阪神間徘徊〜寒波に泣く日〜 10.2/7
この日は、深い意味もなく阪神間を徘徊した日でした。
いくつかのウワサの鳥を見ようという魂胆だったのですが、前日が会社のイベントで
なぜか数年ぶりのスキーに連れていかれて、それがどうにもならんほどの大吹雪の中だった
もんでヘバリきった影響があったもので、体力的にも微妙でどうにも気合も入らず、
出たとこ勝負でやってみると、これがもうどうにもな大空振り。
初手で予想外の雪景色に驚くというオマケもありはしましたが、その後は
行くとこ行くとこ見事な空振り。おまけにどうにもな曇天。
ハズレはないというものだけがなんとか見れたものの、撮影の方はイマイチで、
どうにもこうにもシマらない一日となってしまったのでした。
やはり気合が入っていない時はこういうもんなのかもしれませんね(笑
| ＜１＞阪神間各所 |
というわけで、初手からやってきたのはとある池のほとり。しかし、到着するとこれが
見事すぎる雪景色でかなり仰天。ええ、ここでこんなに積もっているんだ…
池に浮ぶハスの実？に積もった雪(左)がなんともいい感じの奇景でした。
ふと気付くと、高い梢でのんびりしているカワウ(右)なんかも発見。
雪の舞う中で佇んでいるコサギ(左)が妙に綺麗でに見惚れていると、
すぐ側に、眠そうな顔しているカルガモ(右)を発見。
歩いていると、オナガガモ(左)やらヒドリガモ(右)がすぐ目の前によって来ます。
でも、期待していた某鳥の姿はどこにもありませぬ。なんでや〜〜？
諦めきれずにうろうろすると、オオバン(左)が何羽もチョロチョロしていたり、
カイツブリ(右)がちょこまかと出たり消えたりもしてくれます。
その後も雪を踏みしめながら探し回りましたが、狙いの珍鳥は見つからずじまい。
初手からの敗戦に少々イヤなヨカンがしてきたりします。
お次に移動してきたのは、とある公園。うろうろすると、カワラヒワの群れが
見つかったので、じっくりとチェックするも狙いの鳥は皆無。
うろうろしても枝で佇むのはツグミ(左)くらい。例年はやたらと多いはずのイカル(右)も
はるか遠くに数羽見つかっただけです。むむむむ、これもまたヤな予感。
池の方を見ると、はるかかなたにオシドリが何羽かたたずんでいましたが、今はまだ
お昼寝タイムのようでしばらく粘るも全く動きナシでした。
ふと気付くと、メタセコイヤ(左)がこれでもかという量の花をぶらさげていました。
近くでは、ちょろちょろと動き回るアオジ(右)にも遭遇。
諦めてさらに移動しようとすると、松林の林床をビンズイが何羽かちょろちょろと
動いてくれましたが、ちょうど間が悪く曇天でブレブレを大量生産しただけ。トホホ。
お次にやってきた公園では、うろうろするとあちこちでウメが咲いてて、紅梅(左)、
白梅(右)ともにいい感じの株がたくさん見れるのでうれしくなってきます。
さて狙いの鳥は、と探すまでもなく、いかにもそれっぽい大砲がぐるりと取り囲んでいる
異様な空間を発見。ありゃこれは、と思うまでもなくその同心円状の鳥屋の中心には
梅の枝でのんびりとたたずんでいるオジロビタキ君がいるのでした。
というわけで、喜び勇んでその輪に混ざりバシバシ撮りますが、これが前回の苦労は
なんだったんだというくらい落ち着きっぱなしで逆にびっくり。角度は悪かったけど。
少しぐせってくれたりして、かなり楽しむことができましたが、
いい感じにぐぜってる時は後ろ向きか前向きでイマイチな感じです。
それでも粘ると、一応横向きのかわいらしい姿も撮影成功♪
もうしばらく粘って、花絡みを狙おうかとも思いましたが、オジロ君の動きに合わせて
ぐるぐるとうごめく人の輪にちょいと嫌気が差したので、さらに移動することに。
次の場所へ移動する途中で、そういえばここも近かったな、ということで立ち寄ったのは
前回も楽しませてもらったサンカノゴイのポイント。でも、前回ほどに手厳しいことは
なかろうという読みは甘過ぎて、今回もどうにもならないごしゃごしゃの中……
のんびりと羽繕い(左)をしてくれたり、なにに反応したのかヒョイッとばかり首を伸ばし(右)
たりもしてくれましたが、なんせ簾越しでどうにもこうにも、な状態のまま。再びトホホ。
んで、さらに転戦しようとしたところで渋滞にハマり、この日の挑戦は終了したのでした(＾＾；
おまけということで…前日に某氏をご案内して播磨地方のヤゴ探しに惨敗してきたのですが、
当日は写真をほとんど撮りそびれたので２枚だけご報告。あちこちで見ることができた
アカガエル類の卵塊(左)といきなり登場したカスミサンショウウオ(右)。
寒いばかりの中でも季節は進んでいるんですねぇ…
というわけで、なんともしまらない一日でした。う〜〜ん、最近惨敗が続くなぁ。
これはまぁ、気合が入り切っていなかったこと＆無計画さに大いに起因しているわけで、
それはつまり前日のスキーで無駄な消耗をしたからなんでしょうね。
本来はここで超遠出を計画していたのですが…
（ちなみにこの計画延期は後ほど驚くべき悔しさとなって返ってきますがそれはさておき）
まぁ、本来は山登り等々結構派手にやっていたんですが、ここのところは車で移動しての挑戦、
それも鳥の季節は車に乗りっぱなしで、車窓から撮影することも多くなっていますから、
そこに起因する運動不足というのが大きく響いているので、こりゃ要反省ですね。
今年の近場は、昨年のような超大玉はないものの、ちょこまか面白い話があったりするのに、
空振ったり、半端だったり、行き損ねたりというものばかり増えていく一方です。
どこかで体力と、運気を復活させて、バシバシっとクリアしていかねばならぬですな((>_<)！