想定外の荒天A〜短期決戦・三重特攻〜08.2/24

この日は、朝一からプチ遠出して噂の鳥を数点見て来ようという能天気な予定。
しかし、それが音を立てて崩れたのは、まだ真っ暗な時間に置き、カーテンを開いた瞬間。
寝ぼけ眼に飛び込んできたのは、猛烈な吹雪+一面の銀世界。チョイ待てコラ。
いや、確かに昨晩から降ってたのでちょい積もるかもという覚悟はありましたが、これが
ハンパじゃなく積もってるし、まだ積もり続けてます。さすがにマズい。
ある程度、幹線道路の通行量が増えてからでないと危なすぎるということで
早朝出発を見合わせて二度寝しすぎたり、ちょうど遊びに来てたイトコを送って
いったりして、スタートが昼前になりましたが、なおかつそんなトキに限って面白い情報が
来ちゃったモンで、思い切って三重まで足を伸ばしたら、これまたちょ〜どいいタイミングで
爆裂な事故渋滞に巻き込まれてしまったりして、結果的には短期決戦。
ひたすら寒い+強風もオマケされて、ちょいハンパな一日となったのでした。

<1>三重県北部


というわけで、出発前の我が家周辺の風景がこちら。いや、ここは網走か ヾ(−−;
なんとか脱出して、一路ひた走ってみたものの、途中でものすごい事故渋滞。
後で見ると、道路わきの雪だまりに車がツッコんでました。あなオソロシや。

  
んでもって、三重県まで足を伸ばして、目的の池についたのはなんと2時過ぎ。
さっそく池を見ると、いました。噂のマガン&カリガネです。
でも、昼寝の時間だったらしく全員爆睡中(左)。しばらく粘ると、カラスが頭上を飛んだとき、
数羽が起きだして鳴き始め(右)ました。でもそれもほんの数秒だけ…

  
しかたないので周辺を歩き回ると、ここでもウメ(左)が咲き始めていました。
小さな湿地には、シロネ類の枯れ穂(右)も発見。案外面白い場所なのかも。

  
けっこう感動したのは、池にいたド大量のホシハジロ。数百羽いましたが、
キンクロハジロは数羽だけで、ほとんど純群状態。なんとも圧巻の雰囲気でした。

  
すっかり干物になりつつあるサネカズラの実(左)をみつけたり、ちょっといい雰囲気の
ハラビロカマキリの卵のう(右)があったりもしますが、他には面白い成果は皆無。。

  
遠くを泳いでいくカルガモ(左)なんか見ていると、カリガネ&マガン(右)が各1〜2羽起きて、
ちょっと歩いたり草食べたりしてくれました。ちなみに左がカリガネ、右がマガン。
しかし、遠いし、強烈な風のせいでデジスコが揺れてブレブレ写真のオンパレード(ToT)
必死に頑張ってみるものの、ものの数分で再度寝られてしまって、もうこりゃダメだ!

  
諦めて移動してきたのは、比較的近場の海辺。
アナアオサなど打ちあがる砂浜(左)を歩くと、こんな場所にも残雪(右)。
このあたりの海辺に雪が積もるなんて珍しいのでは?しかし、雪の上に砂が飛んでいて、
ふかし餅のキナ粉がけを想像してしまったのは私だけ、かな〜。

  
海辺で佇んでいるハシボソガラス(左)なんぞ見つつ、とりあえず面白そうな
カモメはいないかと歩いてみますが、見つかるのはセグロカモメ(右)ばかり。
ってか、風が強烈過ぎて、海も荒れ荒れ。爆裂に寒いし、こりゃ条件が悪すぎます。

  
せっかく来たのに悔しいのでうろうろすると、ミユビシギ(左)が何羽もいたり、
シロチドリ(右)がスタスタと歩き回っていたりしました。。

  
見ているほどに、シロチドリ君はのんびり水浴び(左)して、「いい湯だな」状態。
ほほ〜と思ってると、今度は羽繕い(右)も始めました。いや、寒くないか〜。

  
さて、ようやく遠くにセグロカモメ類の群れ(左)を発見、ゆっくりと接近を試みます。
途中で会場に頭の異様に白いセグロカモメ類(右)を発見。これってモンゴル?とか
思いましたが、波が荒いのでこれが唯一撮れたショット。これじゃわからんなぁ。

  
なんとか近づくと、大あくびするセグロカモメ(右)発見。まぁ、夕暮れ時だしね。
ちょっと面白そうな雰囲気の幼鳥(右)も見つけましたが、なんとここで
バッテリー切れ。予備のバッテリーもなぜか動作してくれず、半端な気持ちのまま
車まで戻ることに。ってか、あまりに寒すぎて限界来てたのもあるんですけどね。

  
浜辺には、コウボウムギの枯れ穂(左)がたくさんありましたが、よく見たらこの写真
水平狂ってますね。タハハ。全く人怖じをしないヒバリ(右)もいました。
これはデジスコが動かなかったので、Powershotで撮ってます。つまりかなり至近距離。

  
もう1箇所まわろうとも思っていたんですが、波が荒いんでは海方面の成果はあまり
期待できないということで、もう一度先ほどの場所に戻ってみることに。
すると、マガン(左)、カリガネ(右)とも起きてるじゃないですか!やった!

  
見てるうちに、カリガネ(左)の中に伸びをしたりする個体が増えてきました。
そろそろ飛び立つよ、と言われたので、デジスコのISO値を上げておこうと設定をイジり
はじめたその瞬間!一斉に彼らが水面を走り、大空へ舞い立ちました。
大慌てでPowerShotで1枚(右)とりましたが、露出オーバーのピンボケ。
絶好のチャンスに、見事すぎる大失敗でもう泣くしかありません。
悔しいので、どこかの田んぼにでも下りてるだろうという予想のもと、周辺の水田地帯を
ひたすらうろつきましたが、さすがにそう簡単に見つかるはずもなく日没となりました(ToT)

というわけで、短期決戦は半端な結末となりました。
とりあえずド本命だけにでも逢えて、よかったよかった、かな?
まぁ、時間も短かったし、天候も相当イマイチでしたから、こんなもんでしょう。
本当は周辺でいくつか面白そうな情報も聞いていたので、あちこち回ってみたり
したかったんですが、またの機会ということにしたいと思います。
濃尾平野の魚採りにも再挑戦しなきゃいけませんから、それとセットかな?
しかし、ワタクシの記憶が確かであれば、週末=雪という構図はここのところ
5週間連続のお約束事。それも高確率で大雪ですから、タチが悪い(−−;)。
地球温暖化の叫ばれるこの頃、確かに平均温度等で考えれば今冬もむしろ暖冬側
なんでしょうけど、季節の流れにどんな影響が出るのか、ちょっとドキドキですね。


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