| ＜３＞釧路湿原周辺 続き |
この林道はエゾトンボ類等々多く、少年達の網がきらめきます。
私も頑張って網を振ってみたものの、慣れない行為での成果は、エゾトンボ♀(左)くらい。
ルリボシヤンマ(右)も取れたものの、イイジマ君はここでも姿を現しません。
道端には、カワミドリ(左)も綺麗に咲いている株を発見。
腹部の黄色が目立つ、かなり未熟なエゾトンボ♀(右)なんかも見れましたが、
かなり奥まで攻め込んでもそれ以上の成果はなかなか出ません。むむむ。
林を突っ切ってもとの場所に戻ることにすると、カラ類の混群に遭遇。
うれしい事に、その中にはハシブトガラ(左)やら、シロハラゴジュウカラ(右)もいました。
シマエナガもかなりいたものの、こちらは結局撮影は全て失敗。トホホ。
最後にやってきた場所では、ヤナギランが大満開♪
信州辺りでもそれなりに見れる花なんですが、やはり見る度についつい撮っちゃいますね☆
まだ未熟らしきオツネントンボ(左)がいたり、エゾイトトンボ(右)がいたり、
初手から面白い出逢いが続きます。興奮してたら、池の深みにはまって、最終日に
ズボンまでずぶ濡れになったりして。これから飛行機に乗るのにぃ。
この場所は実はアカメイトトンボもいるという噂でしたが、飛んでいるのは
クロイトトンボ（左）ばかり。時機が遅いのか、沖合いにしかいないのか。
地味ながら満開の花をつけているフサモ(右)なども見つかりました。
ここで面白かったのは、あちこちについていた羽化殻。いろんな状況から分析
する限り、マユタテアカネ(左)と、キトンボ(右)でおおよそ大丈夫みたいですね。
よく見ると、コンクリ壁にかなりの数の羽化殻が並んでいて大興奮。
イトトンボ類(左)やら、エゾトンボ類(右)の羽化殻もかなりありました。
笑ったのは、交尾中のような体勢になっていたマユタテアカネ羽化殻(左)。
喧嘩中のような雰囲気になってるエゾトンボ類羽化殻(右)もあったり、案外多芸ですね。
そう思っていると、羽化中の個体(左)も発見。ビビったのは、コンクリの狭い隙間で
羽化をはじめていた個体(右)。ああカワイそうに、と言っていたら、しばらくしたら
隙間から這い出して、表側で翅を伸ばし始めたのには驚きました。
ちょうどぶら下がり始めた状態の個体(左)も発見。正面(右)からみると独特ですね。
えっと、これらは全部キトンボかなぁ？と思いますが、じっくり見てはなかったので
自信ナシ。それにしてもなんだってこんな真昼間に？
それなら、と浅瀬に網を入れると、ヤゴがやたら多数採れました。
多かったのはキトンボ(左)で、それにマユタテアカネ(右)が少数。
これは羽化確認しているので間違いないのですが、結局持ち帰った個体は全て
羽化不全になりました。北海道とは温度が違いすぎるからですかね？
小さな小さなコオイムシ幼虫(左)も採れました。ちょっと気になったのは
えらく口の広いモノアラガイ類(右)。これはヒロクチモノアラガイでいいのかな？
小さなウチダザリガニ(左)も捕れました。かなり広がっているんですネェ。
近くでは、面白い模様のハエ類(右)も発見。伊達男だね。
さらにちょっと場所を変えると、ミズカマキリ幼虫(左)を発見。
密かにお初のカラスガイ(右)も見つけましたが、すでに誰かが踏んだ後でした。
面白かったのは、泥上を歩いていたキトンボのヤゴ(左)。今から羽化なのか？
そして、ここでも謎の貝の卵(右)を見つけたのでした。オカモノアラガイにしては量が
あまりに多すぎるけど、やつらは集団で産卵したりするのか？
そして、うれしい事に、ここで最後にＫ少年が捕獲したのは、コエゾトンボ♀。
〆括りを飾るに相応しい得物に感激し、Ｏ氏ともども影が薄くなるまでバシバシ撮影♪
これを最後の得物に、タイムアップ。一路空港へと急いだのでした。
というわけで、大満足の３日間でした。
ちょっとだけ、寒い日があったりとか、天候には恵まれなかったものの、
あれこれお初の連続で、本当に大興奮続きでしたね。
Ｏ氏、Ｙ少年、Ｋ少年、ありがとうございました！
あとで考えると、トンボでお初が７種、蝶でお初が４種かな。爆裂な成果だ。
なによりも、本土とはかなり趣の違った自然環境を堪能できたのも嬉しかったし、
本土ではなかなか撮影チャンスのない辺りがミッチリ撮れたのも大収穫☆
これは、ちょっとハマりそうです。沖縄もまだまだ行きたいけど、
北海道は本州と似た種類も多いだけに、なんか強く惹かれるものがあります。
というわけで、すでにＯ氏とともに来年の計画を練り練り中。
次はあれを狙おうとか、いっそあそこまで行ってしまおうとか、またどうも
超強行陣な旅になりそうな予感がします。
問題は、遠いんですヨネェ。そして、北海道はバカ広すぎる。
というわけで、鬼が笑いそうですが、またの結果もお楽しみに☆