普通種的鳥見〜のんびりな日〜 09.11/29
この日は、なんとなくのんびりな鳥見をした日でした。
今年の秋もアカネ方面に走りまくって鳥はほとんど攻めてなかったので
久しぶりに懐かしいフィールドをいくつか回ってみようという
ことで、いくつかふらふらと回ったような感じ。
特に大珍品を狙ったような動きではなかったし、
さらに予想以上にド普通種ばかりだったのですが、
久しぶりにのんびり鳥見でゆったり気分を味わった1日でした。
ま、こんな感じの一日もいいもんじゃ。
<1>阪神間各所 |
というわけで、最初にやってきたのはお久しぶりの埋め立て地。
さっそく歩くと、アオアシシギ(左)やら、ハマシギ (右)やらがみつかります。
歩き回ると、この日は何度もミサゴがご登場!
あんまり大きくはなかったけど、魚を食べているところも見れました。
ちょいといつもより奥の方まで、歩いて行くと、この埋め立て地は
思った以上に広大だということを発見してビックリ。
場所によっては、こんな感じのナルトサワギクの大群落もありました。
こんな場所なんだけど、フジフサウツギ(左)やら、タチバナモドキ(右)
なんてものも発見。植えたわけじゃないんでしょうけど、鳥が運んでくるの?
ちょっと驚いたのは、けっこうあちこちに湿地があって、場所によっては
こんな感じでホソバツルノゲイトウが群生していたんです。
まわりには草地が広がっているし、ここは秋に来たらスナ狙いできるんじゃん?
ということで、本気でしばらく探しまわっちゃいました(笑
うろちょろすると、あたりではシナガワギク(左)やら、アメリカイヌホオズキ(右)
といったあたりも発見。やはり埋立地だけあって帰化植物はスゴイですね。
でも、鳥の方は思ったよりも不調で、こんな感じで何度かハヤブサが
飛んだくらい。当然ながらスナアカネも見つからずでした(笑
そのかわり、ミサゴ(左)は何度も頭上を横切ってくれました。
あきらめて別の場所へ移動しようとすると、大満開のヒイラギ(右)を発見。
お次にやってきた河口では、のんびり歩いているダイサギ(左)やら、
ものすごい勢いで水浴びしているヒドリガモ(右)やらが目につきます。
ハマシギの群れ(左)も結構な群れがのんびり昼寝していました。
なぜか猛然と急ぎ足で突っ走っていくコサギ(右)にも遭遇。
のんびりとこちらを見つめているカワウの群れ(左)がいたり、なんか突然
目の前をちょろちょろ歩き始めたイソシギ(右)がいたり、のんびり
眺めていると、面白い出会いが結構続きます。
少し離れたあたりでは、打ち上げられた魚の死骸を頑張ってつついている
セグロカモメ(左)を発見。近くには幼鳥(右)もいましたが、これもただセグロかな?
さらに上流に移動すると、すぐ近くでジョウビタキ♀(左)ものんびり。
川面を見続けると、意外にもヨシガモ(右)がいたりもしましたが、ちょろちょろ
してほとんど撮影できませんでした。いじわるぅ。
うろうろしていると、よく頑張ったねといいたくなるようなボロッボロの
ベニシジミ(左)に続いて、今度はめちゃくちゃ新品ピカピカな
ベニシジミ(右)が登場したりします。この頃にはかなり気温も上がってきたし、
そういえば狙い損ねていた蝶があったよな、ということで
思い付きだけで急遽移動して少し離れた公園に。
しかし、これがまた見事なことに、ちょうど公園についたところで
いっきに雲が広がって、バサッと気温が低下。こりゃダメじゃん。
真っ赤な実をつけたモチノキ(左)を見ながら歩いて行くと、
ふいにオオタカ(右)がバサッと飛び出すという一幕もありました。
さて、ぐんぐんと薄暗くなっていく中で、うろちょろすると、
のんびりたたずむアオサギ(左)や、逆に全く落ち着かないセグロセキレイ(右)
やらに遭遇。でも、すぐに雨がぱらつき始めやがったんですよ〜(ToT)
すぐに帰るのは悔しいのでさらにうろつくと、木の梢にツグミ(左)を
何羽も発見。よく考えたら今年初撮影になるんですね。
その後、池の中でうろちょろしているバン(右)なんかを見ているうちに
あっさりと本降りになったので早々に退散したのでした(^^;
というわけで特筆すべき鳥がいたわけでもありませんが、
普通種ばかりでも、結構のんびり楽しめた一日でした。
どうも最近はシーズンになると各種いい噂をいただけることが
多いもので、あれこれと珍品狙いで走り回ってしまいますが
こんな感じでおなじみの顔にあいさつして回るのもまた
のんびり感があっていいものですね♪
今後も、こんな感じの挑戦は時々繰り返すことにしよっと☆
あと、今回の収穫の一つは、ものすごく飛来アカネの狙えそうな
草地がみつかったこと。来年は秋頃に、シギチとセットで
通い詰めなくてはいけない気がします。乞うご期待ってことで♪