調整時間に〜平日半日トライアル〜 10.6/24

この日は、ひさしぶりの平日がさがさ団。
ちょいと勤務時間の調整で午前中休みになったので、それではと
近所数箇所ウロウロというたくらみです。
しかし、企んでいた通りの成果はあまりあがらず、
今年の季節の読みの難しさを痛感するハメになり、
あれこれと転戦を続けた割にはイマイチの成果になりましたが
ついでに夕刻の帰宅時にも一遊びして
あれこれとマズマス楽しめた一日となったのでした☆

<1>西播磨地方各地

  
というわけで、期待を膨らませまくって日の出直後でナラガシワ林に到着。
いい感じに咲いているクララ(左)なんぞ眺めつつ長竿を振り回してみると
いきなりヒロオビミドリシジミ(右)が登場してくれたりします。♀だったけど。

  
お次に登場したのは、この場所ではお初のウスイロオナガシジミ。
こちらも♀でしたが結構新鮮な感じの個体でした。

  
しかしその後はなかなか追加が出ず、腕が痛くなった頃にようやく
ウラジロミドリシジミが御登場。でもこいつも♀なんだよなぁ。
例年より季節が遅いから大丈夫だろうとタカをくくってましたが、
この場所のピークは終わってしまった感じですね。

  
うろうろすると、葉裏に隠れるゲンジボタル(左)がみつかったり、
こっそり隠れているアイヌハンミョウ(右)がいたりします。

  
なんか美味しそうなイグチ類(左)も発見。最近この手に挑戦してないなぁ。
その後もしばらく粘るとミズイロオナガシジミ(右)が登場しましたが
それ以上は成果なく、諦めてお次の場所へ移動したのでした。

  
次にやってきたのは、水田地帯を流れる水路。歩きはじめるとさっそく
グンバイトンボが♀(左)、♂(右)ともたくさん登場してくれます。

  
んで、多かったのはこちらのオジロサナエ。いつもこの時期大量に見るのよね。
というわけで成熟個体は少なく、ハンパに未熟な個体ばかりでした。

  
この場所は、キイロサナエの多産地なんですが、今回はなぜかヤマサナエ(左)多数。
これって時期的な問題とかがあるのかな?
御丁寧にも、胸側のラインが切れる個体(右)までいやがりましたが。

  
水路の中は、ゆらゆらとフサモ(左)が揺れていていい雰囲気でした。
岸辺の石にはあちこちにベタベタとオナガサナエの羽化殻(右)も見つかります。

  
あたりの林では、いい感じに花をつけたノグルミ(左)が多数。
可愛らしい花をこっそりつけたヤブニッケイ(右)なんかにも逢えました。

  
場所を変えると、今度はキイロサナエが多数。むむ、この差異は?
この頃には予報外のド夏日で、敏感すぎて撮影には散々苦労しましたが。

  
サラサリンガ(左)もあちこちにいました。今年は大発生なのか、途中で立ち寄った
コンビニでは、壁や床に10匹以上転がっていてビックリしましたが…
さらにうろつくと、ここでもオジロサナエ(右)は多数出現。

  
羽化してあまり時間がたっていないらしいコオニヤンマ(左)がいて驚いてると、
近くでちょうど今しがた羽化したところという個体(右)もみつかりました。
なぜかサナエ類の中でこいつだけは羽化シーンによく逢います。縁があるのだろうか。

  
さらに場所を変えて山麓の溜池に足を伸ばすと、コオニヤンマ(左)はここでは
堂々とテリ張ってました。池縁ではモノサシトンボ(右)もみつかります。

  
結構驚いたのは、池の中で大量に泳いでいたカワムツ(左)。止水棲だったっけ?
あたりにはムラサキシキブ(右)なんぞもありましたが、ここらでタイムアップ。
泥まみれの服を替えて、いそいそと仕事場へ急ぐことに。

  
ところが、この日は案外早いこと仕事が終わってしまったので夕暮れ時にもう1戦。
ということで別の水田地帯を歩くと、ふわふわと飛ぶグンバイトンボ(左)に混じって
羽化直後らしきモノサシトンボ(右)が何匹も登場します。

  
池のコウホネの葉上には、不思議なポーズしたマルタンヤンマの羽化殻(左)が。
そして、しばし気合を入れて探すと、今年もタガメの卵(右)を見ることが出来ました♪

  
あたりにはミクリの群落もあって、ちょうど花盛りのいい感じ。
雄花(左)も、雌花(右)もそれぞれ独特の質感でおもしろいですよね?

  
さて、帰路についでにと別の河畔林を歩いてみると、おもしろげな
サビカミキリ類(左)を発見。ハグロトンボ(右)も薄暗い中飛び交ってます。
#左はナガゴマフカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

  
そして、しばし粘ると、ようやくキマダラモドキも発見!
例年だと多い時期のはずなんですが、今回はこの1匹しか見れませんでした。
さすがに日没後だったので薄暗すぎて撮影は散々苦労しましたが、まぁいい〆じゃ♪

というわけで、短時間戦ではありましたが、かなり楽しめました。
やはりわが地元の底力はなかなか偉大です。びば・播磨。
しかし今年の季節のめぐりはイマイチよくわかりません。
確実に季節が遅いと思っていたら、この日見たゼフはすべて♀だったし、
かと思うと、大阪で知人がヒロオビ♂の乱舞を見れたというし、
正直わけわからん感じなので出たとこ勝負ですね。
そして、今年も、地元での宿題をいくつも残してしまったなぁという事実も痛く痛感。
本当はもっとチャンスを見つけてこまめに回らなきゃいけないんだよなぁ。
来年こそはあちこち浮気しないで、地元びっちりデーを
何日も設けてあれこれまとめて制覇といきたいものです♪


次へ⇒

topへ⇒