新春恒例〜鶴見川新春ウォーク〜 10.1/16

この日は、毎年の恒例行事、「鶴見川流域ネットワーキング」主催の、
"鶴見川新春ウォーク"に参加してまいりました。
懐かしのフィールドである鶴見川を、源流から河口まで歩くという恒例イベント。
例年は2日連続で上流編・下流編だったのですが、今年から2週分割で
行われることになり、今回は下流編参加ということなのです。
毎年、わざわざ来たんですかと笑われますが、やっぱコイツは参加しなきゃ
新しい年になった気がしませんからねぇ。
今年もまたぞろ寒波の襲来を受けつつ、こちらも恒例の
冬鳥調査をしながら、懐かしいフィールドの懐かしい姿を楽しみつつ、
のんびり歩いた一日でした。やっぱこのイベントは楽しいネェ☆

<1>鶴見川下流域

  
というわけで、夜行バスで横浜に着き、一路スタート地点に向かうと、
見事な富士山(左)が見えてました。う〜ん、今年もクッキリしてるということは寒いのか。
などと思ってると、今年もかなりの人数の参加者が集合(左)していてビックリ。

  
んで、恒例の流域体操で体をほぐした後で、いざ出発!
いつも通り、要所要所での説明(左)もありつつ、快調に川沿いを歩いていきます。
川の中をのぞき込むと、少し遠かったけどイカルチドリ(右)も何度も登場。

  
収穫後のブロッコリー畑でしょうか、不思議な光景(左)にも遭遇しました。
川面を眺めていると、何度かカワセミ(右)も愛想を振り撒いてくれたりします。

  
しばらく歩くと、なんか妙に大群のカモ(左)が川面を泳いでいきました。
おや、と思いながらじっくり見ると、ほとんどはオナガガモ(右)がメインですが…

  
ヒドリガモ(左)もけっこう混じっていて嬉しくなります。この辺りじゃ少数派なんですよ。
んで、このあたりから本体と分かれて恒例の冬鳥調査に入ると、
少し距離はありましたが、のんびりと飛ぶノスリ(右)なんかも見ることが出来ました。

  
さて、旧河川跡もなつかしい中流域(左)を歩いていくと、新横浜のスタジアム(右)が
見えてきます。懐かしい風景を眺めながらのんびり歩くのはやっぱり楽しいですね。

  
この日は、やたらめったらタヒバリ(左)が目立ったのが印象的でした。例年は少数派なのに。
あと、帰宅後驚いたのは、どこで撮ったのかまったく記憶になかった
オカヨシガモの群れ(右)。どうも記憶を手繰るに、現場では逆光でよくわからずに
カルガモじゃん?とか言っていたような気がします。いい加減だなぁ…タハハ。

  
その後、再び悠々と舞うノスリ(左)を見ていると、対岸に鶴見川流域センター(右)が
見えてきました。本来ならば中に入って懐かしい展示を見るところですが、今回は
冬鳥調査の方を優先することにしてスルーすることに。ま、また来年の楽しみってことで。

  
などと思いつつ歩いていると、頭上を悠々とハヤブサが飛んでくれました。
この場所でこれだけ長時間近くを飛んでくれたのは初めてなのでかなり感激♪

  
さらに歩いていくと、なぜかでっぷりしたアヒル(左)がいたり、
このあたりの河川敷ではなかなか見る機会のないタシギ(右)がいたりします。

  
下流の方まで歩いてくると、川の中に怪しい影。これが黒々と集まった大量のボラで
かなり驚いたりもしました。まだ小さな若魚な感じですが、数百の群れがず〜っと続いて
いたので、総数だと数万いそうな感じ。これまたすざまじい光景ですね。

  
葦原の中では、うろちょろと動き回るシジュウカラ(左)にも遭遇。
あたりでは、スズメ(右)もなんだか悠々と構えています。

  
やがて、昼食場所の大綱橋に到着すると、今年も地元市民団体による
洋風すいとんのサービス(左)がありました。冷えた体には本当に嬉しい限りですね☆
ここで体力を回復し、ズンガズンガと下っていくと、キンクロハジロ&ホシハジロの群れ(右)が
見えてきたりします。ああ、下流までやってきたんだなぁ。

  
悠々と泳いでいるカワウ(左)なんかを見ていると、後方から怪しい影。
む?と睨むと、それは鶴見川ではかなりレアモノのミサゴ(左)でビックリ仰天したのでした。
とっさのことでこんなのしか撮れなかったけど、これは大ヒットですぞ(>_<)!

  
その後も、のんびりと下っていきますが、今回もやはり鳥影は少なめで、
セグロカモメ(左)やら、ユリカモメ(右)やらがパラパラと出る程度。

  
ノラネコにでも襲われたのでしょうか、メジロの死骸(左)が落ちていたりもしました。
そして、なんか驚くほどに早く、夕暮れ時の光景(右)が広がっていきます。ありゃりゃ。

  
すっかり薄暗くなりつつある中、河口へと急いでいると、のんびりしているカルガモ(左)を発見。
今年もオオバン(右)は多く、あちこちでその姿を見ることが出来ました。

  
仰天させられたのは、すぐ近くにいたユリカモメ(左)。なんか動きがトロいなぁ、
などと思いつつ、なにげなく横からのぞいて仰天。なんかえらい大怪我(右)してんじゃん!

  
やはりなにか違和感があるのでしょう、しゃっくりのような動作を繰り返していましたが
真横から見る(左)と、これほとんど喉が半裂き状態です。オマエ、ダイジョブなんか?
Eさんと二人で唖然としながら見ていると、やがて彼はフワリと飛んで、
だいぶ離れた川面(右)に降りました。まだ今んとこ、一応元気みたいだけど…

  
その後、ゴール地点の河口に到着すると、こちらもここでは珍品のスズガモ(左)が
なぜか1羽だけご登場。冬鳥調査的には有終の美を飾ってくれた感じでした。
その後、今年も地元市民団体による美味なる鶴見川鍋のサービスにあずかり、
冷え切った体を温めつつ、図々しく何杯もお代わりし、
ぐんぐんと暗くなっていく河口干潟をのんびり眺めて、〆括りとなったのでした。

というわけで、今年もやっぱり楽しい一日でした。
今年はミサゴとか、鳥方面も結構な大ヒットがありましたしね♪
いやぁ、実際なにをやってるかって歩いてるだけですし、
よくよく考えたら、ここんとこ、イベントへの参加というよりはむしろ
冬鳥調査に行っているという気もしますが(笑)、
それでもやはり、懐かしい場所を歩くというのは、理屈抜きで楽しいもの。
毎年同じ場所を歩くことで感じる、不思議な安心感と、
そこで出会う懐かしい風景、そしていつの間にか変わっていく風景、
そういうのを追いかけるというのは不思議な面白さがあります。
お近くにお住まいの方は、是非一度ご参加くださいナ☆


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