播磨の水辺で〜なんとなく的散策〜 08.9/8

この日は、さほど目的もなく水辺をうろついた一日でした。
ちょっとした所用があったので遠出しにくかったというのもありますが、
なんとなくあれこれと見損ねているものも多いよなぁ、ということで
なじみのあるフィールドを数箇所巡ることに。
といっても、イマイチ気合が入りきらなかったからか、中途半端な
なんとなく風味の散策となってしまいました。
そのおかげなのか、密かに期待していたというあたりは全滅。
一部を除くと、いつも通りの面々に挨拶するような感じとなったのでした。

<1>青野ヶ原周辺

  
というわけで、この日もメッチャ早朝から散策開始。
でも、狙いのヤンマ類は全く姿を現しませんでした。ええ〜っ、これまた予想外だなぁ。
ウロウロすると、アオイトトンボ(左)多数。アケビの実(右)もたくさんありました。

  
あちこちに群生していたのは、ハイメドハギ(左)と、コガンピ(右)。
うん、いい感じの環境が残っているってことですよね。

  
カヤコオロギ(左)もやたらと他産している場所がありました。
そして、池に行くと予想外に水が少なくてビックリ。ここんとこ大雨のイメージが強いですが
全体的な降水量としては少ないんですかね。というわけで、陸生型になった
ヒルムシロ(右)なんか見れたりしました。

  
ちょっと薄暗い場所でしたが、これでもかというくらい大満開の花をつけた
サワトウガラシ(左)もありましたし、開花中のタチモ(右)なんかも発見。

  
結構アチコチで見れたのは、アオマツムシ(左)。やはり勢力は強いんですネェ。
池の中をのぞくとまだ開いていないカガブタ(右)を発見。これはこれでかわいいナァ♪

  
湿地をウロウロすると、ホシクサ(右)があちこちに群生しています。
よくみると、クロイヌノヒゲ?(左)もポツポツ混成。名前が合っているどうかは自信ナシ(笑

  
ニッポイヌノヒゲ?(左)もあちこちに大群落がありました。
そして、カガブタの葉上にマダラミズメイガ(右)も発見。もうスレてますねぇ。

  
水中をみていると、なぜか初手からヒメミズカマキリ幼虫(左)に遭遇。
そのあたりでも、アオイトトンボ(左)は多いものの、コバネアオイトは今回も空振り。

  
ウロウロする尾、いい色合いのコノシメトンボ(左)に遭遇。
未熟なショウジョウトンボ(右)にドキッ!とするなんて一幕もありましたが、
この場所では結局、狙いの面白そうなアカネ類はスッ空振り。

  
さらにうろうろすると、オオフタバムグラ(左)もあちこちに咲いてました。
そういえばお久しぶりのトリノフンダマシ(右)にも遭遇。

  
なんだかいい感じに満開になったヒメオトギリ(左)なんか見たりしつつ、
池に戻ってくるとカガブタ(右)がきれいに花開いていました。

  
結構驚いたの葉、こんな場所でも野生化していたエビスグサ(左)。
あと、産卵中のシオカラトンボ(右)なんかにも出会えました。

  
久しぶりにアップで撮れて嬉しかったのは、メスグロヒョウモン♀(左)。
さらに思いついてちょっと場所を移動すると、大満開のミソハギ(右)に遭遇。キレイ!

  
ここでふと思いついたので、ひさしぶりに池に網を入れてみると、
初手から、オオヤマトンボ(左)が捕れて大興奮。さらに粘ると、トラフトンボ(右)も捕れました。

  
その後もしばらくガサゴソしてみましたが、あとは捕れたのはショウジョウトンボ(左)や
コシアキトンボ(右)と、イトトンボ類で、期待していた水生半翅類は空振り。

  
ちょっとかわいいヒメガムシ(左)もたくさん捕れました。そして、ビックリしたのは、
いつの間にか網に入っていたネクイハムシ類(右)。図鑑をひっくり返すと、
ガガブタネクイハムシになるのかなぁと思いますが、イマイチ自信ナシです。

  
諦めて引き上げようとすると、穂が2段になったコガマ(左)を発見。
前回のヒメガマといい、やっぱりこんな奇形もあるんですネェ。おもしろいなぁ。
そして、歩いているといきなり目の前からキジがバサバサッと飛び出してビックリ仰天!
驚かしたお詫びにか、親切にも羽(右)を土産に残してくれました。

  
さらに面白い出逢いは続きます。久しぶりのクリシギゾウムシ。
ドアップで撮影していると、撮影途中に飛びあがって、面白いシーンも捕れました。
そうこうするうちにタイムアップ。大急ぎで所用方面へ向かうことに。
ちなみに、天気が悪いということでまぁいいか、と予定を組んだのですが、
この頃には久しぶりの真夏日になってちょい地団駄。
こりゃ、紀伊半島に残ったらルーミスとか狙えたかもナァ…


次へ⇒

topへ⇒