのショットを狙いたいモンで♪

  
その後は、ノンビリたたずんでいたカゲロウ類(左)やら、気の早いハシバミの花(右)
やらが見つかった程度で、夜まで粘って周辺をうろついてみれども、
期待していたような早春の蛾はさっぱりご登場されずというステキなオチ。
ヤッパリ今年は、結構季節の移ろいは遅いみたいですねぇ。

というわけで、短時間ながら、そこそこ楽しめた2日間でした。。
2日連続で曇天模様、山あいということもあって肌寒い陽気でしたが、
そんな中でもそこそこ楽しい出会いが続くのだから、
やっぱり昆虫館の周りはいい環境が残されているということですよねぇ♪
久しぶりのオオサンショウウオも楽しかったし、
そろそろ早春の蛾にもリベンジしたいところだし、しばらくは昼夜に関わらず
周辺をウロチョロする機会が増えそうな予感です。

最後にまた宣伝を。
佐用町昆虫館は4月〜10月の土・日・祝日にオープンしています。

館の中の展示もまたバージョンアップしてますし、館の周りと周辺の山域には
さまざまな大珍品も含めた多種の生き物が見られ、飽きるヒマすらないことは保証します。
季節も天気も問わずに、なにかしらのビックリが待ち構えていること間違いなし。
来訪時に私がいれば、マル秘ポイントの案内もやらせていただきますよ☆
てなわけで、ぜひぜひ皆様、遊びに来てくださいませね(^-^)♪


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