流浪のお盆旅A〜台風一過せず〜 10.8/13

この日はお盆無計画旅第2弾。とりあえず開田高原編です。
狙うはズバリ、チャマダラセセリ!いや、宝くじ並みの確率だとは
わかっていますが、前回来た時にやっぱ簡単にゃ見つからないね、と
早々に諦めた翌日に知人が同じ場所で見事に撮影していたもので…
今回は台風一過だから、空模様はバッチリのはず!
今まで粘りが足りなかったんだから、今回は丸1日、日が沈むまで
徹底的に粘りまくってなんとか成果出してやるぞ!
などと意気込みまくってのスタートでしたが、結果は「台風一過せず」。
このあたりから、今回の隠れたテーマ「裏目旅」が垣間見えますかね(笑

<1>開田高原周辺

  
てなわけで、なんと朝一はまだ小雨。おい、ちょっと待て。
それでもまぁ、ということでオトギリソウ(左)のさく川辺でオニグルミの木を叩いてみたり
しますが、散々頑張って出現したのはゴイシシジミ(右)が1匹だけ。ありゃ?

  
さらに範囲を広げると、アミメリンガ(左)に続いて、面白げなアオシャク類(右)も
登場しましたが、狙いのオナガシジミはさっぱり登場せず。
2年前にはワンワンと飛んでいたのに、この差はいったいなんなんだ〜?

  
近くで驚いたのは、ものすっごい花盛りのアカネ(左)。アップ(右)だとかろうじて雰囲気が
わかると思いますが、こんなにもの大満開、ホンマはじめて見ました。

  
こちらも大満開のクサボタン(左)やら、ナンバンハコベ(右)やら見た後で、
今回徹底的に粘る予定の草地へ移動。少し歩いてみると、朝露と雨の残りがものすごくて
あっというまに下半身が水浸しになり、初手から激テンションダウンです(^^;

  
やたらめったら目に付くのは、こちらのヘリグロチャバネセセリ。
こいつだけはあちこちでやたら飛んでいましたが、他の蝶影が薄い。むむぅ。

  
まだ時間が早かったので、ユウスゲ(左)がいい感じに咲いていました。草地の中には
シムラニンジン(右)なんかも咲いていて、湿地環境が残っていることを実感。

  
ホシウスバカゲロウかな?実にいい雰囲気のウスバカゲロウ類(左)も発見。
湿地には、ヒメギス(右)もあちこちで飛び跳ねています。

  
これまた面白い模様のリョクモンオオキンウワバ(左)も見つかったり、
朝露まみれのナガミノツルキケマン(右)が見つかったりもします。

  
ヒルガオの花で蜜を吸っているハナバチ類(左)にも逢えました。
ヤマトシリアゲ(右)もあちこちにいて、カメラ向けるとふんぞりかえってポージング。

  
この時期よく見かける、なんでも食べちゃう系のハバチ類幼虫(左)が、この日は
ワラビの葉上にいてびっくり。シダでも食うんですか、君は。
ちょっと高かったのですが、ホソミオツネントンボ(右)も登場してくれました。

  
ものすごい大量の実をつけたクロウメモドキ(左)を見ていると、
いきなり目の前に登場したのは、なんとキマダラモドキ(右)じゃないですか!
予想外の出会いにビックリ仰天。ここは何度来ても意外な出会いがあるなぁ。

  
かなり距離がありましたが、オナガの群れ(左)にも逢えました。お久しぶりだなぁ。
そして、一度逢うようになると本当に出会いの多い、スモモエダシャク幼虫(右)も発見。

  
ヘリグロチャバネセセリ(左)なんぞ眺めていると、いきなり俊敏に飛ぶ黒いセセリ類発見。
おおっ!と心臓バクバクさせながら追いかけると、お約束にも
それはダイミョウセセリ(右)だったりしたのでした。まぁ、そんなもんだわなぁ。

  
笑いつつふと上を見ると、そこには求愛中のミヤマカラスシジミ(左)がいて
二度ビックリ。でもちょっと距離がありすぎてどうにもならんなぁ〜!
と嘆いていたら、逃げ出した♀(右)が目の前にボトンと落ちてきてビックラ仰天。
この場所でばっちりショットを狙うのは今回の密かなテーマだったんですが
よく見るとあちこちでテリ張っていて、こりゃ可能性高いかもとルンルン♪

  
あたりでは、なんか面白そうなサシガメ類(左)があちこちで歩いていました。
シオデ(右)も咲いていて、平地との季節の際にちょっとビックリ。

  
マツムシソウで吸密中のジャノメチョウ(左)がいたので、バシバシ撮っていると
少し離れたところで、交尾中の個体(右)も見つかったりします。

  
小さな池があったので、なにげなく覗き込むと、そこをブンブンと飛び回っている
タカネトンボを発見。置きピンで数百枚バシバシと乱写しまくったら
なんとか数枚証拠写真が撮れました。歩留まり悪いけど楽しいね、こういうの。

  
ふりかえったらそこに、体を傾けて日光浴中のミヤマカラスシジミ(左)がいてビックリ。
チダケサシで吸蜜中のジャノメチョウ(右)なんてものにも出会えました。


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