妖精舞う〜ギフチョウ観察会〜 09.4/11

<2>加古川市周辺 続き

  
さて、観察会終了後にうろうろしていると、メジロらしき古巣(左)が落ちているのを
教えてもらいました。いつ見てもすごいなと思いますが、よくこんな器用に編みますよね。
近くには、軽い羽化不全なのか、触角がヘンになってるトラフシジミ(右)も出現。

  
その後、さらに別の場所に移動すると、超大満開のキジムシロ(左)を発見。
なんだかえらく大柄なシハイスミレ(右)も咲いていました。

  
さて、うろうろすると、花をつけたヒメカンアオイ(左)をいくつも発見。
そして、そこで初手からフワフワとギフチョウ(右)が登場してくれたので大感激するも
この1カットを撮らしてくれただけで、あとはフワフワ飛び回るだけ。

  
ミヤマセセリ(左)もたくさん飛び交っていました。
早くもかなり大満開状態のヒメハギ(右)なんかも発見。

  
さて、ピークまで登ると、コバノトネリコ(左)が大満開。コバノミツバツツジ(右)に
いたっては、もうとっくにピークは過ぎましたよという雰囲気です。

  
そのあたりを見ていると、キアゲハ(左)やら、ヒオドシチョウ(右)やらがやたらめったら
テリはりまくってましたが、ギフチョウは出現せず。同所で撮影されていたT氏によれば
少し前まで飛んでいたということで、ちょっと来るのが遅すぎたみたいですね〜。

  
諦めて戻ると、なんかえらくオレンジ味の強いツチイナゴ(左)を発見。色変わり?
んで、麓まで戻ると、一瞬でしたが、ツツジに吸蜜するギフチョウ(右)を見れました。

  
ふと気付くと、そのあたりがイボタノキ(左)の大群落なので、思わず某蛾を
探してウロウロしますが、やはりそうは問屋が卸しませぬ。
しかし、予想外にも、トリガタハンショウヅル(右)を見つけました。もっと山の方に行かなきゃ
見れないもんだとばかり思い込んでいましたが、そうでもないんですね〜。

  
んで、粘ると何度かギフチョウは登場してくれましたが、ほっとんど止まらないんです。
ひたすらフワフワ飛んで、止まるのもヤブの中みたいな場所ばかり。
かなり粘りましたが、この2枚が撮れただけでした。難しいモンだ。

  
諦めてまた別の場所に移動すると、大満開のクマシデ(左)を発見。
これまた見事に花盛りのナツグミ(右)なんかもあって嬉しくなります。

  
いそいそと水辺を歩きますが、期待していたサナエ系は皆無。
ホソミオツネントンボ(左)がやたらいたほか、飛び交っている未熟個体は
ひたすら全てシオヤトンボ(右)なんです。むむ、なんでだ?

  
小さな水たまりに、カスミサンショウウオの卵(左)をみつけましたが、
よくよくみるとすでにこいつの中身は空っぽでした。
んで、近くにはたくさんの幼生(右)がうろうろしていました。

  
ミヤマセセリ(左)もあちこちを飛び交っていました。
そして、産卵中のホソミオツネントンボ(右)も発見。早いのね。

  
お次に来訪した場所では、小さな水たまりにニホンアカガエルの幼生(左)が
多数。その上で愛を語らっているコセアカアメンボ(右)も発見。

  
そして、なぜか闊歩しているヤブヤンマ幼虫(左)もいました。
これ、掘り出したとかしてません。なんでだか普通に歩いてたんですよね。
んで、池の周りをウロウロすると、ホソミイトトンボ(右)も発見。

  
アジアイトトンボ(左)も出てました。♂もいたけどこちらは撮影失敗。
さらに歩き回ると、オツネントンボ(右)もいたので、成虫越冬組は勢揃いですね。

  
池のほとりには、極小サイズのセンブリ類を発見。これはどうもネグロセンブリっぽいな。
そういえば、例のヤマトセンブリの池も朝に廻ったんですが、そちらでは
完全なNULLでした。やっぱり個体数は多くないモンなんでしょうか。
そんなこんなしているうちにゆっくり日が沈み始めたので本日の挑戦終了。
ちょっと笑ったのは、この池はいままで、15分くらい歩いて見に来ていたんですが、
別ルートできたら車降りて徒歩2分でした。知らないというのは恐ろしいモンだ(笑

  
んで、この日も移動しつつ、あちこちでSAなんかも巡りながら春蛾探索。
残念ながらほとんど成果なしだったのですが、この夜も1匹だけ
オオシモフリスズメを見つけて、とりあえずの成果に安堵したのでした。

というわけで、早春の雰囲気を存分に楽しめた一日でした。
ギフチョウも結構撮れたし、オマケも多数で大満足。
ちょっと天気がよすぎて、ギフチョウが撮りにくかったのが残念ですが、
一応ながら吸蜜も産卵も撮れたんだから充分です。
#ロクな写真じゃないのはウデの問題ですから(笑
そして、やっぱり今回も思ったのは加古川を含む東播磨の底力。
やっぱり本当にいい環境の残っている地域ですよね。
結局いつも同じような場所を廻ってしまうので、まだまだ未探求の場所も多いし、
腰を据えてあちこち歩き回れば、さらなるビックリに出会えること間違いなし。
これからも頑張ってバリバリ挑戦してくんで、どぞご期待を♪


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