奄美初突撃!B〜盛り沢山な〆日〜 10.7/19
  
<2>奄美大島各地 続き  

  
さて、気合を入れなおしてタイワンシオカラトンボ(左)を追いますが、
これがまぁどうしようもないくらい敏感。数m手前でカメラを構えただけで
ビュンと飛んで消えるんですから、勝負になりません。
必死で追いかけていると、おもしろげなハシリグモ類(右)も見つかりました。

  
産卵中のオオシオカラトンボ(左)も発見。あ、言い忘れてましたが
どの生息地でも普通にオオシオカラトンボと混生しててめちゃ紛らわしいです(笑
一度実物を見ちゃえばサイズが違いますから一目瞭然ですが…
あたりには、この日もノボタン(右)があちこちに咲いていました。

  
んで、かなり粘ってようやくなんとか鈍目の個体を発見。バシバシと撮影します。
やはりオオシオカラに比べると小さいし華奢だし、色も少し白っぽいかな。

  
次のチャンスはいつあるかわかりませんから、影が薄くなるほど撮影♪
いやはやしかし、このトンボの生息環境の特殊さはほとんど
紹介されていませんし、識別が難しいこともあって、実態はあまり知られていないみたい。
奄美で、オオシオカラ見て、この種を見たつもりで帰った人って多いんじゃない?

  
さて、当然ながらいい環境ですので他のトンボも多数。
目立ったのは、あちこちで連結していたリュウキュウベニイトトンボ(左)や、
なにげにこの島ではあまりみかけなかったヒメトンボ(右)といったあたり。

  
うろうろしていると、ごく浅い流れの近くで怪しそうな羽化殻を発見。
少し小さいしずんぐりしているし、オオシオカラじゃなくてタイワンシオカラじゃ
ないかなぁ、なんて妄想を膨らませていたのですが…

  
そんな話をしていると、O氏が浅い流れの中に怪しいヤゴを発見!
これが全身隠れないくらい浅い場所だったので結構ビックリしました。

  
そのままでは写真にならないので、少し深い場所に移動(左)してもらって
バシバシ撮影。もう1匹みつかったので、じっくり見てみると
普通のオオシオカラより小さいし体系も違うし、どうもタイワンシオカラのヤゴで
合っているみたいです。これはなんとも嬉い出会いですな。
しかし、こんなのを目ざとく見つけるO氏の眼力ってスゴいよなぁ。

  
近くの池では、ハロウェルアマガエル?のおたまじゃくしの群れ(左)にまた遭遇。
ほとんどメダカの学校の世界ですが、面白いよなぁ。
あたりでは、タラノキフキバッタ?(右)も登場してくれたりします。

  
クロマダラソテツシジミをお食事中のオキナワアズチグモ(左)も発見。
あたりでは、大満開のシマサルスベリ(右)にも出会えました。

  
嬉しいことに、ピッカピカのルリモンホソバが道端の葉上でこっそりと
隠れているのも発見。いやぁ、うそくさい配色とメタリック感、いいねぇ♪

  
あたりでは、タイワンシオカラトンボの未熟な♀(左)も登場。
なんか風格のある、老熟した♀(右)も1匹だけ登場しました。

  
道端の石の上には、老熟した♂(左)に続いて、未熟らしい♂(右)も登場。
案外さっぱりと色合いが違うんですねぇ。しかし、こいつらは道路が好きみたいで
アスファルトやあたりの石なんかにビタビタとまって面白かったです☆

  
ご立派なサイズのアマミナナフシキ(左)も登場。どこにいるかわかります〜?
あとM氏が最後に見つけてくれたのは、シダの葉上にある虫こぶらしきもの(右)。
虫こぶって草や樹のイメージはあるけど、シダにもできるんですねぇ。

  
お次に案内していただいたのは、オオハラビロトンボ飛び交う湿地。
実は奄美大島のオオハラビロトンボは最近発見されたんだとか。へぇ〜。
そういえば初日に♀を撮ってますが、あれも本来は予想外な出会いだったんですね。

  
かわいらしいオビベニホシシャク(左)もひっそり隠れていました。
うろうろしていると、リュウキュウカトリヤンマ(右)も御登場。
何度か産卵しそうな感じになったのですが、ドキドキしてたら、その気合が
伝わってしまったのか、ふいにビュンと飛び消えられたのが残念でしたが…

  
近くの水路には、たくさんのミズオオバコが咲いていてなんとも見事でした。
涼やかな雰囲気の花だけど、実は南方系なんですよね、こいつ。

  
えらく立派なサイズのミズワラビ(左)もありました。周辺をさらにうろうろすると
木漏れ日に浮かぶように、ジャコウアゲハ(右)が潜んでいたりします。 


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