| ＜２＞下田市周辺 |
一息ついてひいこら汗かきつつ元の道に戻ってみると、イイ雰囲気で立ち枯れた
のハマカンゾウの実(左)を発見。シャリンバイ(右)にも咲き残りがありました。
ハマコンギク？(左)も発見。一応葉の厚さとかからそう判断してもいいのかな？
ボタンボウフウ(右)は、まだまだたっぷり咲いている株がありました。
小さな磯だまりには、カクベンケイガニ(左)がぼんやりしていました。
そして、なんか見慣れない雰囲気の小型のホトトギス類(右)も発見。
検索図的には普通のホトトギスになるんだけど、なんか納得いかないなぁ…
ふと気付くと、鮮やかな赤色のフグ(左)が波間に浮いていて驚きました。
調べてみると、アカメフグという種類ですね。こんなにきれいなフグもいるんだ〜。
さらにウロウロすると、ヒトモトススキ(右)の生える小さな湿地もありました。
もちろんこのあたりでは、ハチジョウススキ(左)もかなり多数。
それと、前々から疑問になっているんですが、こういった海辺ではどこでも
ノアサガオ(右)がかなり見られますが、どこまで自生なんですかね？
ここでも、民家の周りにだけたくさん見られました。う〜ん謎じゃ。
さらにウロウロすると、小さな公園に到達。ハナイソギク(左)があったり、
花は咲いていなかったけど、ソナレマツムシソウ(右)が植えてあったりしました。
周辺をうろうろすると、ハマオモト(左)にもまだ花のある株がありました。
近くには、タカトウダイ(右)も咲き残っている株があったり、季節感はイイカゲンですね。
ハマコンギク(左)もあちこちに見つかりました。かわいらしい、ヒヨドリジョウゴの実(右)も
あったり、歩くほどにささやかな発見が続いて、汗だくも気にならなくなります。
ハマナタマメの実(左)があったり、何度見ても奇想天外で大好きな
ハマボッスの実(右)があったり。やっぱり自然豊かな海岸は面白いなぁ。
とはいえ、さすがに大荷物のまま3時間くらい歩くと、足腰はガタガタ。
ツルソバ(左)やら、かわいらしい樹形のイブキ(右)なんか見たあたりで
ようやくバス停に辿り着き、ふらふらしながら駅へ移動。
飯食って一息ついてから、さらに別の海岸へ足を伸ばしてみました。
道中には、実をビッシリつけたエビヅル(左)やら、満開のジュウガツザクラ(右)やらを発見。
見事に咲き誇ったコウヤボウキ(左)もありました。こりゃみごと。
ハマコンギクの大株(右)もありましたが、これはノコンギクとの中間型くらいかな？
結構驚いたのは、ジョウロウグモの巣にかかっていたオオキンカメムシ(左)。
どこからどうみても美味そうではないけど、食うんだ、これを。
タイアザミ？(右)も林の中でイイ雰囲気に咲いていました。
アキグミの可愛らしい実(左)も発見。いつみてもいい風情だよなぁ。
林の中では、タチツボスミレ(右)も数株狂い咲きしていました。
しかし、こちらの道は海辺といっても崖の上の林の中を歩くので、
あまり面白いものがないんです。ただただ道が長いだけ。う〜ん、疲れるぅ…
面白い雰囲気のシラヤマギク(左)も発見。えらく華奢だけど？
ようやく出た浜辺では、ハマボッス(右)も１花だけ咲き残っている株がありました。
やっぱりここでも大満開で見事なのはイソギク。
このあたりの海岸に来るとどこでもあるのでついつい軽視しがちですが
岩場に似合うこの色合いとスタイルは抜群ですよね。神様ってセンスいい！
テリハノイバラ(左）も１花だけ咲き残っていましたし、そこここにあった
ハマゴウの実(右)もなかなか見事でした。
さらにウロウロすると、なんどかタイワンリス(左)が出現しますが、暗すぎて撮影不能。
目の前にクロジ(右)が出ると言う一幕もありましたが、ムリヤリ
シャッターを切ったものの、こんな感じでした。トホホホ。
その後は、うろうろすれども面白い場所にも辿り着かないまま日没。
クタクタに疲れ果てつつなんとか最寄駅まで歩いて、関東方面に移動したのでした。
さて、関東に到着し、友人と合流するまでの間に時間があったので、公園の中の
エノキの小木をいくつか見てみると、あっけなくアカボシゴマダラの幼虫を発見！
中齢(左)から、ほぼ終齢(右)というあたりまで、何匹も見つかって
逆にビックリしたのでした。さすがは絶好調勢力拡大中ですな。
というわけで、濃密でしたが、疲れた一日でした。
伊豆半島の海浜植物はかなり面白かったですが、やはり次回来る時は
もうちょっと下調べして効率よく歩いて、ついでに山側まで攻めたいもの。
なんといっても、大荷物で歩くのは二度と御免ですね(笑
さて、この日は友人との待ち合わせまでの間に、思いついたので
学生時代に通いつめていた定食屋さんに立ち寄ってみました。
その定食屋は安くてボリュ〜ム満点！なので学生達の御用達な場所で
私もかなり足しげく通わせていただいた思い出の場所。
２年ぶりの来訪だったのですが、ビックリしたのはお店の人がこちらを
覚えていたこと。さすがに忘れられてるだろうと思っていたので
逆に驚いてしまいました。……そんなに特徴的な顔ですかネェ(＾＾；
んで、美味しくいただいて最後に挨拶をし、なにげなく
「そういえば今日はおばちゃんはお留守ですか？」
と声をかけたところ、帰ってきた答えはなんと…
「いえ､実は今年の夏前に亡くなりまして」
……予想もしない言葉に、しばし絶句。ものすごいショックでした。
いつも元気に店を切り盛りしていたおばちゃん、久しぶりに会いたいなぁと
思っての来訪だったのですが、知らない間に月日は流れてしまうものです。
ご冥福を心からお祈りいたします☆