天中殺な沖縄旅B〜迷走な日〜 10.2/13
  
<2>沖縄本島北部 続き

  
さて、さらに目を付けていた面白そうな沢に向かおうとしますが、これが
ものの見事に山の中で道に迷いまして…ヤンバルはどんな細い道でも舗装されてるので
地図にない舗装道もけっこうあって紛らわしいんですよ、いやマジで。
おかげで大満開のイタジイ (左)やらハクサンボク(右)には会えましたが。

  
小さな小さな沢を覗き込むと、オキナワスズムシソウ(左)を発見。
ミズ系のなんか面白そうな花(右)もありましたが、こちらは正体不明…

  
なんかあやしげなヒヨドリバナ類(左)にも遭遇しました。タイワンヒヨドリバナモドキかな?
あと面白かったのは、大きな道沿いにだけあった、シマアザミ(右)。植栽されたのかなぁ。

  
さて、この日ははるばる沖縄から知人が来るということだったので、
とりあえずハイイロガンがいたポイントに戻りますが、やはりいるのはマガンばかり。
コスモスの花とセットでなかなか見ごたえはありますが…
いらっしゃる方がなかなか強者なので、戻ってこないかなぁと期待してたんですけど。

  
同じくコスモス畑でいい感じにのんびりしてるミヤマガラス(左)も発見。
うろちょろしていると、サシバ(右)が目の前にとまってくれたのでバシバシと激写!

  
ちょいと驚いたのは、見事な夏羽になっていたタゲリ。沖縄では珍品では?
でも沖縄的珍品を見てもあんまり嬉しくないのも事実なんですけどねぇ…

  
んで、再び手近に登場したサシバなんか見ていると、大阪からの御一行到着。
「本当ならここにいるはずでした」などと解説しつながら、未練たらしく周辺を眺めて
みたり、四方山話をしているうちに、大阪方面と話をしている人が
「なんか向こうで、昨日奈良の水上池にハイイロガンが出たっていっとるぞ」
「あはは、ムチャクチャ言っとんな、じゃぁ明日には戻ってくるんとちゃうか」
などと笑い飛ばしつつ、御一行は周辺の水田地帯の探索へ、私は時間切れで
沖縄南部方面へと移動開始。でも、この情報があとで重要な意味を持ってくる
なんてことは、正直この時点では誰一人として思いもしていなかったのでした…

<2>沖縄本島南部

  
さて、南部まで下って来ると、曇天で薄暗い中、夕方近いのにいい感じで
ハマボウが咲いていて驚いてみたり。午前中限定の花だと思ってたなぁ。

  
めちゃ目の前に登場したイソヒヨドリ(左)に驚いたりしつつ、前回と同じ池を
のぞくと、遠くにシギチの混群発見。セイタカシギとアオアシシギに混じって
コアオアシシギとエリマキシギもいますが、少々遠すぎるなぁ…

  
手近な辺りでは、コガモやらハシビロガモ(左)やらが寝てました。
ちょいとまわりこんでみると、近場にセイタカシギ(右)もご登場。

  
アオアシシギ(左)は、今回も掃いて捨てるほどいました。そして、結構いい距離で
ツクシガモ(右)がのんびりしていたのもささやかな成果かな。

  
そして、なんといっても今回嬉しかったのは、ヘラサギ&クロツラヘラサギのセット。
まぁ、この場所なら当たり前なわけですが、まずは成鳥からご紹介。

  
さらにみていると、ヘラサギの幼鳥(左)と、クロツラヘラサギの幼鳥(右)も
1羽ずついて、両種とも成・幼各1羽というなんともバランスの良い構図に。

  
しばらくみていると、今度は幼鳥同士が近づいて、また比較写真が撮れました。
なかなかいい感じでセットで見る機会はないですから、まぁラッキーですかね。

  
しばらくのんびり見ていると、クロツラヘラサギ成鳥がずんずん近づいてきてくれたので
なんとかドアップもきっちりGET。なかなかいいの撮れてなかったからなぁ。

  
おなじく、ヘラサギ幼鳥(左)もけっこういい距離に近づいてきました。
時間もやばくなってきたし、そろそろ引き揚げるか、ということで車の方に戻って
いくと、すぐ真下の水路でタシギ(右)が1羽、しまった見つかった!という
表情たっぷりにフリーズしていたので大笑いしながら1枚記念撮影。
しかし、この後、レンタカーのカーナビの「おかえりボタン」をポチッとして
お店までのんびり戻る……はずでしたが、しばらくナビの宣託どおりに走っていると
どう考えても那覇市街を抜けてはるか遠方に来た感じ。ってか時間ヤバくね?
慌ててナビの表示を見ると自宅登録されているのはお店とは全く関係ない場所で、
なおかつ店自体がどこにも登録されておらず、散々っぱら迷った挙句に
なんとか帰着した頃には、時間が相当ギリギリになっており、
お土産も買わないまま飛行機に飛び乗るという見事なオチになったのでした。

というわけで、最後までイマイチな展開でした。
そこそこ成果はあったといってもいいのでしょうが、その間の無駄な迷走が
なんとも悔しい一日。レンタカー屋さん、ナビの設定くらい頼みまっせ!
(まぁ確認もせず信用して走り回っていたこちらも悪いのも事実なんですが…)
というわけで、主目的のリベンジもかなわず、さらにヤゴ方面のリベンジも果たせず
機材的損失ばかり多大で、涙々の挑戦はあっけなく幕を引いたわけですが
へろへろフラフラになりつつ、真夜中に自宅に戻った時のことです。
とっくに電池切れになっていた携帯を充電して寝ようとした私は、
師匠からメールが来ていたことに気づいてなにげなくそれを確認し…
次の瞬間、翌日の仕事関係のモロモロをふくめたあらゆる荷物を
車に突っ込んで、一睡もせずにぶっ飛ばしたのでした。
自分でも笑ってしまうドラマチックすぎる展開は、次編にて☆


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