いきなり信州〜ヒメギフに逢いに〜 09.4/18

この日は、なぜかいきなり信州に来ておりました。
すでに何度かめのビバ・\1000企画というわけです(笑
昨年のGWに特攻した白馬で、大量のヒメギフを見ながらほとんど撮影
出来ないという寂しい結果に終わったという悔しい記憶があるので
今年こそはきっちり撮ろうとかなり前から練っていた企画。
そうは言ってもいきなり行ってきっちり見れるのか、不安はありましたが、
えいやっと突撃したら予想以上にばっちり見れたり、
そのくせ前回同様に天気がよすぎてロクに撮れなかったり、
さらに意外な再会があったりと、やっぱりモリダクサンな一日でした♪

<1>木祖村周辺

  
というわけで、片道400kmを爆走しつつ、要所要所でSAに立ち寄っては
灯火に来ている蛾なんかを探してみるというステキな滑り出し。
しかし、道中はほっとんど成果かなく、シロスジトモエ(左)がかわいらしかったくらい。
悔しかったのは、なんとイボタガの翅(右)を路上で見つけたんですよ。
実は今年一番狙っていた蛾なんですが、最初の出会いがこれかよ…

  
んで、木祖村についてもまだ興奮さめやらず、あちこちの街灯巡り。
ほっとんど成果はなかったんですが、ただ1軒だけあったコンビニは違いました。
初手からかわいいカバキリガ(左)を発見。近くには面白い雰囲気の蛾(右)も発見。
シャチホコ系と思い込んでいましたが、ウスベニトガリバという種類だとご教示いただきました。
やっぱり蛾は奥が深いなぁ。なかなか勉強するのは大変そうです。

  
同じ場所にいたシロフフユエダシャク(左)と、ハスオビエダシャク(右)。
このあたりになるとワタシはお手上げなので当然教えてもらった名前です(笑

  
そして!
なんとそこにイボタガ(左)がいるじゃないですか!
素早く深夜の田舎のコンビニ前で絶叫しつつ小躍りする不審者約1名に変身(笑
しかし、不思議だったのはこのイボタガ、翅が地面に貼り付いてたんですよ。
このままじゃかわいそうだってんではがしたんですが、
地面にくっきり跡が残っている(右)のがわかりますか?何が起きてたんだろ?
そうこうして遊んでいるうちに時間はAM3時過ぎになり、大慌てで仮眠をとることに。

  
んで、目覚めると、一面の濃厚な霧。うそ、マジで?
晴れの天気予報のはずだったのに、と真っ青になりつつ、霧の中のダンコウバイ(右)
なんぞ撮影していると、しばらくしてス〜ッと霧が消え、きれいに晴れ上がったんです!
ちなみにその間、山道の側溝に脱輪をかまし、ジャッキ使って四苦八苦してたのはヒミツ(笑

  
んで、汗を拭きつつ、晴れ上がった山道をいくと、ミヤマキケマン(左)やら、
エイザンスミレ(右)やら、面白い花が道沿いに次々出現します。

  
昨年もであったアカヒダボタンにも無事再会。何度見ても色っぽい雰囲気に
ちょっとドキドキ。ウンウン、なんか幸先いい感じだぞ〜♪

  
んで、ここで昨日保護していたイボタガ(左)をリリースしつつバシバシ撮影♪
いやぁ、何度見ても色っぽく妖艶な模様ですこと。逢えてよかった〜!
せっかくだからとなかなか見ることのない裏面(右)も撮影したり、あれこれと
数十枚撮影して一安堵。お次の目的地へ急ぐことに。

  
んで、やってきたのはカタクリの群生地。すでにカタクリ自体はピークを
少し越したあたりなので時期的にはどうかな?とドキドキ。

  
周辺を歩くと、花盛りのウスバサイシン(左)がいくらでもありました。
花をアップ(右)でみると、やっぱり面白い格好ですねぇ。

  
ちょっと時間が早いようでヒメギフはまだ飛ばないので、周辺をウロウロ。
すると、面白そうなネコノメソウ類を発見。これは…ニッコウネコノメなのかな?

  
花はしぼんでましたが、ヒナスミレ(左)も発見。それと、なんか大柄でえらく気になる
スミレ類(右)もありました。花が開ききってませんが、エゾアオイスミレかな?

  
あちこちで、ニョキニョキとヤブレガサ(左)が伸びてきて面白い雰囲気でした。
イカリソウ(右)はまだまだ咲き初めという雰囲気。

  
小さな水たまりには、コセアカアメンボ(左)が悠々と泳いでいました。
そして、近くには超小型の直翅類幼虫(右)を発見。え〜と、ヒメギスとかかな。

  
さて、カタクリ群落に戻ってじっくり見ると、中にえらく色の濃い株(左)が混じってるのに
気付きます。ガングロ系でしょうか、って言葉が古いね。
そうこうしているうちに、ようやくヒメギフチョウが登場。そうとう遠かったけど、
初手からカタクリに止まったあたり(右)を撮れて大興奮♪
しかし、その後も次々と登場はするのですが、ひたすら飛びまくるだけ。ノンストップ。

  
しかし、そのうち、手近な場所でいきなりすっと地面に降りた個体がいたので
慌てて駆け寄ってみると……おっと、なんと交尾中じゃないですか!
というわけで、ヒメギフの初アップ撮影はいきなり交尾個体という贅沢なスタートに
大興奮して、頭がクラクラしたのでした。大ラッキ〜〜!

  
その後も、飛び交うヒメギフの中には、ものすごい猪突猛進な感じで
求愛中の個体(左)を何度も目撃。ちょうどそういうピークの時期かな?
そう思いながら、再度先ほどの交尾個体(右)を見にいくと、
なんか枝をよじ登って、ちょうど分かりやすい場所にとまってくれていました。
なんか話がわかるネェ、ありがたいネェ。

  
水辺を見ると、ものすごい大群落のネコノメソウ(左)を発見。
その中には植栽モノだと思いますが、ミズバショウ(右)もいい雰囲気に咲いていたのでした。


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