怒涛のGW、第2日目は前回早すぎて花が少なかった愛知に再挑戦。
とはいえ、前回の挑戦から見ると時期的には1ヶ月も後になるわけで、遅すぎるんじゃないか、
いやはや、もしかしたら雪深そうな場所だし、逆にまだ早過ぎる花もあったりして、
そんな不安と期待をゴジャマゼにした気分を抱えつつの突撃でしたが、
全体に花は少なかったものの、憧れの花にもいくつか出会えてワリといい感じの
一日となりました。やっぱりとりあえず来てみるモンですね〜。
転戦先でも、あれこれと成果があって、結構いいカンジでした。
GWの遠征としては初日というわけで、ちょっと幸先よいスタートといってもイイんですか?
<1>面の木峠周辺 |
というわけで、1月ぶりの面の木峠。早朝に歩き始めると、さっそくフイリフモトスミレ(左)やら、
ミヤマエンレイソウ(右)やらといった面白い花に次々と出会えます。
オオルリ、コマドリ、ツツドリ、クロツグミ等々、賑やかな声もそこここで響いていましたが、
こちらはさっぱり撮影チャンスは訪れずになんとも残念。
小さな沢をのぞき込むと、大満開のコガネネコノメの群落(左)を発見!
いやぁ、こいつは見事です。花をアップ(右)で見ると、なんとも面白い風情ですね。
前回見た沢をのぞき込むと、キバナハナネコノメも無事発見。
しかし、株数は多いものの、花付きはそんなによくないようで、一面の黄色い絨毯を
期待していたのに、見れたのはパラパラといった按配なのがちょっと意外。
アップ(左)でみると、やっぱりかわいらしいですねぇ。花の盛りは過ぎた雰囲気だったので
次はもうちょっと早い時期に、花盛りなあたりを見に来たいものです。
同じ沢には、咲き始めのウワバミソウ(右)もけっこうありました。
大満開状態のヤマザクラ(左)があったり、こちらも超満開のミツバツツジ(右)があったりと、
面白い出逢いはいくらでも続きます。まだ春真っ盛りな雰囲気なのかな?
スルガテンナンショウ(左)も咲き始めの株をいくつか見れました。さらに歩くと、
ミヤマエンレイソウ(右)もかなりの規模の群落をいくつも発見。うん、見事♪
そのあたりの沢沿いでは、こちらも大満開のコガネネコノメ(左)に混じって、イワボタン?(右)も
ありました。う〜ん、右のは同じような種類が多くてイマイチよくわからない〜。
タチネコノメ(左)もポツポツと咲いていました。ネコノメ系は本当に種類豊富な場所ですね。
沢沿いには、こちらも考えたら久しぶり、ミヤマセントウソウ(右)にも会えました。
ショウジョウバカマ(左)にもまだ辛うじて咲き残っていた株があったのには逆にビックリ。
そのあたりでは、コツバメ(右)もたくさんいて、ビュンビュンと飛び交ってました。
ちょっと面白かったのは、ふと見たヒメノキシノブについていたトホシニセマルトビハムシ。
"月刊むし"で食草が見つかったという報告を見ていたものが、自分で見れるとは
思っていなかったので、ちょっとビックリでした。しかし、メチャクチャ食べ跡がついてますね。
かつては大珍品だったとのことですが、生態の分かった今ではそうでもないのかな?
さらにうろうろすると、ウスギヨウラク(左)を発見。近くには、マルバカエデ(右)の
なんともいい色合いの若葉も見ることができました。
ナナカマド(左)も、なんともいえない雰囲気の若葉を展開していました。
別の場所までいどうすると、そこにはバイケイソウの葉(右)がやたらめったら多数。
そして、そのあたりでは面白い花が次々と見つかりました。
まずは、タチキランソウ(左)。稀種ですが、このあたりだと結構あるのかな?
シコクスミレ(右)もかなりの群落を見ることができました。
そして、株数は少なかったのですが、憧れのトウカイスミレにも会えました。
ちょっと面白かったのは、この花を見ている時に一緒になった方々の会話。
「これはヒメミヤマ?」「いや、これがトウカイスミレだ」「へ〜、どこが違うの?」
「いがりさんがこのあたりのは違うって記載したんだよ」「へ〜、そうなんだ、じゃぁ違うのね」
…おっと、ちょっと待って、それで納得していいのか(^^;)?
さらにじっくりと歩くと、今度はなんとヤマウツボにも出会えました。2株のみで、
ちょっと盛期は過ぎた感じでしたが、こちらも予想外の出逢いで嬉しい限り♪
メギ(左)もありましたが、すでに花は終わっているようでした。さらにうろうろすると、
ワチガイソウ(右)も1株だけ咲いていたり、本当に面白い場所です。
驚いたのは、斜面を登りきったところで、電信柱の支え?(左)を手がかりにと
掴んだ時。中から物凄い鳴き声とともにヤマガラが飛び出したんです。
え?と思ってのぞきこむと、中にはカワイらしい卵(右)が5つ。脅かしちゃってごめんね〜!
でも、こんな場所にも巣を作るんですね。雨が降ったらずぶ濡れになりそうだけどなぁ。