南国特攻SWD〜沖縄島帰着編〜 09.9/22
この日は、SW特攻旅5日目。沖縄本島挑戦の1日目です。
なんでまた本島の方もスケジュールに入れたのかというと、ぶっちゃけ言えば
SWの最終日までいたら、戻ってくる飛行機が確保できなかったから。
でも、八重山で撮り損ねたようなアレコレやら、本島ならではの
生きものなんかも探すちょうどいいチャンスだと思ったのも事実。
というわけで、O氏にオススメのポイントもきっちり教えていただいて、
期待も大きく膨らませてやってきたんですが…
スイマセン、初手に謝っておくと、南国特攻旅は5日も6日も突っ走りっぱなしで
やってはいけませんな。この頃には、かなりはっきり体力切れに(^^;
それでも気合で走り回ると、あれこれ楽しい一日となったのでした。
<1>沖縄本島北部各地 |
というわけで、まずは早朝から前回も訪れた面白い池の周辺をうろつくと、
ちょいと距離がありましたが、チュウダイズアカアオバト(左)がいたり、
リュウキュウサンコウチョウ(右)が登場したりします。
んで、初手からビビッたのは、今年もめちゃくちゃ堂々とした
アカヒゲがいたこと。今回もデジスコではなく、テレコンすらついてません。
手を伸ばせばつかめそうな距離で堂々としてくれましたが、さすがに前回と同じ
個体とは思えませんよね。このあたりの一派の血筋なんでしょうか?
なんどかするどく鳴きながら羽をばたつかせ(左)たりもしてくれますが、薄暗かったので
こんな感じにしか撮れなかったのがチト残念。
近くでは、今回ものんびりしたオキナワキノボリトカゲ(右)に逢えました。
近くのアカメガシワの葉上には、ミドリナカボソタマムシも発見!
こりゃまた、えらいこときらびやかですなぁ。見ごたえがりますぞ。
あきれるほどにアチコチで飛びまくっていたのは、クロマダラソテツシジミ(左)。
沖縄本島では、見かけたシジミチョウの80%はこいつだった気がします。
うろうろすると、色鮮やかなリュウキュウルリモントンボ(右)もご登場。
スジヒトツバなのかな?おもしろいげなシダ植物(左)のおいしげる小さな沢をのぞくと、
いきなり目についたのは、立派なサイズのオキナワオオミズズマシ(右)。でけぇなぁ!
リュウキュウハグロトンボ(左)も何匹も飛交っていました。
近くには、ここでもノボタンの実(右)を発見。けっこうあちこちにあるのね。
さて、池のほうに行ってみると、これが今回は何があったのかトンボ影が少ない。
ベニトンボ(左)がやたらと目立つ他は、タイワンウチワヤンマなんかが飛ぶくらい。
去年と同じクチナシ(右)にはイワカワシジミの食跡はあれども御本尊は登場せず、
な〜〜んか初手から苦労しそうな予感がヒシヒシしてきます。
なぜか6本足のオオジョウロウグモ(左)も登場しました。芝生には今年も
やたらと多数のヒメシルビアシジミ(右)はいますが、その後も成果なく、しょうがないので
少し離れた林道の方まで転戦してみることに。
さっそくうろうろすると、ハネビロトンボ(左)がとまっていたり、
こちらも警戒心の少ないイソヒヨドリ(右)に逢えたりします。
こいつはユウレイセセリでいいのかなぁ?面白げなセセリ類(左)もいましたし、
ちょうど羽化直後らしきマダラコオロギ(右)にも遭遇。
小型ながらすごく面白げな模様の蛾(左)もいました。これもハマキガ系かな?
リュウキュウツユムシ(右)にも会えたり、ささやかな成果は続きます。
今回も、ハシカンボク(左)は道端にたくさん見れました。ちょうど花盛りかな?
花をアップ(右)でみると、ノボタン系ならではの面白い構造ですよね。
えらくツルツルした不思議な質感のナメクジ類(左)も登場しました。
さて、なんか面白そうな蝶でも、とおもいながら歩きますが、登場するのは
ひたすら、クロマダラソテツシジミ(右)ばかり。キミはもういいっつうの。
林床には、なんかおもしろげなラン類の葉(左)もみれました。正体やいかに?
ふいにウラナミシロチョウ(右)が登場してもくれましたが、近づけずに残念。
ふわりといきなり目の前い登場してくれたのは、モンキアゲハ。
これがえらいこと赤斑が目立つ個体で驚きました。最初はなんか大珍品かと
ホンキで思ったほど。こいつも本土とは亜種が違うんですっけね。
花はほとんど終わりかけていましたが、キキョウラン(左)もありましたし、湿った場所には
コヤブミョウガ(右)も登場。ささやかな成果は多いんだけどねぇ。
そんなこと言いつつ歩いていると、色鮮やかなリュウキュウルリモントンボが
何匹も登場。う〜ん、色合いとしてはマサキルリモンも好きだけど、
やっぱ客観的に言って、こちらのほうが美人なのは否定できませんな。
極小サイズながら、えらく面白い模様の蛾(左)にも逢えました。
道端には、これはリュウキュウアブラゼミになるのかな?面白げなセミの抜殻(右)も発見。