謎のGWオフ会C〜石垣への渡島〜 10.5/2
  
<2>石垣島各所 続き

  
さて、さらに場所を変えると、フワフワとヒメホソサナエもご登場。
なぜか西表島ではぜんぜん見れなかったので、これは嬉しい出会いです。

  
ヒメホソサナエは♀に続いて、♂(左)も登場。♂♀で体型がかわらんなぁ。
近くの草地では、アオバセセリ(右)が登場するという一幕もありましたが、
これがまた爆裂に素早くて、こんなのが1枚撮れただけでした。

  
そうこうするうちにタイムアップになり、今回の宿である「Guest House PukaPuka」(左)へ。
共同部屋に、二段ベットがいくつもあるという一風変わった体裁で、
自由気まま、長期滞在者中心のなかなか面白い宿で、安いし、気に入りました。
(一寸野虫さんはもうちょっと高級な宿に泊まられています)
んで、荷物を片付けて仮眠を取り、単身夜の林道巡りに突撃すると、
初手からかわいらしいサキシマヌマガエル(右)が見つかります。

  
驚いたのは、そこら中にいたオオヒキガエル(左)。増えてんだなぁ。
小さな小さなリュウキュウカジカガエル(右)も何度も逢えました。

  
オオサワガニかな?えらいことがっしりしたサワガニ類にも遭遇。
八重山あたりまで来ると種類が多くなるのでイマイチ自信がありませんが…

  
さらにうろつくと、背中線のえらく明瞭なサキシマヌマガエル(左)も発見。
1度だけオオハナサキガエル(右)も登場してくれましたが、
1枚撮ったらものすごい勢いで跳ね逃げられてしまいました。トホホ。

  
睡眠中のミナミキチョウ(左)も発見。小さな草地では、幽玄に光る
キイロスジボタル(右)もいましたが、極小サイズなので撮影は難航…

  
その後もひたすら林道を車で走りますが、リュウキュウカジカガエル(左)とか
怒りで体を膨らませたオオヒキガエル(右)やらに出逢うばかりで新顔は登場しません。

  
水田地帯では、のしのしと歩くヤエヤマイシガメに遭遇!
漆細工のごとき漆黒のつやつやした甲羅がなんとも不思議な個体ですねぇ。

  
オカヤドカリ類(左)も見つかりました。これはなんて種類にあたるんだろう?
右のはさみだけがやたらとでかくて、まるでシオマネキのような雰囲気になっている
オオサワガニ(右)にも遭遇。これまた面白い体系じゃねぇ。

  
海岸沿いの道を走ると、いきなり登場したのはヤシガニ。
まだ小さい個体だったのですが、青色が鮮やかで、バシバシと撮影しまくり♪

  
すると、ちょっと離れた場所で、今度はド級のサイズのヤシガニを発見!
これはデカかったです。足を伸ばしたら30cm近かったんじゃ?
見つけた瞬間にもうアドレナリン出まくりで、バシバシ数十枚撮影☆

  
いやいや、なんともいえないド迫力。指挟まれたらちぎれるんだろうなぁ。
一応、美味という話なのでちょいと悩みましたが、自炊できる宿とはいえ、こいつを
持って帰れば大騒ぎ必至、ということで泣く泣く断念することに。
後で聞くと、人によってはけっこうアタるそうですので、食べなくてよかったかも(笑

  
さらにうろうろすると、ヤエヤママドボタル幼虫(左)も発見。
林の中に入ると、目の前にトビズムカデ(右)がいてビビくったりとかも。

  
そうこうするうちに、なんともいい感じの樹洞(左)のある樹を発見。水たまってるし。
これはもしかして、ということでよじ登ってよくよく見ると
なんともあっけなくアイフィンガーガエルの卵(右)を見つけて大興奮!

  
さらに別の樹洞(左)をのぞきこむと、そこにはアイフィンガーガエルの幼生(右)が
何匹も泳いでいたのでした。そうか、本当にこうやって生活してるんだ。

  
バシバシ撮影していると、アイフィンガーガエルの幼生は手前に
集まってきてくれて、薄暗い中ながらなんとか撮影も成功。
よく考えたら、こいつらは親が無精卵を与えて子育てするという面白い習性が
あるので、振動があると我先によってきたのかもな?
んで、親の方はというと、周辺の森の中でアチコチで鳴いているのは
わかるのですが、あのサイズのものを暗い中で見つけるのは至難の業で
かなりの時間を使って粘った挙句あえなく惨敗という結果に…

  
うろついてると、ヤエヤマクチキコオロギ(左)がいきなりご登場してくれたりもしました。
さすがにそろそろ体力の限界か、ということで帰路に着くと、道中で
なんか妙にひょろ長いヘビ(右)を発見。なんだろ〜?となにげなく
車を止めてよく見ると、これが珍品イワサキセダカヘビじゃないですか!

  
おおっと思いながらバシバシ撮影していると、彼は道端のボロギク類によじ登るという、
樹上性ならではのえらく器用な芸当もご披露してくれたのでした。

  
案外愛想良くのんびりしてくれたので、調子に乗ってバシバシとこれも数十枚撮影。
いやぁ、こいつなんぞ次に会える機会はいつになるかわからんからねぇ…
しかし、こうやってアドレナリン全開で遊びすぎるとどうなるかというと
宿に戻る頃には完全に体力の残高ゼロ状態。泥のようにバタンキュ〜でした(笑

というわけで、最所は土砂降りでどうしようかと
思いましたが、そこそこ楽しめた1日でした。
ヤゴ方面は大成果とはいいかねましたし、宿題なヤゴは
ほとんどなにも捕れずじまいだったんですけど、
それでもリュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウとか見れたし♪
ちなみに、数日後にO氏がヤゴ狙いで渡島されたの
ですが、非常に苦労されたそうです。
なんか、網を入れるのによさそうな条件の流れが少ないんですよねぇ…
その後のずぶ濡れ事件や、やまない豪雨には閉口しましたが
石垣に渡ったら遊べる天候になったし
夜の林道巡りは珍品続出だったし、十分取り戻した感じだなぁ☆
さてさて、明日は一日じっくり石垣探索日。
ちょっと他力本願な挑戦予定日でもあります。大成果となるかな?


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