SW前哨戦@〜荒天の薩摩にて〜 09.9/12

この日は、久しぶりの思い切った遠出でした。
理由は、愛車が2度目の車検から帰ってきたお祝い、ということで、
行き先は今度のSWで企画している南国突撃の前哨編にと、薩摩特攻(笑
片道800kmをブッ飛ばして、久しぶりの南国を堪能してきました。
ちなみに、今回の車検で驚いたコトがありまして、現時点の愛車の走行距離が
「約192,000km」でして、よく走ったなぁ、それでもってよく車検通す気になったなぁ
と褒められたのですが、車検記録を見ていた車屋が一言。
「2年前の車検、走行距離は90,000kmっすけど。」
…え、年間5万キロ走ってますか。休日で割ると1日400kmくらいだけど?
というわけで、記録更新も狙って(?)の突撃なのです。我ながら天晴れ(^-^)!

<1>鹿児島南部各所

  
というわけで、まずはやってきたのは、とある海岸。
気合が入りすぎて、雄大な朝日(左)を眺めるような時間から歩き始めると、
巨大な流木の上に鎮座しているトビ(右)がいたりします。

  
まだ早朝なので、メマツヨイグサ(左)も大満開。
あたりで目立ったのは赤緑混じった怪しい植物(右)でしたが、これ、よくよく
見てみると、オオフタバムグラなんですよね。紅葉なのか?

  
歩いていくと、アオゴミムシ類(左)も登場。図鑑を見るとアトワアオゴミムシかな?
なぜか砂浜の上で堂々とたたずんでいたニホンスナモグリ(右)に驚いたりしつつ、
それでは、と気合を入れて波打ち際を歩き始めたとたん…


うぉっ!いたっ!
予想以上にあっけなく、憧れのイカリモンハンミョウに出会えたのでした。
石川の産地では、あんだけ苦労しまくったのに、この差はなんなんだぁ〜!
などと叫びつつ、大喜びでバシバシととりあえず撮影☆

  
ドアップ撮影(左)して、かわいらしい模様に感涙していると、
いきなり交尾個体(右)が登場。でも、なんか様子がおかしいぞ?
と思っていると、下の♀がお尻を跳ね上げるようにして、上の♂がバタバタ暴れてます。
これ、もしかして交尾拒否なんですかねぇ?こんなのはじめて見たゾ。

  
その後もウロウロすると、イカリモンハンミョウはかなり数も多く、堪能できました。
もっとも、ものすごい敏感なので、ほとんどは見つけて数歩近づいた時点で飛び去って、
ドアップ撮影の距離にまで近づけるのは見つけた中のごくごく僅かでしたが。

  
歩き回ると、交尾個体も結構多数確認できました。
こちらは飛び去れない分、確実に撮影できるのが嬉しいところ♪

  
というわけで、単体よりも交尾個体(左)の方がたくさん撮影できたんじゃないかなぁ?
あと、きちんと撮れなかったのですが、かなり緑色の強い個体(右)も見れました。

  
大満足して引き上げようとすると、ものすごい大株のオオフタバムグラ(左)が
あちこちにあってビックリします。そんな中、ビロードテンツキ(右)
なんかもたくさんあったので、やはりここは非常に環境がいいみたいですね。

  
うろうろすると、次々とマダラバッタ(左)が飛び出してきましたが、
よくよく見ると、その中にヤマトマダラバッタ(右)もきっちり混じっていました。
前回の鹿児島旅ではこちらは見れなかったので、なんか嬉しくなったり☆

  
んで、ビックリしたのはこちら。砂浜を普通の顔して飛交っていた
ハラボソトンボです。それもそれなりの数が見れました。
まぁ、シオカラトンボみたいなもんだし、こんなとこにいてもいいのかもな。

  
かわいらしいスナガニ(左)もご登場。いやはや、初手から楽しかったなぁ、
と思いつつ引き上げようとしたら、最後に登場したのはピンク型のマダラバッタ(右)で
これまたビックリ。いつぞやの但馬の個体よりはピンクが薄かったけど…

  
それでは、と移動していくと道中でこれまたビックリな光景に。
道端の畑のサツマイモに、花が咲いているんですよ!
それもあちこちでごく当たり前の顔して。
こいつはかなりびっくりでした。さすが南国薩摩ですな♪

  
さて、お次はグンと場所を移動して大隈半島南部まで。
道端のフジウツギ(左)なんぞ見つつ、面白そうな沢を探していくと、
クモの巣にかかったイシガケチョウ(右)を発見。なんか茫然自失な表情ですが…

  
南国のお約束、ということで、みっちり芽を吹いたコモチシダ(左)も多数確認。
ポツポツとナチシダ(右)があったのは結構意外でした。そういえば南方系か。

  
白い斑入りのかわいらしいマツザカシダ(左)もありました。
近くには、こちらもかわいらしいナンバンギセル(右)も発見。

  
山道を歩き始めると、クロセセリ(左)が目の前で日光浴をはじめてくれました。
その後、沢沿いで休憩するカラスアゲハ(右)も見つけましたが、ちょい距離があって残念…


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