年始沖縄ド普通種旅B〜涙の幕引き〜 10.1/4

<3>沖縄本島中部 続き

  
さらにしつこくウロウロすると、小さな水路にセイタカシギの群を発見。
やはり沖縄あたりだとそこらにiゴイサギかなんかのごとく普通にいますねぇ。

  
アマサギの大きな群も見れました。これも本土だと真冬に見れるもんじゃないので
少々不思議な感じですが、まぁ日差しが初夏だから違和感はないやね。

  
アマサギの群の中にはコサギ(左)も少しだけ混じっていましたし、周辺には
シロガシラ(右)も多数飛び交っていたり、面白いもんだなぁと思いつつ、
そろそろ時間がなくなってきたので、一気に南部に転戦することにしたのでした

<4>沖縄本島南部

  
さ〜て、南部にやってきて、とりあえず調整池をのぞきこむと、
アオアシシギの大群(左)&セイタカシギの大群(右)がごそっといてビックリ仰天。

  
花はナス科系なんだけど、樹高5mくらいの巨大な樹(左)もありました。なにもの?
ふと足元を見ると、至近距離でコサギ(右)が無心に餌とり中。

  
さてさて、のんびりとセイタカシギ(左)を見ていくと、その中にエリマキシギ(右)を発見。
でも、それ以外には面白そうなシギチがいないんです。

  
見ていると、あちこちで派手な水しぶきをとばしながら、セイタカシギ(左)、
アオアシシギ(右)ともに水浴びをはじめる個体多数。
でも、それ以上の成果が全くないので、海岸沿いをうろつくことにしたのですが、
予想外にもわかりやすく面白そうなポイントがなかなか見つかんないんです。
どこの干潟でも、あちこち人が歩き回っていて、シギチははるか遠くだし…

  
メヒルギ(左)の生える泥地を歩いてみますが、ここでも結局成果というと
はるか遠くにホウロクシギ(右)が数羽歩いているのが見えただけ。

  
ため息をつきながら、メヒルギをみると、いい雰囲気の実(左)がたくさんついてました。
驚いたのは、この時期に大満開だったイボタクサギ(右)。いいんかなぁ。

  
歩き回ると、真横といいたくなるほどの至近距離にカワセミが登場。
嬉しくなってバシバシ撮りますが、いや、沖縄まで来てキミを撮る必要はナイのよネ(^^;

  
さらに場所を変えて歩いていると、アカアシシギ&アオアシシギ(左)を発見。
見ていると、アカアシシギ(右)は近づいてきて餌を撮り始めました。

  
よく考えたら真冬にこいつが見れるのは沖縄辺りならではなワケで、
一応沖縄っぽい成果ジャン!などと強がりつつ、バシバシと撮影しまくり。

  
周辺にはシロガシラ(左)がものすごい群れで飛びまくっていました。
しばらくするとホウロクシギ(右)も登場したものの、もう少々薄暗くて…

  
その後も粘ると、ちょいと遠くにダイセン(左)やら、チュウシャクシギ(右)やらと
いったあたりが見れましたが、それくらい。よく考えると、ここに来ておいて
クロツラヘラサギすら見ていないという事実に気付いて呆然としたりします。

  
でも、時間的にはすっかりタイムアップ&日も暮れて、泣き濡れて引き上げ始めると
すぐそばにシロガシラ(左)やら、イソヒヨドリ(右)やらがご登場。

  
ハマゴウの実(左)なんぞ見たりしつつ、ひきあげていくと
メッチャ怪しい物体(右)を発見!うぉ、これが噂のマダラロリカリアなのか!
痩せかしまくりという話でしたが、こんなところにも落ちてるものなのね、
というささやかな成果に浸りつつ、涙の敗走を開始したのでした。

というわけで、なんともしまらぬ最終日でした。
鳥方面は、シロガシラをのぞけば内地でも見れるジャンって種類ばかり。
南部に戻ってからの干潟巡りなんて、さまよってる時間のほうが長かったし、
ヤゴ方面も前日に比べると追加できたのは2〜3種ですから…
う〜〜ん、今回の新春初トライ、はっきりいって大敗北ですネ(^^;
鳥&ヤゴ狙いは今回が初めてなんですが、こうなると次回を企む勇気がなぁ…
さて、この日は最後に素適すぎる展開がありました。
空港に戻っていつもの土産屋で弟への土産なぞ探している時に、構内放送。
「○○便搭乗予定のお客様。現在神戸空港上空で非常に強い風が吹いている模様です。
○○便はとりあえず神戸空港に向けて出発しますが、着陸できない場合には
関西空港か、羽田空港に切り替えることとなりますのでご承知おきください」
…チョイ待て!関空はともかく、羽田に行かれたら明日初出勤できんぞ(>_<)!
ということで不安満点の中での帰路となってみたり(笑
結果的には無事に神戸空港まで戻ってこれたのですが、沖縄との余りもの
温度差に愕然とし、なおかつその直後に襲来した大寒波で
沖縄から持ち帰ったヤゴが全滅するという悲劇のおまけもついたのでした。
ドンマイ自分。えとえと、2010年もいい年になりますように。


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