この日は、房総で鳥観をして来ました。昨年の雨のリベンジですね。
しかし、あいにく天気予報の御宣託ではイマイチの空模様。むむむ、またしてもか〜。
ま、ダメなら車の中でゆっくりとフテ寝することにすりゃイイか。
それくらいの勢いでのんびりと行ってみたわけですが、結果的には主目的の
2種については、こちらが気が引けるほどの至近距離サービスをもらって
感激の踊りを空に奉納したりと、なかなかにして楽しい一日を過ごすことができました。
昨年とは主狙いの種類は違いますが、とりあえずはリベンジ成功かな?
後半は雨も混じって、成果はほとんどありませんでししたが、
ちょっとした偉業も達成した(笑)ので、その正体は本編をお楽しみ下さい♪
<1>房総北部各所 |
なぜか寝不足のくせに早朝から目覚めてしまったので、分厚い雲の下、まだ日も上らぬ
うちから散策開始。すぐさま小雨がぱらつき始めてなんともイヤな予感もしてきます。
しかし、大声で鳴きまくるオオヨシキリ(左)なんかを見ながら歩くと、
嘘みたいにあっさりと、狙いのコジュリン(右)が出現したじゃないですか!逆にビックリ!
気合が入ったので、小雨の中さらにうろうろすると、セッカ(左)、オオヨシキリ(右)とも
至近距離でさえずってくれる個体に出会えました。あまりにも暗すぎてブレブレですが、
そんなことまでは考えられず、ひたすらバシバシと撮りまくって大興奮♪
よくよくみると、この場所にもオオカワヂシャ(左)がたくさんあるのがちょっとした発見。
在来の希少種であるカワヂシャ(右)もポツポツと混じっていましたが、負け気味ですかね?
そんなこと考えつつウロウロすると、いきなりすぐ近くで賑やかな鳴き声。
なんと至近距離でさえずってくれたのはコジュリン(左)じゃないですか!
しばらくみてると、伸び(右)もしましたが、さすがにこちらはブレちゃいました。
しかし警戒心が強いと思っていたんですが、案外人なつっこいトコあるんですね〜。
にんまり笑いながらさらに散策を続けると、これまた意外な発見。
こちらもかなりの稀種であるコギシギシ(左)です。こんなトコにもあるんですね〜。
アップ(右)で見ると、実にトゲがたくさんあるのがわかりますかね。コレが特徴の1つです。
コレは面白そうだとさらにウロウロすると、なんかえらく丸っこい実をつけるタガラシ(左)を
発見。普通は細長い実なんでなにもの?と思いましたが、どうも単なる変異の範疇っぽい。
近くには実の細長いキツネノボタン類(右)があり、これがコキツネノボタンか!と大慌てでバシバシ
撮影しましたが、こちらもケキツネノボタンの範疇だったようです。なかなか難しいもので…
でも、こんなビックリもありました。あちこちにたくさんあったのは、これも稀種、
コイヌガラシなんです。うん、やっぱりいい感じの氾濫原が広がっているってことですね。
そんなこと思っていると、再びすぐ近くにコジュリンが登場。
そっと近づくと、これまたド至近距離で撮らせていただけたのでした。ありがたや。
しかしこのあたりは、ホオジロのごとくコジュリンがいてビックリ。いる場所にはいるんですね〜。
一面に面白そうなスゲ類(左)が咲いているのも気になりました。なんかいい雰囲気だし。
アップ(右)でみると、面白い花穂ですよね。種類は…現在調査中ですが、なにものだろう?
タチヤナギ?(左)もいい雰囲気に咲いていました。そして、この川ならではの発見は
水際に打ち上げられていた、ハクレンの死骸(右)。野生のものは始めて見るかも。
ついでにと周辺の水田地帯をうろうろしてみると、ちょっと距離がありましたが、
チュウシャクシギ(左)がいたり、キアシシギ(右)がいたり、面白い出逢いが続きます。
少し場所を変えて、さらに広大な葦原のある場所へ。
歩き始めると、先ほど以上に至近距離、もはや目の前という場所にコジュリンが登場!
逆にちょっとこちらが遠慮したくなるほどの堂々さでした。えらいこと寛容だねぇ。
しばらく見ていると、尾羽をびろんと広げて(左)御開帳してくれました。サービス満点じゃん。
さらにうろうろすると、少し若いのか眉斑の目立つ個体(右)も発見。
セッカも、いいんですか?というほどの至近距離に止まってくれ、あげくにそのままそこで
のんびりと羽づくろいを始める始末。うん、房総の鳥たちは心が広いんですね、きっと(^^;