南国特攻SW@〜西表島到着編〜 09.9/18

<3>西表島各地

  
さらに周辺を丹念に見つつ進むと、クロボシセセリ(左)に続いて登場したのは、
ちょいとボロでしたが、ヤエヤマウラナミジャノメ(右)じゃないですか!

  
もちろん、蝶以外にも楽しみはたくさんあります。ということで、
ここでは邪魔者レベルにいくらでもいたマダラコオロギ(左)に続いて
これも特産のイリオモテモリバッタ(右)までご登場!

  
なんかあやしげなセミの抜殻(左)もありました。イワサキゼミかな?
おもしろげな花をぶら下げた樹(右)もありましたが、こちらは正体不明。

  
そして!さらに仰天の出会いが続きます。
フワフワと登場したのは、普通のリュウキュウアサギマダラよりは明らかに小さく淡色。
……うわ!迷蝶のヒメアサギマダラじゃないですかぁ!!
相当仰天&感動しましたが、かなり敏感で、遠目から数枚撮れただけ。
そのまま、フワフワとあざ笑うように、林の中へ消えていったのでした。

  
さて、狙いの沢まで到着し、作戦立てている間にも、
サキシマキノボリトカゲ(左)がちょろちょろと登場したり、
ご立派な体格のタイワンクツワムシ幼虫(右)が出てきたりします。

  
こちらもご立派なアマミナナフシ(左)も見つかりました。
みっしりと面白げな実をつけた樹(右)にも遭遇。誰か名前教えて…

  
花のふりしているオキナワアズチグモ(左)も発見。
かなり遠い場所を何匹も飛び交っている、オキナワビロードセセリ(右)も
みつけたものの、こちらは手近には全く登場してくれず、
これが一番近かった程度でした。残念!
さて、この後、沢に下りて狙いの某トンボを探しますが、これはいい環境だろう!と
思うのに、予想に反して全く姿を現さないんです。なんでじゃ??

  
しょうがないので、さらに周辺をウロウロするとヒカゲヘゴ(左)の
立ち並ぶ中で、O氏がモダマ(右)を見つけて教えてくれました。おおっ!と
思って、丹念に探すも、憧れの巨大な豆は見つからず。

  
その後も粘っていると、何度かあらぬ方向から怪しいヤンマが飛んできたり
するものの、結局それだけで手ごたえもないまま終了。
そのかわりといってはなんですが、楽しませていただいたのはこちらの
アオスジコシブトハナバチ。これ、集団で枝にぶらさがって寝るんですね。
すでに薄暗すぎて上手く撮れなかったけど、色鮮やかでステキでしょ?

  
近くのコンクリ壁には、クロイワオオケマイマイ(左)もいました。
リュウキュウアカショウビン(右)も飛んでくれたものの、この頃にはかなり
薄暗くて、こんなのが1枚撮れただけ。うむむ、これもまたの機会かな。
というわけで、この日の昼の部は終了。
頑張って飯屋を探してなんとか晩飯にありついたあと、
夜の部ということで、少し面白げな海岸をうろついてみることにします。

  
しばらく歩くと、浜辺に怪しい物体を発見。おや、ツノメガニじゃん!
なんといっても驚いたのは、こいつは完全休憩状態だと、目を畳んで(左)
いるんですね。これだとなにがなんだかわかりませんが、
ちょいとつつくと、目を立て(右)て、見慣れた格好になりました。

  
さらにウロウロすると、猛スピードで走るミナミスナガニ(左)にも遭遇。
浜の岩の上には、イソマツ(右)がいい感じに咲いていたりもします。

  
浜辺の林を覗いてみると、睡眠中のリュウキュウアサギマダラ(左)やら、
スジグロカバマダラ(右)やらも発見。案外出会いの濃い場所ですね。

  
ウスアヤカミキリでいいのかな?おもしろげなカミキリ類(左)もいましたし、
ヒルギカネタタキ(右)も見つかったりします。あやしげな直翅系の声はたくさんして
いたんだけど、あとは発見できず。アダンとかの藪も濃いから探しにくくて。
#左はサビアヤカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

  
さらに歩いていると、面白い雰囲気のカニ(左)をみつけました。なんか見たことあるような
雰囲気、と思っていたら、どうやらツノメガニの若い個体みたいですね。
この頃にはまだ目の上の角がないのか。面白いなぁ。
えらくご立派なサイズのムラサキオカヤドカリ(右)にも遭遇しました。

  
岩場では、また怪しげなカニ(左)を発見。えらい白っぽいなぁと思ったてたら、
O氏いわく、オオイワガニの脱皮直後じゃないかとのこと。
普通のオオイワガニ(右)を見ると、確かに体型とかからみて間違い
なさそうですが、色が違うだけで大分印象違うモンですねぇ。

  
さらにしつこくうろうろしていると、林の中に小さな光。
ドキドキしながら正体を探すと、それはオオシママドボタルの幼虫なのでした。
なんだか、三葉虫風味のスタイルでかわいらしいですよねぇ。

  
その後、林道沿いを少し歩くと、こちらは成虫で光る方の蛍を発見。
極小サイズのキイロスジボタル(左)です。数匹飛んでいてくれました。
道端では包接中のリュウキュウカジカガエル(右)も発見。
まだまだ探せば楽しい出会いもありそうでしたが、こんな場所だとハブ君も
出てきそうなのでこのくらいにして、この日は林道近くで
車中泊とシャレこんだのでした。

というわけで、もう大興奮の一日でした。
いやぁ、やっぱり、見るもの片っ端からお初というのは、あまりにも
アドレナリン的によろしくありません。垂れ流しっぱなし。
ヒメアサギマダラとか、一部を除けば八重山的普通種ばかりなわけですが、
それでもこんだけ大興奮しっぱなしなんですから、
やっぱりこちらに来てよかったなぁと心底思うとともに、明日こそは
あれこれ見損ねたヤカラも一気通貫に探してやるぞ、と
皮算用が走りまくってエライことに。
おかげで、暑いのと蚊の攻撃ともあいまって、この夜は寝不足になりました(笑
しかし、思い起こすに、これで本来の予定通りに小笠原の船が予約
できていたら、今頃東京の安宿かなんかで気圧配置図とニラメッコして
いたんですよね。その時点でかなりラッキーだったわけで、
この幸運さが明日以降の成果にどう響いてくるものやら、乞うご期待ですナ♪


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