怒涛のGW2008E〜ド真夏な一日〜08.5/4

この日は信州2日目。のんびりと信州を堪能する予定でした。
初手の戸隠では、高原ならではの鳥たちに感激しまくりましたが、
リベンジと突撃した白馬では、あまりにものキョーレツな真夏日に涙し、
かつ強烈な日差しでグロッキーになり、悔し紛れに戸隠まで戻ると
今度は渋滞にハマるというさらなる苦行のオマケつき。
「二兎を追うものは」という古来からのありがたい教訓を身をもって
思い知った一日でした。はい、スイマセン、相変わらず学習してませんね。
なんせ、信州というのに暑すぎたぞ。責任者出て来い(−−;

<1>戸隠高原

   
というわけで、早朝から戸隠の「これでもか」といわんばかりの風情の中を歩きます。
林床一面に広がる湿地と、埋め尽くすようなミズバショウ。嗚呼、素敵☆

   
あちこちでキレイな声を響かせていたのは、アオジ(左)。冬場のイメージとは大違いで
なんか見るたびについついカメラを向けると、尾羽を広げる(右)サービスも御披露♪

  
アカゲラが結構至近距離に出てくれるというラッキーもありましたが、
ちょうど私の場所からだと枝かぶりでハンパにしか撮れませんでした。無念!

  
サンショウクイ(右)も出現しましたが、ちょっと高い場所で残念!
あとで師匠が素敵な写真を多数撮っているのを見て、もうちょっと粘ればと大後悔しました。
ゴジュウカラ(右)もよく出ましたが、チョロチョロして撮れたのはこの1枚だけ…

  
あちこちにセツブンソウ(左)の群落があるのが意外でした。もちろん花は終わってましたが。
そして、なにげにお初のヒメザゼンソウ(右)もそこら中にありましたが、
さすがに花には早すぎるので、一応シツコく探してみましたが、1花も見つからずに残念。

  
ギョウジャニンニク(左)もたくさんありました。現地ではスズランの葉かな、なんて大嘘を
ついていたんですが、あとでいろいろ調べて誤りを発見。こんなに群生するんですね。
フッキソウ(右)もかなり広範囲にあり、ポツポツと花も咲いていました。

  
一面のミズバショウの中には、もちろんリュウキンカ(左)もたくさんあって、彩りを添えてます。
道端には、キクザキイチゲに混じり、アズマイチゲ(右)も結構咲いていました。

  
さらにうろうろしていると、高い枝でちょっと距離がありましたが、
コルリがきれいな声でさえずっていました。もうちょっと近くに来てほしかったな〜。
近くではクロジのさえずりも聞けましたが、こちらは姿が見れずに残念。

  
嬉しかったのは、お初にお目にかかるキバシリ。営巣しているというので、
巣の場所で粘りましたが、これがどうしようもなく素早いんです。
カメラでは追いようがないので、巣穴の位置にカメラを向けて待ってなんとか数枚GET。
しかし、ヒョコヒョコ登ってすぐに巣穴に入るので、連射しても写るのは2枚ほど。
凄腕の師匠たちは、キバシリの飛び出しを撮って遊んでましたが…わたしにゃムリだ(^^;

  
一度だけ、キバシリ(左)が近くの木を上り始めたので、追いかけましたが、唯一撮れた
このショットは、ちょうど特徴的なクチバシが枝の後になってるんですね。トホホ。
ぼやいていると、ヒガラ(右)が近くに来てなぐさめてくれたりもしました。
そうこうするうちにイイ時間になってきたので、とりあえず早朝の部は終了し、白馬に戻ることに。

<2>白馬周辺

  
9時過ぎに到着すると、昨日以上にキョ〜レツな日差し。しまった、こりゃマズった?
そう思いつつ歩くと、道端にミズナラ(右)の花やら、スミレサイシン(右)やらが見つかります。

  
さて、この日もウスバサイシン(左)の花咲くあたりで粘ってみることにしますが、
ここからはご想像のとおり。ヒメギフはこの日も大量に出現&全てノンストップ。
それも、あまりにも強烈過ぎる暑さの中、こりゃダメだ状態。
飛んでるところが撮れないか、と頑張りますが、コンデジではそもそもムリな上に
飛び方が無軌道なので、唯一画面に入ったのが左のどうしようもないショットのみ。
なんとなく右上に黄色い幻が入っているのが分かります(笑)?
その後もしばらく粘りましたが、昼過ぎには強烈な暑さのせいかヒメギフも一気に数を減らし、
どうしようもなくて泣く泣く退散。これじゃ、戸隠でそのまま粘った方が絶対に頭よかったよなぁ、
などと後悔の涙がボロボロと。貴重な時間をムダにしたなぁ(ToT)

  
そのままうろうろすると、スプレースミレ(左)の大群落がありました。どこの庭から逃げたんだか。
花が3つ揃って、サンリンソウ?と言いたくなるようなニリンソウ(右)も発見。

  
強烈な日差しに頭がボ〜ッとなりつつ、周辺を見渡すと、あまりにも見事な絶景♪
信州に来たんですね〜という見事な山景色で、かなり感動しちゃいました。
これが実際にはパノラマで広がってんだから、もう説明するまでもないでしょう。

  
さらに別の場所へ移動すると、ミヤマウグイスカグラ(左)なんか見つけましたが、ギフもヒメギフも
全然飛ばなくてもう笑うしかない状態。そのかわり、越冬開けのボロボロの
ヒオドシチョウ(右)がなぐさめるように遊んでくれました。うん、お気遣いありがとね。


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