謎のGWオフ会A〜昼夜連戦日〜 10.4/30

この日は、GW八重山旅の第2日。TODさん&Ashさんはこの日で
引き上げられるので、全員集合最終日です。
ということもあって朝っぱらからテンションも高めに林道を歩くと
おもいがけない面白い成果が連発。
いやぁ、目の鋭い人が多いと発見が続いて楽しいやね♪
んで、お二人をお見送りした後でも更なる挑戦を重ね、
ここでもまたいくつかの大ヒットをひきあてたり、
夜にはずうずうしく現地で知り合ったカミキリ屋さんのライトトラップに
乱入して、我が物顔でバシバシと撮影しまくったり。
朝から夜まで、我ながらまぁよく遊びまくった一日となったのでした☆

<1>西表島各地

  
さて、朝も早くから目が覚めたので、気楽な素泊まり宿のワタクシは
皆さんと合流するまでの間やどの周辺を散策することに。
すると、なんか大柄なヘリカメムシ類(左)に続いて、ヘロヘロと飛ぶ
マサキウラナミジャノメ(右)がいきなりご登場。

  
周辺にはパラパラとテッポウユリ(左)も咲いていました。草地の中では
アオタテハモドキ(右)がいましたが、相も変わらず敏感で、
夜更けの雨で濡れた草地では追いかけるのはかなり難儀してみたり。

  
ちらちらと舞うヒメシルビアシジミ(左)も見かけました。
さらに調子に乗ってウロウロすると、一角にちょこっとだけタヌキコマツナギ(右)の
ある場所を発見。これがあるってことはもしかしたら…?

  
などと思ったら、あっけなくそこに登場いただいたのはタイワンヒメシジミ!
昨日ご案内いただいた場所意外には確実なポイントは知られていないという
話だったので、この発見は初手から結構テンションあがりました。
ってか、昨日の場所は網屋さんが数名がんばれば採り尽くしかねないほど
狭かったので、これでなんかホッとしたという感じです。

  
さて、歩いていくと、そこここにかわいらしいイワサキクサゼミが登場!
噂には聞いてましたが、ここまで小さいというのは現物を見ないと実感できないもん
だなと再認識しました。最初は感激したけど、よく見るとそこら中にいて二度ビックリ。

  
ふと見ると、アオタテハモドキらしき幼虫(左)も発見。まだ弱齢かな?
近くにはちょいとピンクがかったアカハネオンブバッタ(右)もいました。

  
さらに歩いていくと、そこには驚愕の出会いが!
少し離れた場所でフワフワと舞っているのはなんとオウチュウじゃん!
憧れの鳥との出会いに感涙しましたが、なんとも運が悪いことに
デジスコ一式は到着が遅れている荷物の中。トホホ。
なんとか証拠写真は撮れましたが……う〜ん悔しいなぁ。

  
こちらはデジスコ要らず、妙に堂々としたカンムリワシ(左)にも遭遇。
あたりには、あやしげなシソ系の植物 (右)もありましたが、お名前は?

  
ちょっとした荒地を覗き込むと、そこにはあちこちにアオタテハモドキの幼虫が
闊歩していて驚いたりもしました。ちなみに、こいつらはヒメクマツヅラを
食べてたんですが、そんなもんも食うんだなぁというのもちょっとした発見。

  
よくよくみると、アオタテハモドキ(左)は成虫も周辺をうろちょろ。
相変わらず敏感でしたが、なんとか1枚だけ翅表も撮影成功♪
近くではモンキチョウ(右)もいて、逆にものすごく新鮮に感じました(笑

  
さらにうろつくと、奇妙な帰化種、ヒラコウラベッコウガイ(左)にも遭遇。
水溜りには謎の卵(右)もありました。サキシマヌマガエルとかなのかな?

  
マメアサガオかな?かわいらしい花(左)も咲いていましたし、
ひょこっとタイワンエンマコオロギ幼虫(右)なんかも登場したり、朝っぱらから
なんとも濃密な時間で嬉しい限り。その後、御三方に拾っていただいて
一路狙いをつけた林道へ移動することにします。

  
わくわくしつつ歩き始めると、初手からご登場いただいたのは
かわいらしいベニモンアゲハ幼虫。ほほぅ、テンションあがるねぇ。

  
なんともご立派な実をつけたクロツグ(左)も発見。
#なんとこれで花なんだそうです。ものすごくいいニオイだとか。気付かなかったなぁ…
道端では、そこここにイワサキクサゼミ(右)がいて逆にビックリします。

  
小さなヤエヤママドボタルの幼虫(左)も発見。ちょこまか歩くので
撮影は苦労しまくりでしたが…。道端の葉上にはパラパラと
クロイワオオケマイマイ(右)もたたずんでいてくれました。

  
なにげに大好きなクワズイモの花(左)もあちこちにありましたが、
かわいらしいコンロンカ(右)は花が終わりかけでボロばっかだったのは残念。

  
ちょいとボロでしたが、クロセセリ(左)も登場。周辺のカラムシの葉に
なんか怪しい食跡があるのでドキドキしていたら、
これがフクラスズメの幼虫(右)の仕業でガックリするという一幕も。

  
さらに歩いていくと、かなり赤っぽいベニモンアゲハ幼虫(左)も発見。
色の違いには何か意味があるのかしら?酔っ払い?
草地にはコウトウシラン(右)がぱらぱら咲いていたのもビックリ。

  
道端には、リュウキュウツユムシ?(左)やら、
クサキリ(右)といった、かわいらしい直翅系の幼虫も見れました。

  
電柱の上にはカンムリワシ(左)も堂々とたたずんでらっしゃったり。
曇天の空抜けは当然のごとくド逆行で真っ黒ですが。
 ふわふわと小さなシジミが飛ぶので期待してみたら、妙に色の薄い
ヤマトシジミ(右)だったりという一幕もありました。期待しちゃったじゃん!
#これもヒメシルビアシジミだと御教示をいただきました。サイズに幅があるのね…

  
歩いていくと、路上の水溜りにサキシマヌマガエルの卵(左)と
大量の幼生(右)がいてこれまた驚いてみたり。
ちょっと晴天が続いたら干上がりそうですが、こんな場所でいいんですか?

  
ふと、ちらちらと林縁を飛ぶ小さな影を発見。リュウキュウウラボシシジミです。
これがなかなかとまらず、とまっても敏感で苦労しましたが、
なんとか数枚撮影成功。やっぱりかわいらしいなぁ〜☆

  
こちらもふわふわと飛ぶヒメアサギマダラ(左)にも遭遇。
前回1匹見たときは衝撃を受けましたが、実はここんとこ発生しているそうで
今回はかなりの数を見れてしまって少々フクザツなキブン(笑
道端には、そこここに立派なシマオオタニワタリ(右)もありました。

  
林道の中では、なんとも怪しげな獣の糞(左)を発見。
こんな場所まで野良猫は入り込まないでしょうから、おそらくは憧れの
イリオモテヤマネコの糞なんだろうなぁと想像中。一度お会いしたいなぁ…
近くの水溜りには、サキシマヌマガエルに加えて、ヒメアマガエルの幼生(右)もいました。

  
アオカメムシ系のめちゃかっこいいカメムシ(左)も発見。お名前調査中。
あたりではミニサイズのヒメヤツボシハンミョウ(右)も何匹も登場します。

  
道端の葉上にコマダラゴキブリ(左)が堂々とたたずんでいたりもしました。
花が面白い雰囲気のヤンバルアカメガシワ(右)にも遭遇。

  
道端にはツゲモドキ(左)もちょうど花盛りでしたし、これまた見事な色の
実ぶら下げたオオムラサキシキブ(右)もあったりします。

  
大量の実をつけたギランイヌビワ(左)にも遭遇。何度見ても奇景だよねぇ。
このあたりで少しずつ蝶影が濃くなってきて、渓流上の樹には
ツマムラサキマダラ&ヤエヤマイチモンジ(右)が何匹もご登場!

  
けっこう満開になっているヤンバルアワブキ(左)もありましたが、なぜかこちらには
蝶影はありませんでした。変わりに近くでイリオモテモリバッタ(右)を発見。

  
そうこうするうちに、ちょっとした事件が発生!
明らかにルリシジミ系の、それも羽表の淡い色合いの個体がフワフワと
飛んできたのです。これは一大事ですぞ!
ということで、一同大慌てで追尾しましたが、これがなかなか静止せず、とまっても
ものの数秒で飛んでしまうので、遠距離からのカット(左)が数枚撮れただけで、
しかも延々数百メートル追いかけたのにツイと樹上にあがってしまったんです。
本来はこのHPはノートリ写真掲載を鉄則としていますが、
こればかりはどうしようもないので等倍トリミングの写真(右)も掲載。
翅表の色も合わせるとホリシャルリシジミじゃないかという
結論になったのですが、イマイチ自信がないのも確か。識者のご意見を!
#サツマシジミではとのご指摘をいただきました。なんか内地のと雰囲気が違うんですねぇ…

  
2匹目の泥鰌はいないかと周辺を探しまくるも、見つかるのはタイワンクロボシシジミ(左)
ばかり。出始めらしいコナカハグロトンボ(右)はそこそこ見れましたが、
結局怪しい系ルリシジミとの出会いはそれっきりとなったのでした。
昨年秋の石垣でのタッパンといい、なんか中途半端に縁がないよなぁ…


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