強行陣的登山〜深山三連発〜 10.8/1

この日は、信州発作的旅第2日。
今回は究極の無計画旅だったので(計画が完成する前にお二人を誘ったので・・・)、
初日のハードスケジュールもあってどうするか、としばし悩んだの
ですが、ワタシのワガママでまた大きく移動した場所に挑戦することに。
すると、事前にお聞きしていたはずのイージーポイントが
どうしてもわからず、探っているうちに結局本格登山風味のハードコースに
なってしまい、筋肉痛×筋肉痛というハメに(笑
でも、おかげでなんとか目的の深山系×2と、
朝一のおまけトライアルで、深山三連発と洒落込めましたが、
帰路にはハードな大渋滞のおまけ付という、少々疲れる1日でもありました(笑

<1>湯の丸高原周辺

  
てなわけで、朝一で目覚めて一路湯の丸方面に急ぎますが、
ついでだからと道中でとある河原に立ち寄ることに。すると、あちこちで
オツネントンボ(左)が飛んでたり、交尾中のムラサキカメムシ(右)がいたりします。

  
ボリボリとシロヒトリを頭からかじっているオオカマキリ幼虫(左)なんぞ
見ていると、狙いのミヤマシジミ(右)が御登場。

  
♂はボロが多かったのですが、♀はなかなか鮮度のいいものも多く、
ナデシコの花上のカット(左)や、半開(右)などいろんな芸もご披露いただけます。

  
やがて、日が当たり始めると、あちこちで♂も開翅してくれました。
ちょっとボロでも、やはりこの青いきらめきはいいねぇ、ということでバシバシ撮影。
初手からの成果に満足して、ワッセワッセと移動することに。

  
さて、ひた走ってようやく到着しました湯の丸高原。
まず、狙いをつけたあたりをうろうろすると、イブキジャコウソウ(左)やら、
シモツケソウ(右)やらが目に付きます。

  
道端には、キアゲハの幼虫(左)もこっそり隠れていました。
周辺にはやたらとオオチャバネセセリ(右)が多いのもちょいと不思議。

  
スモモエダシャクとかでしたっけ?実に面白そうなシャクガの幼虫(左)も発見。
いやぁ、ここまで見事に化けると大したもんですな。
んで、その後はしばらくうろうろしてみますが、高山蝶のフリしたクロヒカゲ(右)が
あちこちでやたらめったら飛び交うばかりで、なかなかよさげなポイントは見つからず。

  
うろうろすると、ミヤマコゴメグサ(左)やら、ノギラン(右)といった
面白そうな花も見つかりはしましたが、蝶方面は一向に成果ナシ。

  
実をたっぷりつけたシラタマノキ(左)をみつけたり、なんとも伊達オトコ風の
シリアゲムシ類(右)を見つけたりしたあたりでギブアップ。
もう1つのコースを、ひたすら歩いてみることに方針転換します。

  
んで、気合一発歩き始めると、いきなりえらく明るい場所でのんびりしている
ゴイシシジミ(左)を発見。真夏の日差しですが、いいんですかそこ?
あたりでは、オオチャバネセセリ&ジャノメチョウ(右)なんかも飛び交っていました。

  
ずんがずんが歩いていくと、道端にはクルマユリ(左)やら、なんともご立派な
エゾスズラン(右)やらがあって、なんか嬉しくなってきます。

  
山麓でベニヒカゲ(左)にも遭遇。チョロチョロ落ち着かずに難儀させられましたが
いきなり足元で大全開をご披露いただく不思議なサービスっぷりでした。
さらに歩いていくと、こちらもいい雰囲気のサカハチチョウ(右)が御登場。

  
その後、道端にハクサンオミナエシ(左)やら、ミネウスユキソウ(右)やらを
見つつ歩きますが、下で聞いていたコースタイムはどうやら健脚向けらしくて
歩けどもなかなかそれっぽいポイントに到着しないんです。むむ。

  
なんとも面白そうな雰囲気のシャクガ系幼虫(左)も見つかりました。
エルタテハ(右)がえらく愛想良く登場してくれて、バシバシ撮影しながら
ちょいと一休みという一幕も。話のわかるやつじゃな。

  
笹薮では、ヒメキマダラヒカゲ(左)があちこちで飛び交っていました。
まだ花は開いていませんでしたが、ハバヤマボクチ(右)も発見。見事なクモ毛。

  
清楚な感じで大好きなシャジクソウ(左)もありましたが、このあたりから結構な勾配に
なってきて、昨日の筋肉痛もあるのでヘロヘロフラフラ状態に。
そうすると、道端に、花盛りのクロウメノキ(右)も見つかるようになります。

  
そして!
ようやく到着したお花畑では、いきなりマルバダケブキの花で
吸蜜中のミヤマシロチョウを発見!うぉっ、これは登ってきた甲斐があったぞ!

  
ものすごく熱心に吸蜜していたので、大量にバシバシと撮影しまくり。
ちょうど風が強く吹き荒れていて少々難儀しましたが、かわいらしいあたりが撮れて
登ってきた疲れが、少しだけフッ飛んだ気がした、至福の瞬間でした♪


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