山陰鳥観旅〜厄払い的特攻〜 11.2/19
この日は、諸般の事情で山陰地方まで足を伸ばしました。
理由は、ここのところ鳥運が劇的に悪いので、面白そうな情報がバラバラッと
出揃ってるとこで厄払いをしてこようという魂胆。
空振りしまくってもどれかは当たるだろう、という安直な思考回路に加え、
この流れだと阪神間の面白そうな場所に行ってもきっといい展開に
ならない上に、他の人を巻き込む恐れが高いから、
いっそ知り合いの少ない場所に行こうということで(笑
そう思って行ってみると、コレがまた見事に予想通りに
「厳しいかも」と思ってた珍鳥たちは総空振りでかなり笑えたのですが、
予想外のヒットもいくつかあって、少しは厄払いになったんじゃないかなぁ
と思える、少し嬉しい一日となったのでした（＾-＾）
| ＜１＞宍道湖周辺 |
というわけで、早朝からうろうろすると、実をたっぷりつけたカワラケツメイ(左)
を発見。近くでは、薄紅色の空の中、ミヤマガラスの群れ(右)に出会ったりします。
まだ朝もやの目立つ中、うろうろしていると、ねぐらから飛び立ったマガンの
群れが、次々と近くを旋廻していきます。なんとも雄大な光景。
ぼんやり眺めていると、なんかバサッと飛んできたもの(左)がいたので
とりあえず連写してから降りたところをみるとチュウヒ(右)だったりという一幕も。
そうこうするうちに、パステル色の残る空を背景に、次々とマガンの群れが
飛んできて雄大な雰囲気に。このスケール写真では切り取りようがないですね。
次々と飛んでくるマガンの群れが、バラバラと水田地帯に降りてくれる光景は
なんとも見ごたえがあり、ひたすらシャッターを連写してしまいましたが、
まだ薄暗いうえにテレコンかましているので、ブレブレばかり量産（＾＾；
なんとかいい感じの飛びモノをＧＥＴしようということでしばらく粘りますが
やはり我が愛機はピントスピードが遅いのでこんなのが限界。厳しいもんだ。
その後、一面に降りているマガンを片っ端からながめていきますが、
これが結構敏感で、近くを農作業車が通ったりするだけでバサッと飛び立ちます。
せっかくなので、しばらく窓から身を乗り出して飛びモノに挑戦。
見ているときは本当に雄大で見事なんですが、一部を切り出すとなると
やはりウデおよびセンス等に相当なものが必要なようで…
しばらく奮闘していると、ぐるぐると何周もしたあとで、こちらにグングン
近付いてきて、バラバラと折り始めたんです。こりゃまた見ごたえがありますぞ☆
その後も次々と舞い降りてくるマガンの群れをじっくり見ながら、混じり物探しをしますが
これが徹底的にまじりっけなし純度100%。う〜む、手ごわいなぁ。
諦めて水田地帯をうろうろすると、すぐちかくにチョウゲンボウ(左)が
ご登場。水田の畝間を走り去るキジ(右)なんかも見つかりました。
ちょいとビックリさせられたのはこちらのムクドリ。おおギンムク！と一瞬
仰天しましたが、よくよくみると頭以外の羽色とかから見て部分白化個体ですね。
もっとも、どこぞでウワサのギンムクとの雑種子孫かもしれませんが(笑
ちょっと荒地っぽい場所を走っていると、あたりに小鳥の群れ(左)を発見。
それがよくよく見ると、なんと全てシベリアジュリン(右)じゃないですか！
それも確実に10羽以上で、オオジュリンが混じっていない純群状態なんです。
いるとは聞いていましたが、こんな数だなんて(＠_＠)！
などと思っていたら、本当にものすごい至近距離といいたくなる場所にも
１羽飛んできてくれて大興奮。でも前被りがひどすぎるので写真的にはイマイチ。
その後、ドキドキしながらそ〜っと車を動かし、全身見えるところまで
移動に成功したのですが、いざシャッター押そうとした瞬間に、ETCの車載械が
「ピ〜〜ッ！カード認証エラーでぇす！」とか叫びやがって(ToT）
当然ながら周辺のシベジュの群れはバサッとすべて遠方に飛び去ったのでした。
よりによってなんでこのタイミングなんだよ！お前オレのこと嫌いだろ！
ちょいと失意に沈みながら、さらに周辺をうろうろすると、ノスリ(左)が何度かご登場。
結構至近距離からの飛び立ち(右）も撮れましたがモロど逆光で…
のんびり佇んでいるトビ(左)なんぞ見つつ、周辺の水田地帯をうろついていると
鳥屋さんの群れを発見。シメシメとばかりレンズの先をのぞいてみると…
いました、かわいいハマヒバリ(右)です。久々の出会いだけどちょぉっと遠いよぉ。
などとぼやいていたら、なにに驚いたのか周りのヒバリごと飛び立った彼は、
ぐるぐると飛んだ後で結構近距離に着地してくれたり。ラッキー！
しかし至福のときはごく短く、彼はトトトトッと遠くに歩いていって、再び
遠方でのんびり餌捕り開始。これじゃぁ厳しいなぁということで転戦することに。