昆虫館再開!〜ニギヤカな日々〜 10.4/3&4

この週末は、佐用町昆虫館の記念すべき再スタート!
あの災害からようやくの復旧ということでテンションも上がりますが、
こんな時に限って所用がチョコチョコと重なってしまい、2日とも
中途半端な時間で顔を出せただけというなんとも申し訳ない状態に…
ネタも集めきれなかったので、2日分まとめて編となります(笑
それでも、館の周りうろついているだけで発見がたくさん続く昆虫館。
やはり底力はハンパないなと実感できた週末でもありました♪

<1>昆虫館周辺 4/3

  
というわけで、少々所用を片付ける必要があって遅めに昆虫館に行くと、
予想以上の好天の中、早くも数組のお客さんが訪れていてにぎわっていました。
混じってうろうろすると、キジョランの葉裏にはアサギマダラの幼虫(左)を発見。
気の早いワサビ(右)も、清楚な花をつけています。

  
これまたなかなか見れないレンプクソウ(左)も花盛りでしたし、
天下の大珍品、ハリマイノデ(右)も元気な芽を膨らませています。

  
さらに庭をうろうろすると、シュンラン(左)やら、カタクリ(右)やら
春の花が次々と咲いてなんともイイ雰囲気になっていました♪

  
その後、K氏が自宅で飼育されていたギフチョウを網室に放して
お客さんに公開されました。このタイミングに会うように羽化させたということで
ほとほと感心しつつ、バシバシと撮影♪
少々裏技的ではありますが、今年の初ギフということで嬉しい限り☆

  
面白かったのは、温室の中のパンジーにのっけたら、イキオイ良く吸蜜したんです。
まぁ、お腹減ってたのもあるんでしょうが、こんな花でも蜜吸うんですねぇ…

  
館の周りの細い溝では、ヤマアカガエルの幼生(左)が多数泳ぎ回っていました。
タムシバ(右)も早々と白い花を広げつつあります。

  
細うららかな日差しの中、うろうろすると館の周りでは、アカタテハ(左)に
続いて、ルリシジミ(右)も舞ってくれて、なんとも嬉しくなりました。

  
植えてある菜の花を見ていると、コツバメ(左)がご登場。こりゃまた嬉しくなるナァ!
スジグロシロチョウ(右)も出現したり、いやはや春ですナァって感じ。。

  
その後、少し瑠璃寺方面まで足を伸ばしてみると、いい感じに咲き始めた
ミヤマカタバミ(左)やら、フウロケマン(右)やらにも出会えます。

  
パラパラとナガバタチツボスミレ(左)も発見。こちらもなんともイイ雰囲気の
ケクロモジ(右)もあちこちにありました。ちょうど葉を展開しはじめたあたりですね。

  
ガレ地を覗き込むと、マルバノコンロンソウ(左)も見つかってチョイとビックリ。
あちこちにコショウノキ(右)も今を盛りと咲き誇っています。

  
さらに歩いていくと、これまたビックリしたのは、天下の珍品、ハリママムシグサ(左)。
見つかったのは1株だけでしたが、こんな早春な時期から咲いているんですねぇ。
近くには、ヤマタカマイマイの殻(右)も転がっていました。

  
満足して館へ戻ると、入り口の菜の花に今度はテングチョウがご来訪。
熱心に蜜を吸っていて、これまたなんとも嬉しくなります。

  
ご家族連れをご案内して網室に入ると、ギフチョウがフワフワと飛び回って、
いろんな表情を見せてくれました。さすがにこの時期の昆虫館周辺は
本来の活動場所に比べて少々寒かった様子でしたが(^^;

  
さてさて、館の中の展示も忘れてはいけません、ということで
今回展示に加わったご立派なオオクワガタの♂(左)と♀(右)なんぞ。

  
なんか九州産ということでしたが、えらく赤っぽいノコギリクワガタ(左)も展示されてました。
水槽の中では、大貴重品、兵庫産ナミゲンゴロウ(右)が今日も元気に泳いでいます。

  
ゲンゴロウに混じって、クロゲンゴロウ(左)やら、ガムシ(右)なんかも展示中。
他にもアレコレと賑やかな展示は、本当に必見ですぞ!
んで、この日はそろそろ春蛾も出始める頃だろうなぁと後ろ髪引かれつつ、
また別の所用方面へ、少々早めに引き上げることになったのでした。

<2>昆虫館周辺 4/4

  
さて、翌日は所用が長引きまくって、昆虫館に到着したのは4時前(笑
本来はこの日がオープニングセレモニーということでそちらにも参加したかったんですが…
館の周辺に咲き乱れているフッキソウ(左)に感嘆しつつ、館に入ると
初手から渡されたのは、Y先生の南米オミヤゲという、外国産カメムシの唐揚。
結構いいサイズだったものの、私はこの手に抵抗がないのでヒョイと1つつまんでみると、
カサカサしてて味もあまりなく、お世辞にも美味とは言いがたい…
と、シカメ顔で食べ切ると、しばらくして喉にものすごい不快感が(^^;
さすがはカメムシ、やはり料理してあるといっても軽々しく齧るべきものではないんだなぁ。

  
この日は、お久しぶりのK少年が来訪されていて、朝っぱら館の周辺で
掘り出したというガロアムシ成虫を見せてくれたので、とりあえずケースに入れて
ヤラセ写真を撮ろう!とかなりの時間奮闘してみましたが、
これが一瞬たりとて落ち着くことなくうろうろ歩き回るし、それも結局ケースの縁沿いに
しか歩かないので、撮れたのはこんなのが数枚だけ。
……う〜ん、本格的な挑戦は、自分で捕獲してから思い切り時間をかけてかな?

  
などと思っていると、K少年が再び採集にトライするというので同行することに(笑
んで、腕が痛くなるほど堀っくり返してみると、なんと越冬中のトノサマガエル(左)やら、
トホシカメムシ(右)という意外なものは出てくれど、ガロアムシは登場せず。

  
さらに意地になって頑張ると、今度はヒグラシの幼虫がご登場(笑
その後さらに粘ると、弱齢幼虫が1匹登場しましたが、後で写真を撮ろうと思ってたら
いつの間にやらケースから逃げられていて、オジャンという顛末でした(^^;

  
汗だくになって館に戻り、水槽の中のクロゲンゴロウ(左)なんぞ撮影したりして
遊んでいると、ヤゴ水槽の中のオオカワトンボ(右)が上陸してきているのを発見!
もしかして羽化が始まんないかなぁと期待しましたが、しばらく見ていると
なにが気に食わなかったのか水中にUターンしてってしまいました。またのお楽しみかな?

というわけで、またぞろなかなか充実した2日間でした。
いやはや、やはり昆虫館の周りの自然は底力がありますなぁ。
そして、皆さんが工夫を凝らされている展示も素晴らしいものです。
なんといってもまさか初ギフ拝めるなんて思いませんでしたしね(笑
昆虫館周辺、そして瑠璃寺周辺はまだまだ挑戦しきれていない
ものが多すぎますので、今年は何度も何度も足を運ばなきゃいけませんな。
まずは春蛾、そして春の花。夏の甲虫も忘れてはイケマセンし
嗚呼、皮算用するだけで疲れちゃいそうだ(笑

最後にまた宣伝を。
佐用町昆虫館は4月〜10月の土・日・祝日にオープンしています。

館の中の展示はもちろん、館の周りは珍品も含めた多種の植物が植わり、
天気がよければこれまた珍品を含めたいろんな虫が賑やかに飛び交っています。
玄人志向の方は、裏手の船越山まで足を伸ばせば更に盛りだくさんの発見があること
これもまた間違いなし。私がいれば、山の方の案内もやらせていただきますよ☆
てなわけで、ぜひぜひ皆様、遊びに来てくださいませね(^-^)♪


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