中国地方御案内@〜濃密過ぎる日〜 09.6/20

<3>広島県各所 続き

  
さてさて、今回のメンバーはディープな蛾屋さんぞろい。
というわけで、当然のごとく夜の部も予定されているわけです。というわけで、まず
宿にライトトラップをしかけてからの街頭巡り。するとさっそく
かわいらしいタテスジシャチホコ(左)やら、卵を抱えたカゲロウ類(右)やらに逢えました。

  
驚いたのは、なぜか公衆電話の中に迷い込んでいたスジボソヤマキチョウ(左)。
えらくご立派なオオゴマダラエダシャク(右)も鎮座ましましておりました。

  
さて、何箇所か自動販売機なんぞ巡るとそこでもささやかな出逢いが待ってます。
というわけでかわいらしい系シャチホコから、ハイイロシャチホコ(左)と
スジエグリシャチホコ?(右)なんぞご紹介。

  
なんだかえらく豪華絢爛な模様のマダラエグリバ(左)もいました。ど〜でもいいけど
夜の蛾めぐりをすると調べるのに時間がかかってアップが遅くなるんですよネ(笑
近くには、オオゴミムシ系でしょうか、いかつい顔のゴミムシ類(右)もいました。

  
橋のたもとの該当には、羽を立てて泊まるポーズの面白いサラサエダシャク(左)も
ご登場。この時期のお約束、タカサゴシロカミキリ(右)も姿を現します。

  
さらに場所を変えると、かわいらしいニッコウシャチホコ(左)やら、これまた
ステキなデザインのゴマフオオホソバ(右)やらといったあたりにも出会えました。

  
さらにウロウロすると、これまたご立派なキガシラオオナミシャク(左)やら
ウンモンスズメ(右)なんかも登場。玄人筋は極小型の蛾類で盛り上がってましたが
こちらはその世界にはまだ踏み込んでいないので、メジャー種で喜んでたり(笑

  
ぶら下がり系の不思議なポーズをしている、マメドクガ(左)も発見。
同じく懸垂系の蛾(右)もいましたが、こちらはお名前調査中。
#右もマメドクガだそうです。バリエーション豊富だなぁ。

  
さらに近くのコンビニに場所を移すと、ここでも面白い成果は多数で、
ゴマケンモン(左)やら、オスグロトモエ(右)といったあたりも登場しました。
コンビニの窓の周りでキャっきゃと歓声を上げる大人というのもスゴい図ですが(笑

  
水田地帯が近かったからでしょうか、なぜかコオイムシ(左)も1匹だけいました。
ヨコヅナカメムシ(右)も闊歩していたり、なんか面白い出逢いが多い日です。

  
折りしもいいイキオイの雨が降ってき始めたので、それではとロッジに戻ってみると…
そこは灯りにひかれた蛾がベタベタについているすばらしい状況に!
「お好きな人にはタマラない・嫌いな人にはユルセない」というヤツですな♪
というわけで、さっそくみんなでにぎやかに撮影開始。とりあえずはかわいい
キベリハネボソノメイガ(左)や、ツマトビキエダシャク(右)といったあたりから。

  
今回は小粒ながらかなりピリッといい雰囲気をかもしている蛾が多数でした。
その中でも出色だったのは、前半が桃色のモモイロツマキリコヤガ(左)や、
紅色の縁がものすごいお洒落なツマベニシマコヤガ(右)ってあたり。

  
地味形の色でも、よくみると面白い模様が施されていて美しいという種類も
たくさんいます。そんな中から、アミメケンモン(左)と、中途半端な
枯れ木模様?なモンキコヤガ(右)なんてあたりをご紹介。

  
なんどみてもかわいらしい、モモスズメ(左)も登場しました。
これまたシックで面白いデザインのウスイロオオエダシャク(右)も飛来。

  
アオシャク類もたくさん飛来しました。目立ったのはカギシロスジアオシャク(左)かな?
オスグロトモエ(右)もバタつきながら登場したり、楽しい状態が続きます。

  
ふと気付くと、えらく小さなカミキリ類(左)もいました。小さすぎて正体不祥…
#セミスジニセリンゴカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!
そして、驚いたことに、ヒロオビミドリシジミ(右)まで登場したんです。それも2匹。
周辺はナラガシワの多い場所なので、突然の豪雨に追い立てられたついでに
ここまで来ちゃったのかな?しかし、まさか蛾幕でゼフが見れるとは思いませんでした(笑

  
もちろん、珍客はそれだけではありません。
ということで、幕の上でむしゃむしゃと甲虫を食ってたヤブキリの幼虫(左)と、
なぜか出現したハネナシコロギス(右)。あ、よく考えたらどっちも翅ないのにね。

  
ふと幕の裏を見ると、そこはさらなる蛾の巣窟でした。というわけで、
かわいいベニシタヒトリ(左)と、ご立派なシロスジオオエダシャク(右)なんぞ。

  
小物も負けていません。ヒョウ柄がおしゃれなクロフキエダシャク(左)や、
ワンポイントの白紋がかわいらしいヨツモンマエジロアオシャク(右)なんかも登場。

  
あいかわらずシッポを不思議な角度に持ち上げたウストビモンエダシャク(左)も
いました。黄色に黒斑のかわいいヒメホシキコケガ(右)も発見。

  
さらに、なかなか見る機会のないアオイラガ(左)とか、地味な色合いなのに妙に
派手ったらしいアトグロアミメエダシャク(右)なんかも登場。
明日も超早朝からゼフ探しの予定なのにね、といいながら、ウハウハ笑いながらの
夜はふけていったのでした。結局1時過ぎまで蛾幕の前にいたかな(笑

というわけで、なんともものすごい濃密なる一日でした。
いやはや、本気でこんなの初めてですよ。力一杯成果山盛り過ぎ。
まぁ、ご一緒した方々が皆さん揃いも揃ってヒキの強い方々だというのが最大の
理由なんだと思いますが、なんといっても、案内している方が
ウハウハ笑いまくっている状況なんですからすごいもの。
なんといっても今回の場所で最大の課題に位置付けていたウラキンシジミと
ミヤマカラスシジミすら、あっさり何度も出現しちゃうんですから、スゴすぎ。
この調子では明日もまたウハウハじゃないかなぁ、この時点では
大豪雨だけど、この展開だときっと雨上がりのゼフ三昧が楽しめるんじゃないか。
そんな身勝手な期待を満身にみなぎらせながら床についたのでした。
ちなみに、前々から分かっていたんですが、夜の街灯めぐり+ゼフのセットは
計算上間違いなく睡眠不足になれるセットですね。あまり繰り返すと倒れそうだ(笑


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