岡山うろちょろ旅〜極寒に泣く〜 10.1/10

この日は、ふらふらと岡山まで足を伸ばしました。
狙いは、現在巷でウワサになっている某珍鳥。
話になると、コイツはなんだか出たり出なかったり不安定で、
あまり確証が持てないという話だったのですが、
まぁダメ元で!となにも考えずに突撃してみることに(笑
すると、メチャクチャあっけなく大本命に逢えただけでなく、他の場所に
うろうろするとオマケもきっちりGETできたり、
夕暮れ時には、えらく中途半端ながら、これも目的の鳥に会えて、
昨日に続いてなかなか成果の濃い一日となったのでした☆

<1>岡山各地

  
てなわけで、早朝からやってきたのは某埋立地。
遠くに佇んでいるツクシガモ(右)なんぞ見つつ歩くと、鳥屋を多数発見。
声をかけると、「ほらそこ」。予想外の至近距離にヤツは寝てました。
第珍品、コバシチドリ(右)です。やった〜♪

  
大寒波の中、ブルブル震えつつ、コバシチドリ君の起きるのを待っていると、
体が冷え切ってどうにもならなくなった頃、いきなり彼はヒョっと首を伸ばし(左)、
そのままようやくツイと立ち上がって(右)、歩き出してくれました。
いやしかし、体はまん丸ですなぁ。そして嘴は本当に小さい。コバシとは言いえて妙です。

  
その後も、近距離のままチョコマカ歩いてくれ、時々物憂げにたので、
デジスコな私でもお腹一杯に撮影することが出来たのでした。

  
いやはやしかし、珍品というのを割り引いても、こいつは爆裂にかわいらしい鳥です。
まん丸ボールに頭と脚と尾羽がついたような体系。つぶらな瞳。タマラン!

  
ふと気付くと、ダイゼン(左)がオレは無視かよ、と言いたげに立ち尽くしていました。
チョロチョロと動き回りすぎますが、ハマシギ(右)もなんども登場します。

  
はるか遠くでしたが、獲物を抱えたミサゴ(左)もご登場。
その後、飛交うハマシギ(右)なんぞもなかなかお見事な光景です。

  
小さな水たまりを見ると、チョロチョロと歩き回るトウネンを発見。
いろんな出会いに満足して、お次の場所へ移動したのでした。

  
お次にやってきたのは、1年ぶりのとある池。
群れで泳いでいるカイツブリ(左)なんぞ見ていると、ホシハジロの群れの中に
お久しぶりのアカハジロ(右)を発見。やぁやぁ、お元気そうで何よりで。

  
相も変わらずチョイとはなれた場所で、それもグングンと泳ぎやがるのは
昨年と同じでしたが、一応順光側で撮れたので結構楽しめました。

  
しばらく見ていると、頭掻き(左)で、嘴の付け根の白点もご披露いただきました。
さらに少々近づいたところでいきなり羽ばたき(右)も見せてくれましたが、ちょいと
アップにしすぎていて、頭が見事に切れちまったのがなんとも残念無念!

  
やがて彼は悠々と寝始めたので、しょうがないなと周辺をうろつくと、
イカルチドリ(左)がいたり、せっせと羽繕いをしているハシビロガモ(右)がいたりします。

  
おおっ、と思ったのは、なんども頭上でホバリングを繰り返してくれたミサゴ。
さすがにデジスコとはいかずドアップでは撮れませんでしたが、結構な迫力でした。

  
引き上げようと思って周辺を歩くと、まだ花の残っているムシトリナデシコ(左)に
続いて、なぜか白花のコバノタツナミ(右)も発見。こちらは栽培品の逸出なのかな?

  
さてさて、お次にやってきたのは、とある山麓。歩き始めるといきなり
目の前に真っ青なルリビタキが登場してくれて、初手から小躍りです♪

  
何を考えたのか、この大寒波の中、狂い咲きしつつあるコバノミツバツツジ(左)を発見。
なにをどう間違ったんだい? マンサク(左)は、既に盛りを過ぎた風情でした。

  
これまたお見事な感じのヒヨドリジョウゴの実(左)なんぞ見ていると、
すぐ目の前に堂々と佇むシロハラ(右)を発見。警戒心って知ってるか?

  
その後もしばらくうろつきますが、ルリビタキの若♂(左)やら、アオジ(右)やら
が見つかる程度で成果薄。それでは、ということでさらにドンと移動することに。

  
お次にやってきたのは、これまたとある干拓地。
アチコチで群れているタゲリ(左)やら、えらい至近距離をうろついているキジ(右)なんか
見つつウロウロしますが、なかなか期待しているような猛禽類は出現しません。

  
粘ると、はるかかなたにコチョウゲンボウ♀(左)を発見。遠いなぁ。
しかし、うろつくと、薄暗くなった頃、いきなりフワリとコミミズク(右)が飛んだんです!

  
おおっと思ってカメラを向けますが、これが結構広い範囲をフワフワと飛ぶ上に
既に相当薄暗いので撮影は四苦八苦。う〜ん、なんとか飛んでるのは分かるかなぁ。

  
一度だけ少し離れた場所に下りた(左)のですが、デジスコを準備してピント
あわせた瞬間に飛ばれてしまって…
その後も、車の後ろのほうをクルクルと飛んだり、悔しいのでバックしたら
今度は前のほうをクルクル飛んだり、どうにも裏目が続いてそのうちロスト。
再度探すべく頑張ると、上空でホバリングなかのチョウゲンボウ(右)に逢えましたが
コミミズクとの再会は叶わず、この日は〆となったのでした。

というわけで、前日に続いて結構楽しめた一日でした。
大目的の珍種についても、予想以上にスムーズに見つかりましたし、
初手から目の前で爆睡中という素敵な展開だったし(笑
そもそも、見つかるのが1日おきというウワサもあったのに、その前日に
定説を覆して出現し、どうなるかというドキドキがあったのに
あまりにもあっけなく成功だったし、いい距離で歩き回ってくれたし
オマケも一応きっちり予定調和で、昨日に続いて
年始のストレスを発散できるような展開になったのは本当に嬉しい限り♪
これが2010年の本来のリズムだ、と信じておきたいものですな(^-^)!


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